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2014 バングラデシュ&東北インド

バングラデシュ&東北インド4州(トリプラ、アッサム、ミゾラム、メーガーラヤ)
日記:2014年08月13日(Wed)

7日目 -シーロン-ダウキ

 アッサム州に入ると平地となり、車の揺れがおさまったので、少し眠る。午前2時にトイレストップ、チャイ(ミルクティー)を飲む。山道に入る前の休憩だったようで、再出発後は再び車は揺れて眠れない。メガラヤ州に入ったようだ。
 夜明け前から激しい雨が降ってきた。今走っているメガラヤ州南部は世界最多雨地域として知られており、雨も一興かななどと初めは思っていた。しかし、すぐ目の前に大きな落石があり肝をつぶした。道が水浸しになっている部分もあり、結構シリアスな状況な気もする。
14/08/13 09:44:56
 雨が小降りになり、霧も晴れ、周りの見渡すと道沿いの斜面には滝が連なっている。
14/08/13 09:57:48
 ホッとしたのもつかの間で、再び雨が強くなる。こんな状況でも追い抜きをかけるので、フロントに座って景色を見ているだけで、スリル満点だ。
14/08/13 10:11:18
 舗装道路に出て揺れがなくなっても雨脚は激しくなるばかりで、辺りは夜明け前のように薄暗い。
14/08/13 11:00:16
 メガラヤ州東部の高原にあるラッドリンバイで、朝食休憩。典型的なインドの食事。雨も上がり、一安心だ。
14/08/13 12:03:52
 食事をしている人々は、インド人系の血が濃いようで、モンゴロイドの顔立ちが目立つミゾラムとは随分と雰囲気が違う。
14/08/13 12:20:58
 ラッドリンバイを出て、1時間ほど走ったところで大渋滞。
14/08/13 13:22:54
 車から降りて、のんびり周辺の景色などを撮影する。
14/08/13 13:22:40
 渋滞の先頭までドライバーと見に行くと、大きなトラックが動けなくなり、道を塞いでいる。当分動けそうにない様子である。結局我々の車はUターンし、不通箇所を迂回する別ルートを取ることとなる。到着は随分遅くなるなぁと心配したが、思ったほどの遠回りではなかったようで、そこから1時間ちょっとで目的地シーロンが見えてきた。予想以上の大都会である。スモーなので乗客を各家庭まで送っていく。道が渋滞していることもあり、我々が街の中心のホテルにまで連れて行ってもらえたのは、最初の人が下車してから1時間近く立ってから。到着時間は12時前である。にぎやかな大都市だ。
14/08/13 17:16:24
 最初に行ったホテルで部屋がないと断られた。2軒めもダメ。混んでいる様子はないのにおかしいなと思いつつ3軒目へ。ここで断られた理由が分かった。今日の18時から48時間、バンが始まるという。バンは全労働者の参加するストライキのようなもので、すべての交通機関や商店は閉まるのだとか。どうしてもというなら部屋はあるが、外に出られないし、食事も出せないとのこと。外国人はレストランのある大きなホテルに行ったほうが良いと勧められた。
 ここで48時間も足止めを食らうとダッカからの帰国便に間に合わない可能性が高い。慌ててホテルのWIFIを借りて、色々調べ物をする。やはり足止めされるとまずい。すぐに出れば今日中に国境を抜けられるとホテルの人はいう。行き方を聞いて、ホテルの前でスモーターミナルまでのタクシーを停めようとするが、全く捕まらない。困っていると自分の車で送ってあげようというおじさんが現れた。白タクなら値段の交渉をしないと危ないと思ったが、ホテルの人が話してくれ大丈夫そうに思い、車に乗り込む。ターミナルは予想以上に遠く、渋滞もあり時間がかかった。バンが始まるまでに街を脱出したい人で道がいつも以上に込んでいるそうだ。
14/08/13 17:21:56
 30分かかって無事にスモーターミナル到着。御礼の言葉を伝えると、本当に親切心だけで助けてくれていたようで、おじさんはさわやかに去っていった。
14/08/13 17:48:58
 昼食を取る暇なくここまで来て、この先も夜まで何も食べられそうにないので、何か食べておきたかったが、あまり美味しそうなものは見当たらず。
14/08/13 18:11:30
 15時に出発する。断続的に激しい雨が降るメガラヤ州らしい天気だ。雨なのにバスの後ろに乗っている人がいる。雨が激しくなったらどうするのだろうと心配になる。
14/08/13 19:12:22
 国境の村ダウキに到着し、車から降りたのが18時2分。18時までに閉まるというボーダーはまだ数キロ先だ。確かめるまでもなく、今日の国境越えは無理になった。この村に泊まるしかない。誰に聞いてもそこしかないという宿で宿泊を断られ途方に暮れる。野宿するなら警察に話を通しておこうと警察に行って事情を話すと、警官が宿で泊まれるようにするという。一緒に宿に行ってくれるのかと思ったら、イミグレーションオフィスに連れて行かれた。ついでなので明日国境が空いているかどうか訪ねたら、「開いているよ。私が行くから。」といってくれた。これでバンから脱出できる! イミグレーションオフィサーとともに断られていた宿に戻ると泊まれることになった。Inspection Bangalowといってホテルではなく、公務員が出張などで宿泊する場所だそう。ここではイミグレーションが管理しており、警官はイミグレーションに我々を案内したのだった。
 21時前にようやく夕食にありついた。都会なら18時からバンでレストランも閉まっているはずだが、田舎は規制がゆるいようだ。でも明日はどの店も開かないそう。
14/08/13 22:26:08
 宿に戻る前に朝食用のビスケットを購入し、長い一日が終わった。
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