2016-7 イタリア、バチカン、マルタ

→リボルノ

船のソファで仮眠の夜明け。朝起きたらまだ外は暗かった。でも港の灯りが見えて、船は無事にリボルノLivornoに着いて停泊していることが分かりました。楽しい11時間の船旅よ、ありがとう。

まだ日も昇らずに暗いうちから下船しました。今日の予定は、リボルノ市内に宿を予約しているので、宿に向かうだけです。リボルノの観光はサルジニア島に行く前にもしましたので、今日は観光に忙しい一日にはせず、大晦日をゆったりと過ごしたい気持ちです。

宿のチェックイン時刻は午後2時ですから、さあ、7時間をどうやって潰そうかな。なお、ローマやバチカンより南に位置するサルジニア島から、一気にフィレンツェやボローニャに近いリボルノまで移動したので、・・・すなわち一気に北上したので、凍えるほどに寒さを感じます。大晦日だから寒いことは覚悟していたけれど、東京から仙台くらいの北上距離? ですから気温差があり、冷え込みは厳しく感じてしまいます。

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さあ、こういうときはバーの中で過ごすに限りますね♪
リボルノのドゥオーモ広場の前に素敵なバーを見つけたので、のんびり朝の時間を過ごしましょう♪ なおイタリアでバー(綴りはBar)は、しばしばガイドブックで「カフェ」や「カフェテリア」と訳されるように、ちょっとコーヒーを飲んだり甘いものやサンドイッチ類を軽く食べる場所でもあります。しかしお酒も置いてあり、酒飲み処としての機能も併せ持っています。

日本でならば、「立ち飲み」と言えば「お酒」。でもイタリアではコーヒーだって立ち飲み文化です。所変われば随分と食文化も違って、特にイタリアは食に強い保守性を持っているので、観察するのが面白いったらありません(^.^) 私たちはテーブルとソファ席に座りましたが、私たちがのんびり座っている間も、カウンターではコーヒーを立ち飲みする人が次々にやってきます。

見ていて思うことは、1人でぷらっと立ち飲みコーヒーを嗜む人は、隣の立ち飲み客と会話したり、店員さんと会話したりしています。2人で立ち飲みコーヒーを嗜む人は、自分たちどうしであれ、隣の客とであれ、やはり会話を楽しみます。イタリア人はラテン系の陽気な人々だということが、その、「会話までの閾値が日本人よりも圧倒的に低い」ことと大いに関連しているように思えます。

バーを幾つも体験して、自分の中でまとまったことは、バーは単にカフェテリアではないということ。お酒でもコーヒーでも、飲む物は何だってよく、「ちょっとすいたお腹に入れる食べ物があって、飲み物片手に、交流を楽しめるところ」、それがバーなのではないかな。

イタリアに来て10日くらいが経ち、今回は簡単なイタリア語の本も持ってきているし、随分とイタリア語も分かる&発せられるようになりましたから、ようやくイタリアの旅も楽しさ倍増という感じです。

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バーで長居を楽しんだあと、ツーリストインフォメーションが開いていたので寄ってみました。中央市場がオススメとのことで、それでは市場へ行ってみましょう。中央市場に着く前に、すでに広大な屋外市場が賑わっています。
16/12/31 19:46:24

私たちはウサギのフトモモのから揚げ(美味しかった!)をテイクアウトして食べ歩きをしながら見て歩きました。中央市場の内部も広大で、歩行者用通路だというのにお店も堂々とバーカウンターと暖房赤外線ヒーターを出してくれるので(笑)、バーチェアに座ってグラスワインと魚のカルパッチョと手打ちのパスタで、イタリアらしい一杯を楽しんだりもしました。やっぱり市場って楽しいですよね。旅人の心をくすぐる魅力は計り知れません。

ちなみに、イタリア料理においてパスタは前菜に近い扱いだということを、イタリアに来て身を以って体験しています。ともあれ、日本の料理の感覚とまるきり違うなと思ったのは、炭水化物の登場するタイミングですね。食事はたいてい、

前菜→次の食事(パスタ、豆料理、米料理など)→肉や魚の料理

という順番で、パスタは中間の位置です。ここに更に付け合わせ(サラダやフライドポテトなど)や甘いものを食べたい人は食べる。もし軽い食事で終わらせる人は、上の流れのうち2皿くらいで終了です。日本だと、「シメのごはん」や「シメのラーメン」なんて言葉があるように、おかずと炭水化物を同時に摂らない場合は炭水化物が後に来ます。なのにイタリア料理では、前菜に近いタイミングでパスタや米料理を食べてしまうのです。・・・深く語ると、テーブルにサービスされるパンは最初から卓上に乗るといったことなども語らなければならなくなるのですが、ともあれ、「料理のお国柄」の対比は、実に面白いものであります。

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午後になり、無事に宿にチェックインできました。

今日は大晦日。
世界旅をしていても、いつも、大晦日とお正月は、地球のどこかで、気持ちをゆっくりと穏やかにして過ごしているように思います。宿の近くのスーパーに行き、探したら、あったあった、醤油味のカップ麺。夜はこれを年越しそばがわりに食べて、二人で今年一年を振り返り、語り合いました。

私たちと直接のご縁のあった皆様も、私たちのサイトを見てくれた皆様も、今年一年、本当にありがとうございました。

外は大晦日の花火の音が響き渡ります。
皆様どうぞ良いお年をお迎えください。
私たちも2017年、頑張ります。