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2015-16 フィリピン縦断
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ミンダナオ島南岸からルソン島北岸へ、陸&海の旅
Day8 タグビララン-ロボック-カーメン-タグビララン
宿からバスターミナルまで2キロほどだったので、のんびり歩いていくことにした。途中で食堂に入り朝食をとる。入口は今までの安食堂と同じようなものだったが、食事の種類が今までの店と比べて段違いに多く、店内もすごく広い。今までの店では見なかった貝やヤギがあったので注文したら非常にうまかった。もっとも料金も今までの店の倍くらい。あまり見ない食材は高級なので安食堂にはおいていないということのようだ。
店の外には赤い実をつけたヤシの木があった。マニラヤシと呼ばれるフィリピン及びボルネオ島が原産のヤシの木だ。クリスマス時期に実が赤くなることからクリスマスヤシとも呼ばれている。
バスターミナルは昨日に比べると閑散としていた。クリスマスイブで運行本数がだいぶ少なくなっているのだ。
カーメン行のバスに乗車する。目指すはロボックにあるターシャ保護区である。ロアイまでは昨日来た道である。昨日は気が付かなかったが、途中の各町には立派な教会があった。ロアイはロボック川が海にそそぐところで、川下り観光船の下船場所である。早朝のためか、橋から観光船がたくさん見えた。
ここから道はロボック川に沿って内陸部に入ってゆく。途中、立ち漕ぎボードで川を上るツーリストが見えた。
ツアーだと吊り橋にも立ち寄るそう。バスからも吊り橋が見えたが、これがツアーで行く場所かどうかは分からない。
ガイドブックの地図ではターシャ保護区がロボックの町の手前に書いてあり、ロボックの町を過ぎた時は下車し損ねたと思った。しかし、実際にはガイドブックが間違えており、ターシャ保護区はロボックの町よりもずっと奥にあった。世界一小さな猿としてとして知られるターシャは、日本ではメガネザルと呼ばれ、体重が120g程度にしかならない夜行性の猿だ。寝ぼけているためか動きが非常にスローでユーモラスである。
ターシャ見学のあと、ヤシジュースを飲む。うまい。飲み干した後は割ってもらって、白い胚乳部分も食べる。
再びバスに乗って今度はチョコレートヒルズへ。火山群だとばかり思っていたのだが、海底でできた地形が隆起しているのだそう。
昨日まではほとんど外国人観光客の姿を見ていなかったが、今日訪れた2ヶ所は非常に多かった。日本人の姿もちらほら。
バスでタグビラランに戻り、市場で昼食をとる。ここは安かったが、味はもう一つ良くなかった。そしてスーパーマーケットへ。クリスマスに向けた買い物でものすごい混みようである。
スーパーなどで買ったつまみや鶏の丸焼きにワインでクリスマスディナーは部屋食とする。
買い込みすぎてたくさん食べ残したまま、気分よく寝てしまった。
*本日の宿 Villa Clara
*本日の移動 バス:タグビララン→ロボック→カーメン→タグビララン、ジプニー:タグビララン市内
*世界一小さな猿・・・英語で世界一小さなモンキーと言われているが、これは英語ではキツネザルとモンキーを分けているため。日本語ではキツネザルも猿なので、ターシャが最小ではない。また、メガネザルはモンキーではなくキツネザルに近いとする分類もあり、その場合には世界一小さなモンキーではないとされる。