2人の世界旅 日々の記録

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ケイマン>2009年07月16日(Thu)
キングストン→ジョージタウン→セブンマイルズビーチ→ウェストベイ→ボースンズベイ→ザナショナルパーク→ウェストベイ→ブルグナーズ池→オールドマンベイ
:: 旅798日め : 世界旅132ヶ国め : 和人222ヶ国め : あづさ149ヶ国め ::

■リゾート国の旅の始まり
朝はまだジャマイカにいました。朝4時台に起きて、市バスを乗り継いで空港へ行き、私たちは次なる国ケイマンへと飛びました。

「ケイマン」とは言っても、なかなか日本人には馴染みのない国ですよね。位置的にはキューバに近いところにある、英領の小国家です。日本人には知られていなくても欧米人には「リゾート国」として知られるところで、秘境でも何でもありません。

さてさて、ここに来るまで頭を悩ませてきたことといえば、ケイマンが「リゾート国」故、とにかく宿代が高いこと。「安宿」で1泊百数十US$もするのであれば、ここはバミューダなどと並んで、世界で最も宿代が高い国なのではないでしょうか!?

しかし、面白いことに、宿代が高くてもレンタカー代は安い。しかも国外運転免許証は不要。3泊4日運転して1日40US$か50US$で済んでしまうのです。そして自分たちの好きなように動ける自由度の高さがあるのだから、レンタカーはいいアイディアです。

事前にオンラインで予約をしていたので、空港目の前にあるレンタカーオフィスでの手続きもスムースでした。ケイマンは珍しく左側通行(日本と同じ)なので、オフィスで右ハンドルの車を探してもらいました。「左側通行、右ハンドル、オートマチック、エアコンつき」ときたら、運転感覚は日本とまったく同じですよね! こんなにいいレンタカー条件は生まれて初めてです。

運転は、いつものようにあづさ担当です(*^-^*) 鬼に金棒、和人に地図。そんな安心最強ナビもいれば、運転手も安心してしゅっぱーつ♪

まずジョージタウンGeorge town。
この国の首都です。海に面したところにあり、浜辺には小さな魚市場が立っていました。今日はクルーズ船の寄港日ではないようで、港も街も閑散としています。街は建物が新しくてきれいです。さすがリゾート国家ケイマンだけあって、安っぽい土産物屋よりも高級宝石店や貴金属店が目立つのは流石です。

セブンマイルズビーチ7 miles beach。
実際は5.8マイルしかないそうですが(笑)、それでもケイマン主島の西海岸を南北に長く伸びる海岸線です。ここには高級リゾートホテル群が並びますが、パブリック(公共の)ビーチもあります。私たちは早速ここで泳ぐことにしました。ここのパブリックビーチは素晴らしいですね。日除けの小屋にはテーブル&ベンチが設置されていて、潮を流すシャワーもトイレもきれいにメンテナンスされています。海もきれいでした。海水の透明度が高いです。珊瑚や岩場が少ないので魚も少なく、シュノーケル向きではありませんが、穏やかな波打ち際で家族が遊ぶのにうってつけの白い浜だと思いました。

ケイマン

ザナショナルパークThe National Park。
島の北までドライブしました。行ってみると、手持ちの地図にないナショナルパーク(国立公園)があって、その名も「ザナショナルパーク」。そんな名前をつけるなんて、この島には他に国立公園はないということなのでしょうか(^^;; 入ってみると、水中に根を垂らすマングローブの林が広がっていて、両脇にマングローブを見ながらドライブできるナイスなところでした。夕刻のオレンジがかった光の中の木々がきれいです。気に入ってしまったので、今度は明るい日中に来てみよう。

湖(ブルグナーズ池)。
マングローブのあるナショナルパークを出て、島の北部をドライブしていると、鷺がいる湖に出会いました。きれいなところです。今日は湖畔の茂みの中に車を泊めてそこで寝ようかな。で、いざそのように車を泊めて、1日の無事の終了を乾杯していたら、巡回ポリスに見つかってしまったので、仕方なく湖畔を出て移動しました(^^ゞ

ケイマンの初日の感想。
たった1日のドライブでも、ケイマンのリゾート国家らしさがよく分かります。きれいな海、白亜の砂浜という、その島が持って生まれた資質だけでなく、ごみのない道、パブリックビーチの設備の素晴らしさなどという、国の尽力には感動しました。レンタカー3泊を予定していた私たちの懸念事項はシャワーを浴びられないかもしれないことですが、ここまであちこちに公共シャワーが充実していると、レンタカーの問題点はクリアされ、移動のスムースさとその価格の安さから、レンタカーはケイマン最良の旅の手段とさえ思ってしまいます。

なお、この島は、2004年9月の巨大ハリケーンにより莫大な被害を受けました。ちなみに地元の人の話によるとそのハリケーンによって安宿が倒壊したため現在は高いリゾート宿しか残っていないのだそうです。

でも、以前写真で見たことがある、ハリケーン直後のケイマンにあった廃墟や倒壊家屋は、このケイマンの旅が終わるまで1軒も見ることはありませんでした。きっと、ケイマン政府やホスト国である英国政府が、人々の暮らしの建て直しにものすごく努力をした証なのだろうと思いました。

ケイマンは、国の資金が国民の生活の基盤作りと公共福祉に遣われている、本当に素晴らしい国だと思います。だからこそ、旅していて、本当に心地良いところです。
本日の旅
行動 :キングストンからケイマンへ移動、ジャマイカ出国、ケイマン入国
朝食 :Liver&Onion(リバーアンドオニオン、スパイシーレバー煮)、Broadbeans&Solt Fish(ブロードビーンズアンドソルトフィッシュ、豆野菜と塩漬けタラのトマト煮)、ゆでヤム、ゆでじゃが、ゆでスウィートポテト、ダンプリング(小麦粉をこねてゆでたもの)/キングストンの空港
昼食 :パン、ザワークラウト、ラムパンチ、ラム酒水割り、ブロックハム/セブンマイルズビーチ
夕食 :パン、ザワークラウト、ラムパンチ、バナナケーキ/湖畔
宿泊 :行き止まりの道

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旅情報
1ジャマイカドル=1.1円
1ケイマンドル=122円
1USドル=98.9円

*ケイマンのレンタカー
私たちはネットで探した中で最も安かったこの会社を選びました。日本の免許証のみでOK。現地走行パーミッションを先方で作成してくれるので問題なくケイマン内をドライブできます。左側通行なので右ハンドルの車をリクエストすると日本と同じ感覚で走れます。
http://www.andys.ky/