朝食は予定通りにベイクドビーンズ。ウィキペディアには、「ベイクドビーンズとは、インゲンマメを甘辛いソースで調理した料理である。」とある。甘辛? 辛味などなく、激甘なのだが…。もっとも同一会社の同等完成品でイギリス向け製品の2倍の糖分がアメリカ向け製品が入っているということで、アメリカでは甘いということなのだろう。アメリカでも南部と東海岸では、若干辛いそう。だが、この有名なボストンベイクドビーンズ本当に激甘なのだ。今日は開けないが、もう一種類メイン州スタイルであるメイプルベイクドビーンズも買ってある。糖蜜のソースで煮込むのがボストンで、メイプルシロップのソースで煮込むのがメイプルだそう。メイプルも激甘確定かな。私はぜんざいの甘さが苦手で、昔からぜんざいを食べないが、まあぜんざいのようなものと思えば普通は大丈夫かも。妻はジャムみたいで美味しいといいながら食べていた。
8時半に宿を出発し、市内の見どころへ向かう。
1960年代に暗殺された元大統領ジョンFケネディで知られるケネディー家の別荘がハイアニスにあり、ジョンFケネディもたびたびこの町で過ごしている。別荘は公開されているわけではないので、道路から写真を撮っただけ。
すぐ近くにある2棟もケネディ家の別荘だった場所。こちらは警備の人が多かったので、今もVIPとなる人が住んでいるのかも。
給油をし、ハイアニスから出発したのは9時20分。
今回の7州目となるロードアイランド州の州都プロビデンスに着いたのは10時45分。スーパーで買い出しした後、郊外のクランストンにある軽食屋さんへ。
コーヒーミルクはロードアイランド州の公式飲み物に選ばれている州の名物だ。なんとこの店では専用のサーバーまであった。コーヒー牛乳を濃厚にして甘味を足した感じの飲み物だ。
ニューヨークシステムウイナーとも呼ばれるホットウイナーもロードアイランドの郷土料理として知られる名物だ。
もう一つグラインダーを注文する。グラインダーもサブマリンサンドイッチの別名で、ニューイングランドで呼ばれる名称だ。具の選択で、ステーキ&チーズを頼んだところ、ステーキ肉は鉄板で小さく刻みながら焼いていた。
こちらが完成したグラインダー。具はシンプルだが、肉の量が多い。
ロードアイランド州はアメリカで一番小さな州だけあって、今日も移動距離が短い。その割に早く出たので、時間があまり、ティオグ湖で休憩。ニューイングランドはこういう水辺の公園が多く、一休みはしやすい。
ロードアイランド州発祥でレモネードで有名なチェーン店デルズに立ち寄る。チェーン店でいかにもキャッシュレスが進んで良そうなのに、ここは現金しか受け付けていない。今回の旅で初めて現金を使うことに。
レモネードで有名ということしか知らず注文したら、ドリンクではなくレモネードシャーベット!
ウエストグリーンウィッチの宿に着いたのは、15時25分。一旦チェックインした後、時間があるので近くのスーパーへ。お酒が欲しかったが、アルコールはなかった。でもローカルの食べ物が豊富で妻は喜んで色々見ていた。本日の走行は112マイル、180キロ。
夕食は昼のスーパーで買った七面鳥燻製。先日七面鳥の燻製ハムが美味かったので今度はハムではなく塊だ。これが結構うまい。600グラムも買ったのにペロリと食べてしまった。パンはポテトブレッドと呼ばれるジャガイモ入り。持っちりしていて小麦粉だけの食パンよりも美味しい。梨はニューパンプシャーの宿で収穫した最後。ミカンは一昨日の朝食で食べきれなかったもの。