2人の世界旅 日々の記録

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タンザニア>2008年08月08日(Fri)
キゴマ→ドドマ行き列車
:: 旅456日め : 世界旅72ヶ国め : 和人214ヶ国め : あづさ93ヶ国め ::

■列車駅から始まる朝
昨日の段階で、「列車遅延、船は行ってしまった、バス移動は不確実」という三連発ノックアウト。
でも来週にはタンザニアからザンビアの南まで移動していなければならない。
だから、負けませんよ ρ(・・* エイエイオー

今日も朝一番で列車駅に行きます。列車チケットは買えたものの、「朝に出る」と昨日言われていた列車は、出発が更に遅れ、「夕方に出る」と言われました。海外では、このように「もうすぐ出る」「もうすぐ出る」と繰り返し言われながら裏切られることが多く、全然信頼できないんですよね。

宿のチェックアウト時間は本来なら午前中ですが、前回同様、昼過ぎまで部屋にいさせてもらいました。

午後になって、荷物を持って駅に行くと、まだかまだかと列車を待つ人々が大勢いました。

列車が入ってきましたが、線路脇で待っている乗客は腰を上げるわけでもなく、どことなく不思議な雰囲気でいっぱいです。その列車から降りてきた人々も、どことなく、雰囲気が違うのです。

その人々は、コンゴ民主やルワンダからの難民でした。長い人だと30年近くもタンザニアで難民生活(国連支援のもと)をしてきたのですが、現在のコンゴ民主やルワンダの情勢から、彼らは自国へ引き戻されるのだそうです。

難民帰還

昨日から今日にかけての列車遅延は、難民輸送の特別列車(国連が借り切ったもの)を駅に入れるためだったのですね。今回の輸送人数は5000人と聞きました。しかし自国へ戻るという彼らの顔つきは、決して明るさの見えないものでした。国連(UN)支援の難民キャンプは、日本で言えば生活保護世帯のようなもので、常に最低限度の生活は保障されています。でもきっと自国ふるさとへ戻ってしまうと彼らは自力で生きていかなければならないのだから、難民でいたときのほうが生きていきやすいのかもしれません。

その後、私たちは列車に乗りました。早めに乗車して、網棚に荷物を置くこともできました。

でも、前回乗ったときよりもオンボロの車両で、電気も壊れている(他車両は電気がつくのに)上、出発時から人々でギュウギュウ。居心地の悪さは相変わらずですが、頑張らなくちゃ。

この列車では首都ドドマDodomaまで行きます。2日がかりの移動になるでしょう。
そこから先は、駅で尋ねたりしながら、ザンビア方面のバスを探すつもりです。
本日の旅
行動 :キゴマで列車出発待ち、列車乗車
朝食 :チャパティ(アラブ式薄焼きパン)、ソパヤニャマ(透明肉スープ)、チャイヤマジワ(スパイスミルクティー)/キゴマの食堂
昼食 :ウガリ(とうもろこし粉をお湯で練ったもの)、ワリ(白いごはん)、ダガア(素揚げ小魚のクミントマト煮)、トマトオニオンソース、ムチーチャ(青菜ソテー)、チャイランジ(スパイスティー)、バナナ/キゴマの食堂
夕食 :バナナ、サマキ(魚のから揚げ)/列車
宿泊 :ドドマ行き列車

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旅情報
1タンザニアシリング=0.093円

*キゴマから上り列車チケット購入
キゴマ列車駅でチケットを買う場合、当日朝8時に窓口が開くので、朝から並んでチケットを買う。このとき、男性列と女性列があり、片方ずつ順次チケットを販売するため、長蛇の男性列よりも人数の少ない女性列に並ぶほうが、早くチケットを買えるだろう。私たちは駅長室を尋ね、優先的にチケットを売ってもらえた。