2人の世界旅 日々の記録

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ドミニカ共和>2009年10月05日(Mon)
カパイシェン→ワナミンテ→ダハボン→サンチアゴ
:: 旅879日め : 世界旅146ヶ国め : 和人224ヶ国め : あづさ162ヶ国め ::

■ハイチを抜ける
これは、ある意味、あづさの好きな写真です。

ハイチ

行き先のないゴミ。時折ここに用を足す人もいて、なのにここからゴミをあさる人もいて、写真にも写っていますがブタが食べ物カスをあさり、鶏もここを執拗につついています。ハイチの旅を終えたあとも、この写真を見ると「ああハイチだなあ」と、何か典型例のように思い出がよぎるのです。

昨夜、あづさの体が異様に熱くなりました。洗濯したまま乾いていない衣類を体にかぶせて扇風機の風を当てて冷やそうとしても、体内から発する熱で、夜中ずっと、熱射病のごとく戦っていました。

朝起きたら、和人も体調の変化が。やばいです。

私たちは、そんな体に鞭打って、隣国ドミニカ共和国へのバス乗り場まで向かいました。ハイチでは体は休まらない、ドミニカならば、静養できるだろうと思っていたことが理由の1つ、もう1つの理由は、当初立てていた計画では今日がドミニカへの移動日であったことがあります。

バスで2時間、ワナミンテOuanaminthe国境に到着。路上ごはん屋がごはんを入れる発泡スチロールのタッパが路上に敷き詰められ(ゴミとして)、その他ゴミも積もって、見るも無惨な国境の姿です。もうハイチとはお別れだけれども、「土に還るゴミとそうでないゴミがある」ことを、いつかハイチ人には分かって欲しい。そう思ってしまいました。

ちなみに、事前情報で「ハイチ出国時は紙の1枚1枚まで検査される」と聞いていたような、執拗な荷物検査はありませんでした。出国手続きを終え、国境の橋を超えたら、そこはドミニカ共和国・・・。

街が、とっても、きれいです。
いえ普通によくある、ナンてことない街ですが、ゴミがあまり落ちていないし、ヘドロの黒さが見られません。ああ・・・普通の町が素晴らしくきれいだ・・・。

ATMでドミニカペソをキャッシングし、バスに乗って、ドミニカ北部の街サンチアゴSantiagoに着いたら、バス下車地点すぐそばの宿に部屋を決めました。

ハイチの旅で、体まで汚染されてしまった私たちは、ここで回復をさせることが第一のミッションとなります。しっかり静養をとって、この宿と町で復活させようと思います。

今日は、まったくごはんを食べられない日でした。こんなのこの旅始まって初めてです。
本日の旅
行動 :カパイシェンからドミニカ共和国へ
朝食 :なし(体が弱っている)
昼食 :なし(体が弱っている)
夕食 :なし(体が弱っている)
宿泊 :オテルコロニアルHOTEL COLONIAL
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旅情報
1ハイチグールド(ハイチグー)=2.4円
1ドミニカペソ=2.5円

*カパイシェンからドミニカ共和国へ
市内ガソリンスタンド(川の近く)が乗り場になります。具体的な目印を覚えていないので詳細を書けないのですが、地元の人に「ドミニカに行きたい、ドミニカ行きのバスに乗りたい」と尋ねて乗り場を教えてもらってください。カパイシェンからワナミンテ国境まで50グー、2時間。国境からサンチアゴまで150ペソ、3時間半。カパイシェンからサンチアゴ直行だと1人50US$だそうで、バカ高になります。