2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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タンザニア>2008年09月26日(Fri)
★モシ
:: 旅505日め : 世界旅77ヶ国め : 和人215ヶ国め : あづさ98ヶ国め ::

■キリマンジャロのふもと町
キリマンジャロって、聞いたこと、ありますよね。
コーヒー豆の産地ということで知名度がありますし、キリマンジャロ登山も有名です。

私たちはそのキリマンジャロのふもと町である、モシMoshiに来ています。
朝からキリマンジャロ山がきれい! アフリカ最高峰の姿に、うん、感動!

キリマンジャロ

朝食を食べたら、まずやることは宿のお引っ越しです。モシにいるのなら、名峰キリマンジャロの姿が限りなく見渡せる宿に泊まりたいと、あづさが以前からお目当てにしていたお宿へ行きました。実際に行ってみると、この宿からキリマンジャロが見えるのは最上階レストランとシングルルームとお高い2人部屋。でも、安い2人部屋を全部見せてもらって、うふふ、やりましたよ、唯一キリマンジャロが見える部屋を見つけたのです(^^)/

部屋に荷物を置いたら、最上階レストランへ行きました。「キリマンジャロを眺めながらキリマンジャロコーヒーを飲む」なんて、気分最高じゃないですか! ベタなことに恥ずかしがっていてはいけませんよ!

ただ山頂が見えるだけではなく、裾野に広がる森やコーヒー農園の豊富な緑も見ることができます。この眺め、モシに来たら、逃さず目に納めてくださいね!

■アフリカの服を作る
昼食を兼ねて、2人でモシの町歩きに出ました。見たところ、この町は、生地屋がとても多く、また路上でミシンを動かして服を縫う、“路上テーラーさん”たちがいっぱいいます。何軒も何軒も、生地屋と路上テーラーを見ているうちに、あづさはここモシの町で、アフリカの衣装を作ることを決めました。

思い出すのは、1年前、西アフリカの旅から始まった想い。

西アフリカや中央部アフリカは女性の洋服着用率はまだまだ低く、木綿の布で縫製したツーピースを着る女性が多く見られます。その柄は、模様いっぱいの、日本人の衣類からみたら大胆なもの。同じ布を頭にも巻くことも多くあります。
(参考写真:≫マリ、≫ギニア、≫リベリア、≫カメルーン

あづさは、アフリカ旅のかなり初期から、アフリカの女性が着る服がほしいと思っていました。でもアフリカ旅を初めたばかりでは、この先の国々の衣装をまだ見ていないわけで、「もうちょっと先に進んでから買うかどうか決めよう」と思考を繰り返してきたのです。

でも今はタンザニア。アフリカ大陸の多くの国を見て、木綿のツーピースがいかにアフリカに根付いているかを確認することができました。そしてこの先の国ではそういった衣装を着る人々がぐんと少なくなってしまうことから、ここはアフリカ服を庶民的低価格で作るラストチャンスとさえ思ったのです。

さて、前置きが長くなりました。

先述の通り、モシの町の路上には、テーラーがいっぱいいます。うーん、どの人に頼めばよいかなーと、うろうろしていると、1人のおじさんの傍らに仕上がったばかりのスカートが置いてあり、そのデザインが、一目で気に入ってしまいました。そのおじさんはスワヒリ語しか話せず、あづさは英語がせいぜいなので、近所の金物屋の主人を通訳に置いて、デザインや料金、仕上がりまでの時間などの打ち合わせをしました。

出来上がりは明日の11時だそうです。素敵な衣装ができたら、今日と明日はアフリカ旅の素敵な記念の日になりそうです!
本日の旅
行動 :モシ観光、アフリカ服テーラー依頼
朝食 :アンダージ(甘くない揚げパン)、カバブ(ひき肉と玉ねぎを混ぜ薄い小麦粉液をつけてから揚げにする)、チャパティ(アラブの薄パン)、チャイヤマジワ(スパイスミルクティー)/モシの食堂
昼食 :ワリ(ごはん)、ニャマ(オクラ肉インゲン小ナス入りトマト煮)、ムチーチャ(青菜ソテー)、スイカ、オレンジ、マラギ(煮豆)/モシの食堂
夕食 :Grilled Pepper Steak(黒コショウグリルステーキ)、Fillet Steak "Mexican"(ステーキにチリソースをかける)、ライス、マイルドベジカレー、インゲンとにんじんのソテー、チップス、キリマンジャロビール/宿
宿泊 :コーヒートゥリーホテルCoffee Tree Hotel

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旅情報
1シリング=0.093円

*キリマンジャロが見える宿
今回お目当てにしていたのが「コーヒートゥリーホテルCoffee Tree Hotel」。日記本文にもありますが、最上階レストランからの眺めは大変に良く、ふもとの村からあがる炊事の煙も見え、風情があります。シングルルームは多くがマウンテンビューなのですが、2人で泊まる部屋のうち、高い部屋はマウンテンビューだが安いほうの部屋ははほぼだめ。唯一、安く2人で泊まれる部屋で見つけたのが47号室で、ここからは山頂も含め、キリマンジャロを部屋から見ることができました。やっぱり、サンライズの美しい名峰も見たいですよね。サンライズの時間帯はレストランは開いていません。でもこの部屋でなら、布団の中から光輝く美しい姿が見られます。是非どうぞ!