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●●●● オマーン旅の最後、首都マスカット ●●●●
(US$から両替したら、1リアル=333円でした)
今日はオマーンの旅の最終日です。
私の最初の目的は「アルアラムパレス」、オマーン王の宮殿です。
そして美しいマスカットの街並みを散策して、マトラスークでお買い物〜o(^ヮ^)o
空港を12:30に出て、タクシーで、首都マスカットの中心部方面へ向かいました。
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途中タクシーがスタンドで給油。 私はチャンスとばかりに隣接する マクドナルドへGO〜♪ |
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「マックアラビア」 アラブ風マックをテイクアウトしました。 もちろん世界のマクドナルド愛好家としては、ご当地モノのメニューははずせません (*^.^*) |
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13:20 オマーンの王宮アルアラムパレスに到着しました。
均整のとれた姿、私がオマーンで絶対に来たかったところの1つです。
素敵です。本当、来て良かった!
ここは王の所有地、当然中には入れません。
門に近づきました。
王のエンブレム、素敵です。ここには剣と冠が描かれています。
この剣は、オマーンでよく見かけるモチーフの1つです。
ちなみに気温は50℃超えちゃった・・・・温度計ふりきっちゃったよ(^^ゞ
さて、お昼ごはん食べたいな(*^.^*)
木陰でマックアラビアでも・・・と思ったけれど、
これだけ整えられた王宮の前は広間っぽくなっていて、食べるところがありません。
少し左に行きました。
王宮のガーデンで、整備夫のおじさんたちが、昼食後のシエスタ(お昼寝)をしています。
もちろん王宮の敷地内なのですが・・・・・ちょっと声をかけてみようかな(・・*
「おじさんおじさん!」
「ここ、入れて♪」
(友人はこんな私を、わがまま旅といいますが、決してそんなことないですよね、ね、ね、^^#)
・・・おじさんごにょごにょ会話中。
おじさんA「 Ч ы √ л Ф ю б δ 」
おじさんB「 Ω З щ ∽ Ω ф ∬ ≪ 」
・・・私なりにアラビア語を翻訳してみました(アラビア語はカケラも分かりませんが)
おじさんA「どうする、なんか入りたそうだよ」
おじさんB「きれーなおねーさんだから入れてあげよう」
いえいo(^-^)o
タクシーの運ちゃんには
「ごはん食べたらマトラスークに行きたいから食べ終わるまで待っててね」と伝えます。
で、運ちゃんが整備夫のおじさんたちに、あらためてアラビア語で私の存在などを説明してくれたので、
こうして問題なく私は王宮の敷地に入ることができたのでした。
あら!いつのまにか椅子が2つ出ているじゃない♪
おじさん優しいな。
『オマーンの王宮を見ながらランチ』
これは、実は、日本にいるときからオマーンでやりたいことの1つだったんです。
マックアラビアのお味はね、全体としては普通ですが、お肉のスパイス加減が好みの感じでした。
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14:40 アルアラムパレスを出ました。 マトラスークへ向かう途中は 車窓から美しいアラビアンシー♪ |
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マトラスーク(市場)につきました。 海の前で気持ちいい♪(暑いけど) |
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他のアラブ諸国もそうですが、オマーンも、シエスタ(休息)の時間帯があります。
午後2時〜4時ごろは、お店や市場などは、たいていクローズ。
うーん、仕方ないわ。4時すぎるまでスーク(市場)には入れないからどこかで時間をつぶしましょうか。
これからお買い物をするのでちょっと現金を増やそうと銀行に行きましたが
「そこの自動ATMしか今は使えないよ」といわれ、両替ではなくキャッシングをすることにしました。
そしてここから、晴天の霹靂とも言える事件が・・・。
私の前に1台の車が停まりました。 男が2人出てきました。 英語を話します。 「そのカメラを2つ出しなさい」 !? オマーンの警察官でした。 「私はツーリストです、何も悪いことはしていません」 銀行からおじさんが出てきます。 「彼らは警察だ、君の話をききたいそうだ」 ・・・ちょっと状況はシビアでした。 これは逃げられない、歯向かってもいいことはないなと判断した私は、 警察の車に乗り、そのまま連行されることにしました。 デジカムのテープが没収されることも考え、 車内ではこそこそと未使用テープを開封したりしていました。 車で走ること5分、ポリスに着きました。 中には警官が10人 「君はなぜ銀行の写真を撮っていたんだ」 「え・・・・」 「私はツーリストなので、普通に、街とか海とか撮りますけど」 「半年前、マレーシアの集団が同じ手口で銀行強盗をしている」 「お前も同じだろう」 ええええーーーーー〜 <(◎◎)> そうして私は、留置室へとじこめられました。 カメラは返ってきません。パスポートも取られました。 泣こうが(※泣くふり)、懇願しようが、ダメ。 強行突破をとも考えましたが、ここではコトを荒立てるべきではないと判断。 「日本大使館に電話してほしい」と訴えると 「今昼寝中だ」 (そんなわけあるかい、ウガー) 飛行機のチケットを見せ「今夜どうしても帰国しなければならないんです」というと 「5月4日は明日じゃないか、今日は3日だ、お前は何を言っているんだ」 (4日の0時台のフライトは3日の夜じゃないか、ウガーウガー) 私は刑務所に閉じ込められました。 事態の大きさに、鼻血が出ました。 悔しい 鼻血が止まらない。 それよりも、こんなところで1人で拘留なんて、本当心細い。 1時間経過。 「ジャッジメントだ」 こっちへ来いと言われました。 偉い人がやってきたようです。裁判官のような人でしょうか。 20分ほど、別室で、拙い英語ですが一生懸命に無実を訴え・・・ ・・・ようやく、釈放が決定。 アラビア語で書いてある書類にサインを求められたので 「これは何ですか」と聞くと、無実であることを誓う誓約書とのこと。 ああ、これで日本に帰れる(uu。 カメラとデジカムを返してもらえました。 テープもメディアも、ちゃんと入っていました。 本当、さっきまでの獄中の心境が、気が気でなかっただけに このときの安堵感は、・・・脱力感と言ったほうが近いかもしれません。 16:20 私は、疲労いっぱいで、警察を出たのでした。 |
