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2015-16 フィリピン縦断
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ミンダナオ島南岸からルソン島北岸へ、陸&海の旅
Day15 ドゥマンホグ-シキホール-ドゥマゲテ-バコロド
今日動かないと旅の後半がだらけてくる危険があったので、やはり移動することにした。朝食後、トリシクルに乗って港へ。8時半頃に港に到着した。8時の次は9時半の船のはずが、大晦日の特別スケジュールで9時発があってラッキー。しかし、着いた時に待っている人は少なかったのにそのあと続々と来た。ということは8時の船が遅れて出たばかりだったということかも。来る時は日本製のフェリーだったが、今度の船は片側にアウトリガーの付いた小さな船である。潮が引いていることもあるが、乗る時に使う板も小さくて大きな荷物の人は大変そうだった。
意外にスピードは出て、出発したら島はみるみる離れていった。しかし、しぶきが座席まで飛んでくるので結構濡れてしまう。
90分かからずにドゥマゲテ到着。2時間以上かかった来る時に比べ、速くて良かった。
これから5時間かかるバスに乗るので少し早いがドゥマゲテで昼食をとる。到着時の時間を逆算すると明るい時間に着くには急がねばならないのだが、先日食べた店にまた行きたいと妻に主張され少し大回りをする。食事のあとは一路バスターミナルへ。先日よりも屋台の数がずっと多い。花火や爆竹が並んでおり、年越しの時に騒ぐ様子が目に浮かぶ。
先日見た大聖堂やベルタワーの前を再び通る。今日は快晴なのできれいに見え、再び写真を撮影した。
バスターミナルに着くと出発間近のエアコンバスが停まっていた。エアコンとノンエアコンは選ばず来た方に乗ることにしていたら、ここまでずっとノンエアコンばかりだったのだ。快適なエアコンバスにそろそろ乗りたいなと思っていたところなのだ。しかも、ここの路線はエアコンバスはWIFIを飛ばしていると昨日ネットで見ていたところだ。さっそくWIFIを確認するが飛んでいない。前を見たら、WIFI故障中、迷惑かけてごめんねの張り紙があった。がっかり。でも思った以上に快適な座席で、座り心地は良い。これなら本数が少ないノンエアコンを待つ人が多いのもうなずける。
ネグロス島の東岸をしばらく北上した後、山越えをする。途中、前を走っていたジプニーは見事なほどたくさんに人が乗っていた。
ぐんぐんと登って高原に出たら、サトウキビ畑がずっと広がっていた。ネグロス島はサトウキビの生産で有名な島なのだ。
17時40分にバコロド到着。5時間のはずが6時間かかってしまった。何とか明るい時間に着いたが、日没は過ぎている。急いで街の中心に向かう。大晦日のためかこの時間から飲んでいる人が多く、路上で鶏を丸焼きにしている人もいた。
久しぶりにモスクがあったが、時間がないので正面には回らずに先に進む。
しかし、中心部に着いた時にはすでに真っ暗だった。時間が遅いので見つけた1軒目の宿にチェックインする。
落ち着く間もなく、街に出た。大晦日なので街の中心は賑やかだ。いつもやっているのかナイトマーケットなのか分からないが、公設市場の周りにたくさんの屋台が出ていた。
市場の店もすでに閉まっているところが多いが、開いているところもあり。しかし、食堂が開いていない。ファーストフードのチェーン店は何軒か開いていたが、混雑をしていて食べる気にならない。大晦日だからか、豚の丸焼きの屋台もあったので、またスーパーで酒とつまみを買って部屋で食べることにする。そのスーパーも買い物最中に閉店時間となった。これ以上遅く着いていたら並んでファーストフードを食べる羽目になっていたのかも。爆竹を鳴らす気の早い人も増えてきたので、最後に豚の丸焼きを少し買ってホテルに戻った。
本年最後の夕食なので、ワインで乾杯。3度目の豚の丸焼きだが、やはりうまい。
ネットで泊まっている宿を見たらレビューにNHKが見れるとある。時間を見るとまだ紅白のやっている時間である。何年振りに見るのかも分からないが、紅白を見つつの年越しは良いものだ。そのあとのゆく年くる年も見つつうとうとしていたら、そとで爆竹の音が激しくなってきた。時差は1時間、日本時間の1時がこちらの新年である。年が明けて1時間くらいは外がうるさかったので、寝たのはずいぶんと遅くなってしまった。
*本日の宿 JAVA Pension House
*本日の移動 トリシクル:ドゥマンホグ→シキホール、船:シキホール→ドゥマゲテ、バス:ドゥマゲテ→バコロド