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ロシア・沿ヴォルガ管区&ウラル管区32日の旅、ロシア内6共和国訪問
スーズダリ→ヴラジーミル→モスクワ→
最終日の朝は野鳥のさえずりで目覚めるスーズダリの宿で迎える。野鳥のさえずりで目覚めるは自宅と同じで、もう家かと思うようなさわやかな目覚めだが、ここから家までは遠い。まずは市バスでスーズダリのバスターミナルへ。そしてバスを乗り換えて、ヴラジーミルに向かう。ヴラジーミル発は、来た時と同じ高速鉄道のツバメ号で、12時発。ヴラジーミルまでスムーズに移動できたので乗り換えに余裕があり、早めの昼食をペリメニ屋でとった。ロシアの水餃子とされるペリメニとワレニキを頼んだところ、見た目は同じものが出てきた。包み方が違うと思っていた妻は、??? 店の人に違いを尋ねたところ、ペリメニは具が肉類で、ワレニキは肉なしだと教えてくれた。皮は同じものを使っているという。違いが分かったと喜んでいたが、日記を書くに当たりネットで調べたところ、定義は色々あるようだ。教えていた頂いたのと同じように具の違いであるとする定義が多く見られたが、皮が違うだとか、ワレニキはウクライナ語だとか、ワレニキは甘いものが具なのでデザートだとか・・・、どれも正しいのだろう。
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モスクワ到着が午後2時前。空港出発が午後9時台なのでモスクワでは中途半端に時間がある。空港でのんびりしても良いかなと思っていたが、ちょうど仕事でモスクワに来ていた友人が Facebook の表紙写真をモスクワの世界遺産教会に変えたのを昨夜見つけてしまい、そこに立ち寄ることにした。ツバメ号が到着したクルスカヤ駅より、地下鉄に乗り換え、コローメンスカヤ駅に向かう。
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コローメンスカヤ駅から歩いて向かったのは世界遺産登録されたコローメンスコエの主の昇天教会。友人の写真は真っ青な空の下に映える真っ白な教会だったが、今日は曇天で雨が降らなかっただけ良かったなという天気だ。
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ここでも昨日のスーズダリ同様な鐘の演奏が披露された。先にここを見ていれば感動したと思うが、昨日の物よりも鐘の数が少ないため、簡単そうに見えてしまった。
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観光が終わってから、大きなスーパーに入って色々土産を買う。ここまでは予定通り。最後に食事をしようとしたのだが、普通に食べるところが見つからない。ケンタッキーなどのファーストフードしか見当たらず、探しているうちに時間が経って、仕方なくシャワルマ屋で食事をとった。
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コローメンスカヤ駅で空港まで使える90分乗継チケットをカードで買おうと思ったら、カードを使える窓口は駅の反対側にしかなく、こちら側は現金で普通乗車券のみといわれてしまった。食事に時間をとっていなかったら駅の逆側まで行ったが、時間の節約のために、普通乗車券を現金で購入。乗車券は55ルーブルでさらに空港へのバス代が現金で55ルーブル必要になってくる。90分乗継チケットなら65ルーブルで空港まで行けたのに…。
レチョニーボクザール駅でバスに乗り換える。路線バスなので最初は座ることもできなかった。
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空港の脇、下車ターミナルまであと数キロというところで大渋滞。バスは全く動かなくなってしまった。余裕をもって、出発3時間前に到着できる時間のバスに乗ったつもりなのに、バスはほとんど動かなくなった。降りて歩く人も続出だ。残り3キロ、出発2時間前となったところで、我々もあきらめてバスを降りた。3キロなら急いで歩けば40分。1時間20分前のチェックインなら問題ないという計算だ。
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降りると動き出すというのはままあることで覚悟していたが、降りてすぐにバスに抜かされたのには参った。といってもそのあとバスはまた止まってしまい、歩いて追い抜いた。途中のバス停まで来た時にミニバスが来た。小型車は大型車の合間を縫って走っており、歩くよりは早く着きそう。残ルーブルがもうないが、とりあえず乗ってしまう。ミニバスは大型バスよりも高くて75ルーブルだ。残っていたのは収集用に残していたきれいな100ルーブルと50ルーブルの2枚のみ。昨年に続き今年も収集用紙幣まで使い切ってしまった。当初予定では地下鉄駅以降現金を使わないはずで、次回分のルーブルも少し手元に残るはずだったのに…。
汗だくになり、お金も使い果たしてようやく空港に着いたが、飛行機はまたも遅れていた。来る時も遅れたし、遅れることが常態化している路線だと聞いてはいたが、なんだか悔しい。分かっていれば最初のバスから降りなかったはずだ。
モスクワ出発が遅れると、今度は広州での乗り継ぎが危ない。広州で乗り継げないと自宅に着くのが丸一日延びてしまうのだ。大阪から益田への高速バスを予約しているが、それもパーになる。考えても仕方ないが、ここから不安に思いながら長い道のりを過ごさねばならないのは憂鬱だ。もっと遅れていればあきらめもつくが、このまま行けば、広州空港で走って乗り換えにトライせねばならない時間だ。無事終了を祝して機内では酒盛りのつもりだったが、そういう気分になれない微妙な最後である。