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2024スペイン、アルジェリアの旅

西サハラ難民キャンプ訪問とスペイン全自治州訪問完了の旅

2024年05月08日(Wed)

18日目 エステーリャ-イラチェ-エステーリャ-ナヘラ-サンミランデラコゴラ-サントドミンゴデラカルサダ

 日の出前の6時半頃から出発する巡礼者もいたが、多くの人は7時頃から起きだす。我々は7時半頃に起き、8時過ぎに出発。車をスタートさせたのは8時20分だ。
 約10分でイラチェ修道院に到着する。ここでの目的は修道院訪問ではなく、その前にあるイラチェワイナリーが提供してくれているワインの泉。蛇口をひねるとワインが出てくる人気の場所だ。
24/05/08 15:40:22
 巡礼者が次々とやって来てボトルにワインを汲んでゆく。
24/05/08 15:42:04
 駐車場前にはテーブルセットもあり、ここで朝食にする。無料ワインなので安ワインだろうと思っていたが、安っぽさは全くない美味しいワインで、運転があるというのについつい飲んでしまう。
24/05/08 16:01:24
 並ぶこともあり、暗黙の了解で皆さんペットボトル程度のサイズ1本満たすとそれ以上は汲まない感じだったが、美味しかったこともあり、ゆっくり朝食をとった後、もう一度並びに行ってしまった。
 同じワイナリーのワイン博物館もあり、酔い覚ましを兼ねて、ゆっくりと見学する。
24/05/08 16:14:40
 ワイン作りの道具類だけでなく、地下続くワイン貯蔵庫まで見学できる広い博物館だった。
24/05/08 16:27:08
 妻がホステルに忘れ物をしていることに気がついたので、いったん戻り、10時に再出発となった。この辺りはワイナリーが数多くあり、道沿いにワイン畑が広がっている。
 ナバラ州からラリオハ州に入る。州都のログローニョは素通りし、ナヘラで高速を降りて給油する。この辺りもまだまだブドウ畑が続いている。
24/05/08 17:51:22
 なだらかな登りが続いて、平地がなくなる辺りがサンミランデラコゴラだ。「サン・ミジャンのユソ修道院とスソ修道院」として世界遺産登録されたユソ修道院の前で車を停める。
 11世紀に建てられたユソ修道院だが、現在残っている建物16世紀から18世紀に建てられたもの。威圧感のある巨大な修道院だ。正面が教会入口。右側はホテルになっており、その奥には修道士の生活の場がある。
24/05/08 18:35:24
 庭を通って裏から出て、塀の外からの方が修道院の全景がよく見える。
24/05/08 18:45:26
 スソ修道院には自家用車では行けず、ユソ修道院前から出る専用バスに乗らねばならないという。12時になり、昼休みなのか次のバスまでかなり時間がある。行くのは止めて出発する。
 30分ほど走ってサントドミンゴデラカルサダに到着する。ここもフランス人の道にある町なので巡礼者が多い。
 宿にアーリーチェックインできたので、一休みしてから観光に出る。まずは巡礼路であるマヨール通りを歩く。見どころもレストランもこの通り沿いに集まっている。
24/05/08 20:44:50
 一番の見どころはサントドミンゴデラカルサダ大聖堂。その対面には高さ70メートルの時計塔がそびえている。
24/05/08 20:47:54
 一本北の道にあるスペイン広場に面して市役所などがある。
24/05/08 21:04:42
 巡礼路沿いのレストランはやはり外部からの人目当てで若干高い気がした。巡礼路から外れたスペイン広場に面したレストランは地元民で賑わっており、そこで昼食をとることにする。
 もう今日は運転しないので心置きなく飲み物はワイン。唐辛子の酢漬けが付け合わせで付いてきた。
24/05/08 21:20:08
 プリメロはまずカパロネスピントス。豆のベースに、血のソーセージ、チョリソー、塩漬け豚肉、豚骨などが入った濃厚なシチューだ。
24/05/08 21:24:22
 もう一つのプリメロは、レブエルトデバカラオ。干しダラと卵の炒め物だ。
24/05/08 21:23:30
 セグンドの一つ目はソロミヨデセルド。ポークステーキの岩塩乗せ、付け合わせは赤ピーマンとフライドポテト。
24/05/08 21:44:24
 もう一つのセグンドはココチャスデバカラオ。干しダラを戻したとは思えないほどジューシーなタラにジューシーなソースがかかっている。
24/05/08 21:46:46
 4皿とも良いワインのつまみとなり、ワインが1本空いてしまった。もう良いかなと思っていたが、近くのテーブルの人が半分残っているワインをくれた。ラマンチャのレストランで一度あったので、これがスペイン文化だろうと思って心置きなくいただく。スペインではレストランのセットメニューにはたいてい飲み物が付いてくるが、一人でもワインがグラスでなく一本来る店がある。一人で一本空ける人は少なく、ワインを残したまま席を立つ人をこれまでに何度か見ている。そのワインを回してくれているだけなので問題なしだ。とはいえ、朝からワイン飲んでいたし、もう運転はないと気が抜けていたこともあり、酔いはかなり回った。
 デザートは、イチゴのムース。
24/05/08 22:19:04
 もう一品はトリハス。フレンチトーストに生クリームとチョコレートのソース。
24/05/08 22:19:56
 いつの間にか昼食時間は終わり、閉店時間の16時に。2時間もレストランで楽しんでいた。
 ほろ酔いで宿に戻り、寝てしまう。夜に目覚めたが、お腹は空いていないので、部屋で紅茶を飲んでビスケットを食べただけ。
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