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2013夏 中国、ベトナム
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中国(広西チワン族自治区、雲南省)+ベトナム(ハノイ、サパ)の旅
3日日 南寧-憑祥-
朝9時に荷物を預けてチェックアウト。バスで郊外まで行こうと思っていたが、乗り場を探すうちに時間がなくなってきたので、今日は街歩きをのんびりすることにする。
まずは朝ごはんを探して、食事処が並ぶ通りを歩く。壺に入ったスープが美味しそうで、壺スープの店に入る。スープは薬効があるらしく、メニューの後ろに何に効くかが書いてある。スープメニューの後ろにある壺に瓦罐煨汤(ワーグワンウェイタン)の文字がみえる。以前福建省で食べたのと同じ煮込みスープだ。
おすすめの2品を注文、どちらも美味しい。
店の前に出してある大きな壺が調理窯となっている。
大壺の蓋を開けると中には一人前サイズの壺が積み上げられている。壺の外には中身が書かれており、注文を受けると文字を見て取り出す。
食後は街歩きをしていると、大繁盛している散髪屋がある。やってもらおうかなと入ったが、予想外に大勢の人が待っており、時間がかかりそう。よく見ると大きく無料と書いてある。理髪師学校の実習を兼ねた無料散髪屋だったのだ。それほど髪がのびている訳でもないし、待つのが面倒なので切ってもらうのは止めた。
酢漬け屋で、漬けられている中身はなんだろうと見ていると、お姉さんがらっきょの味見をさせてくれた。美味いので何種類か買ってみる。意外に美味しいかったのはマンゴーだった。
お昼になり、朝とは違う食事処が並ぶ通りへ。柳州名物店や桂林名物の店など広西チワン族自治区にある他都市の名物料理の店が目につく。桂林名物鉄鍋飯と宣伝している店に入る。一人前づつを鉄鍋で炊いた炊き込みご飯を出す店だ。
街の中心部だけでは時間が余ってきたので市バスに乗って、南湖へ移動する。湖の散歩道と公園では昨日の人民公園とそう変わらない。
南湖公園の中に中国医学の本格的なマッサージ医院があった。昨年、杭州の空港で中国マッサージを受けてすごく気持ちよかったという妻が、時間があるならここでもしたいという。歩き疲れていたこともあり、入ることに。
私はマッサージが好きではないので今回も見るだけだ。リラックス目的の空港のマッサージとは違って、ここでは、診断に基づいた施術が行われる。つたない意思疎通能力を駆使して、問診を受ける妻を手伝うだけで疲れた。長時間に渡ったマッサージはかなり痛かったが、すごく気持ちよくもあったそう。その後は、体調もすこぶる良くなったという。
再び駅の近くまで戻り、夕食用に粽やカップ麺などを買う。
駅に入る前に中国将棋など見て、時間を潰す。
17時半に駅に入る。18時20分発のはずが、いきなり40分遅延の表示が出ている。始発なのになぜ遅れるのか・・・。少しでも景色が見たかったが、出発したらすぐに暗くなりそう。待合室でも時間があるので、粽はここで食べてしまった。
18時40分に改札が開いた。硬座なら指定席でも荷物置き場競争があるので改札前に並ぶが、今回は軟臥=一等寝台なので列車に向かうのものんびりで良い。
19時ちょうどに列車は走り出した。4人コンパートメントの軟臥は広いが、硬臥=二等寝台とそれほどの差がない。値段差の価値は感じられず、取れるなら硬臥で十分だなと思う。
列車は、出発してすぐに邕江(ようこう)を渡る。
その後もしばらくは景色を見ていたが、すぐに暗くなってしまった。さっさとカップ麺の夕食も済ませる。
23時に国境の憑祥(ひょうしょう)駅に到着。荷物を持って一旦下車し、イミグレーションへ。出国手続きを済ませ、再び乗車する。出発は日が変わった0時12分だった。