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2014 バングラデシュ&東北インド
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バングラデシュ&東北インド4州(トリプラ、アッサム、ミゾラム、メーガーラヤ)
6日目 アイゾール-
アイゾール2日目の朝、街は深い霧に覆われて、数メートル先も見えないほどである。ホテルの朝食は、昨日と違ってインドスタイルで、美味しかった。
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9時過ぎにようやく霧が晴れてきて、出掛ける。街の北側にある山の上の展望台を目指した。
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1時間近く歩いて、目的地に到着。霧は高さが上がって雲になっただけ、空はどんよりしている。見渡す限り建物があり、山の上にこんな巨大な街があるなんてと、改めて驚く。
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街に戻り、今度はミゾラム州博物館を訪れる。こじんまりしているが、伝統文化がよく分かる良い博物館だ。
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10時半ころ宿に戻り、12時のチェックアウト時間まで一休み。
チェックアウト後は、まず市場に行って昼食だ。市場の焼きそばはミャンマー風で、焼きそばというよりもあえそばである。
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もう一品、もち米を使ったポリッジを注文する。これはミゾ料理なのか、あまり他では見ないものだ。
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食堂にいた母娘が料理の現地名を妻に色々教えてくれた。年配の人はほとんど英語が話せないが、若い世代は英語の流暢な人が多い。
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食後は妻が土産を色々探すのに付き合う。この店では女の子が右手に持っているブレスレットをたくさん購入した。
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市場の一角にモスク発見。ミゾラム州では、人口の9割を占めるミゾ族が100%キリスト教徒とされており、実際教会ばかりが目につく。しかし、商売で行き来する人もいるのだから他州出身の人も多くいるはず。当然イスラム教徒もいるのだろう。
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インド独立の父として知られるマハトマ・ガンディーの像はインド各地に建てられている。観光資源に乏しいアイゾールでは、ガンディー像も名所の一つだ。
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オフィス街になっている地区には露店が多い。
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露天の店は、屋内の市場より明るく、品物が美味しそうに見える。
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写真の手前、竹に包まれているのは生きた蟹だ。川でとれるのだろうか。山の中なので魚も干物が大半だっただけに、生きた蟹は美味そうに見える。
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妻のミゾラム料理収集のために、おやつにレストランへ。ツァナと呼ばれるスープに、サンピアウと呼ばれるお粥、チョウと呼ばれる焼きそばを注文する。写真は、ツァナ。インド各地のダールとほぼ同じもの。
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こちらは、サンピアウ。具の美味しいお粥だ。
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こちらがチョウ。2日間で3回も焼きそばを注文したが、これが一番日本の焼きそばに似た味だ。
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観光客の姿はないが、土産物屋は多い。
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伝統的な編みかごを背負う女性。都会的な街でこの籠は非常に目立つ。昨日から何人もこの籠を背負う人を見かけており、気になっていたものだ。
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暗くなる前に荷物を持ってミニバス乗り場へ。東北インドのミニバスは、ほぼ全てがタタ社(インドの自動車会社)のスモーと呼ばれる10人乗りのバンを使っている。そのため、スモー以外の車種を使っていてもミニバスとは言わず、ミニバスのことをスモーと呼んでいる。特にターミナルはなく、各社バラバラに小さな机を出して予約を受け付けている。予約さえすれば、迎えに来てくれるし、目的地でも基本は指定の場所まで運んでくれる便利な乗り物だ。今回は宿のすぐ近くで切符を買っているので、迎えは頼まずにここに来た。
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午後6時40分、定刻より若干遅れての出発である。早くに予約したので席はフロント席で乗り心地はよく、景色はよく見える。とはいえ、出発してすぐに日没である。
2時間半走って、ミゾラム州最後の街パルプイに到着。ここで夕食休憩だ。
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22時に再出発。山道なので中々寝るには厳しい車中である。