2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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モザンビーク>2008年06月28日(Sat)
★ナンプラ→モザンビーク島
:: 旅415日め : 世界旅67ヶ国め : 和人214ヶ国め : あづさ88ヶ国め ::

■モザンビーク島へ
私たちは、モザンビークを北上しています。よくある旅ルートとしては、モザンビークから北西に移動してジンバブエやマラウィに行く経路が一般的かと思いますが、私たちは世界遺産モザンビーク島Ilha de Mocambiqueへ行き、更に北上してタンザニアに入り、世界遺産キルワキシワニKilwa Kisiwani、世界遺産ザンジバルZanzibarという順に目指す予定でいます。

この3つの世界遺産には共通した特徴があります。アジア-アフリカ交易の重要な港、交易中継地点という点です。大陸のアフリカを旅しながらも、そういう海の道浪漫を追って旅するという東アフリカ海岸の旅も、これまたよいものじゃない(*^.^*)

朝7時にナンプラNampulaのバス乗り場に行き、朝食を食べるなどして出発を待ちました、バスは8時に出発しましたが、途中からトラック荷台に乗り換えさせられ、海の上の1km以上もの橋を渡ると、視界には美しい家並みをもつ美しい島。

この橋を渡るとき、トラック荷台の上で、思いっきり潮の匂いをかぎながら、長い橋を渡る時間は、5日に亘る猛移動のあとだからこそ得られる、地獄のあとに楽園を見たかのような、何とも言えない、救われた想いでいっぱいでした。

「やったぁ、モザンビーク島に来たぁ・・・」

モザンビーク島へ続く橋

本当に嬉しかったです。6月24日に朝3時起きで移動を開始して、バス車内に監獄のように閉じ込められ、睡眠不足と疲労蓄積が続くこの5日間は、ここモザンビーク島に早く到着することだけが、力の源だったんですもの。

幸いお天気も最高で、海がものすごくきれい!

お昼すぎにモザンビーク島に到着し、私たちは宿に荷物を置いたら、嬉しくて早速に観光を始めました。でもその前に、まずはお昼ごはんっと。これ重要ね。

そうそう、最近のお気に入りの食事スタイルについて書いてみることにします。

南アから、タッパを1つ、荷物に増やしています。「テーブルマウンテンに登るなら手作りお弁当にワイン持参~♪」「ボルダーズビーチでペンギン見ながらランチボックス~♪」と、そんな発想から始まったのですが、これが、実に良い。数日前も、宿でポテトサラダサンドイッチを作ってからバス移動を開始したので、食事休憩がなくてもお腹が空かずにすみました。、

今朝バス乗り場近くの路上ごはん屋で食べた、「カラカーダ」(マニオクの粉を炊いてまとめた緑色のもち状の主食)がめっちゃウマ! で、ついでにこれまた美味しい「ペイシ」(魚のから揚げ)も気に入ったこともあり、今日はタッパにカラカーダとペイシを入れてもらって、まるで「その土地の食弁当」とばかりに、うきうきとモザンビーク島まで運んだわけです。

そしてそれを、お天気の良い公園で、食べたのでした。

公園では縄跳びをして遊ぶ少女たちがいました。以前テレビでモザンビーク島について見たとき、島の女性がなす独特の化粧(白い顔料)が、大変に印象的で、あづさはこの島に来たら是非その伝統的な姿を見たいと思っていました。

今日の、縄跳びの少女たちの顔には、白い粉。

「ああ、本当に、会えた」

・・・異国の地で憧れの風習に遭遇できた、このときめきが、モザンビーク島のすべてかもしれない。
本日の旅
行動 :ナンプラからモザンビーク島へ移動、モザンビーク島観光
朝食 :シマ(とうもろこし粉を炊いたもの)、ペイシ(魚のから揚げ)/ナンプラの路上ごはん屋
昼食 :シマ、カラカータ(マニオクと麦が入った緑色のシマ)、ペイシコンシボーニャ(小魚のから揚げと玉ねぎをマリネしたもの)/モザンビーク島の公園
夕食 :ペイシ、ゆでマニオク、ゆでヤムイモ、ポルフォ(タコ)、ビール/モザンビーク島のバー
宿泊 :カサデケーロCasa de Quero

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旅情報
1メティカル(メティカシュ)=4.6円

*ナンプラからモザンビーク島の移動
マイクロバスやミニバスが出ている。ミニバスならモザンビーク島まで直行で行けるが、やや大きなマイクロバスの場合は橋の重量制限に引っかかるので、橋の手前でトラック荷台に乗り換えさせられた。私たちは後者の移動で、1人120メティカシュ、所要4時間。モザンビーク島は現地で「Ilha(島の意のポルトガル語)」と呼ばれるので、行き先を確認するときなどは「イーリャ?」と聞く。