マトラスークに入れる時間です。 どっと疲れましたが、 気を取り直さなくちゃ(ーー; |
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スークに入るとこんなかんじ。 | |
スパイス屋♪ カルダモンやクローブなど 普段のお料理に使えるスパイスを 買いました。 |
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オマーニコーヒー (カルダモン粉末の入ったコーヒー) もちろんこれも買っていきます♪ |
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アラビアンシーの色と エメラルドグリーン色が入った きれいな布地を買いました。 |
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香水屋。 ボトルかわいいね♪ 香りにうっとりほれぼれした、「サラーラフラワー」の香水をボトルと一緒に買い、さらにローズウォーターも買いました♪ |
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お香屋。 | |
オマーンといえば、乳香を買わなくちゃね♪フランキンセンスというと通じます。 その他、オマーン王の名を冠した「スルタン」の香木と、サンダルウッドの原木を砕いたものを買いました。どれもうっとりするほどよい香りです。 |
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マトラスークを出たら、さっきの海に戻りました。
さて、オマーンの首都マスカットでやりたかったこと、それは、
「マスカットでマスカットを食べる」
です(笑)
ただこの時期、東京で有名フルーツ店、百貨店、近所の八百屋・・・
どこに聞いてもマスカットは入手できないとのこと。
仕方ないからダイエーで買った「マスカットグミ」がここで登場。
海を見ながら、マスカットグミを食べました。うふふ、こういうしょーもないこと、ちょっと好きです♪
マスカットでマスカットを食べる私♪
高台で海を見ながらの景色はグッドでしたよ。
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このあと、オマーンに来て初めてのネット。1時間400バイサ(133円)
友人の旅行記を見たり、メールを見たり、書いたり。
ネット屋を出たら、もう陽が落ちていました。
そうして
マスカットの夜景の美しさに気付きました。
治安の良さを感じます。
もちろん気をつけますけれど。
しばらく、街並みと、アラビアの宝石と湛えられるマスカットの夜景を見ながらお散歩。
ため息がでますよ、ほんと・・・美しいから・・・。
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このような心洗われるようなお散歩のあと、
私はタクシーに乗り、今回の旅のフィナーレを飾る「チェディマスカット」に向かいました。
オマーンは石油産出国。
莫大な石油収入に支えたれたその国家。
たとえば国民は医療費がタダであるなど、国全体が幸福に潤っています。
アラブの石油王も、きっとたくさんいるんでしょうね。
私は、今回の旅で、オマーンのいくつもの魅力に出逢ってきました。
オアシスの街、砂漠、ベドウィンの暮らし、フォート(城砦)、グランドモスク、温泉、素朴で優しい人々・・・
最後までこの国の様々な魅力に出逢いたい私は、この旅の最後に、
産油国らしさあふれる、裕福で幸福な美しきアラビアの夜を過ごしたいと思いました。
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「チェディマスカット」はオマーンにある一流ホテルの1つ。
19:10、私は、タクシーで「チェディマスカット」に到着しました。
レセプションを通り、チェディパンフの写真を見せ、「この写真を撮りたい」と伝えました。
ボウイさんに案内してもらい、私がやっと出逢えたその光景は、
まさに筆舌に尽くしがたい、心のあらゆるもやが吹き飛ぶほど美しい光景・・・
わーーーー・・・ きれいーーー・・・
そう、これもアラビアンナイトのひとつだよね
・・・ため息を押し殺すように、涙が出そうになりながら、美しい光景に、本当にそう思いました。
こういう素敵すぎる優雅なオマーンが見れたことで
この旅が、一層ふくらんだものになったんだと思います。
写真を撮りました。
大好きな写真の1つです。
ここで写真を撮るのに30分も遣い(笑)
その後、ボウイさんにホテルのレストランに案内してもらいました。
私が頼んだものは、アラビアの名を冠したもの。
アラビアンパールという名前のカクテル、
そして、アラビアンシーフードグリルです。
オマーンは海に面する魚介類の国でもあるので、ここで海の幸を食べておきたいなって思ったのです。
アラビアンシーフードグリルのお皿は、なんと長径50cm!
エビやマグロなどの網焼きが、サフランライスと組み合わされ、濃厚な美味しさがあります。
お味はもちろんグッド。「アラビアン」っていう名前もよく、すっかり満足です♪(17リアル、5661円)
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私は、走馬灯のような今回の旅を振り返っていました。
オマーンという異国の地で、私は、どういう私であったのでしょうか。
精一杯、めいっぱい、後悔のない、誇れる旅になったでしょうか。
不安も抱えながらたった一人で日本を経ってここまで来た私。
でも、私は、精一杯、めいっぱい、後悔のない、誇れる旅ができたと、確信しています。
「楽しかったよ」って、
すべての人に笑顔で回答できる旅を終えたことを確信しています。
出国のフライトは24:45。
私は21時にチェディマスカットを出て空港へ向かい、
ドバイ、大阪経由で帰宅したのでした。
輝かんばかりのブライトネスなオマーン。
本当・・・、本当・・・、
心の底から楽しかったなぁ。