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2013夏 中国、ベトナム
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中国(広西チワン族自治区、雲南省)+ベトナム(ハノイ、サパ)の旅
5日日 -ラオカイ-サパ
木製ベンチの座席では眠れず。ポール駅で乗客の半分くらいが降りてしまった。残り少なくなった乗客を乗せ、列車はラオカイへ向かう。
定刻よりも40分遅れの8時ちょうどにラオカイ駅に到着する。サパに向かう前に朝食をとる。豚のミンチを葉っぱで巻いた具が絶品のブンチャーだ。
ラオカイは、中国国境に位置する交易の街で、朝から賑やかだ。ここからミニバスでサパに向かう。
ぐんぐんと坂道を登ってゆくとチラホラと民族衣装の少数民族の姿が見える。そして高原のマーケットタウンであるサパに到着。サパは、モン族、タイー族、ザオ族といった山岳民族が人口の大半を占め、独自の伝統衣装を着ている人が多いこともあり、ツーリストに大人気の街だ。サパ教会がミニバス発着地になっている。
街中に民族衣装を身にまとう人々で溢れており、嬉しくなってくる。写真は黒モン族の路上市。
買い物に来ていた黒モン族の人々。
男性も民族衣装を着ている人が多い。このおじさんも黒モン族。
ホテルを決めて、すぐに再び街に出る。市場奥の食堂で黒モン族の人々が食事をしている。
机の上におかずが色々並んでおり、どうやって注文するのかわからずにいると店の人が、盛り付けてもらった人がいたので、同じものを注文する。ご飯にいろいろ具を載せた丼飯のようなものだ。
食事が終わり、近くにある黒モン族のラオチャイ村までトレッキングすることにする。街の抜けるまでに何度か民族衣装を持つ人に買わないかと持ちかけられた。観光客用に売ってるのかと思ったら、同じものをそのままモン族の人にも見せている。特に観光客用に売ろうとしている訳ではないようだ。皆さん真剣に柄や質を吟味している。
滝の脇を降りてくる家族がおり、水汲みにでもいっていたのかと思ったら、その上に道が続いている。普通に村からの近道だったのだ。
道を訪ねたら嬉しそうに教えてくれる。ツーリストが多いのに意外なほどツーリストずれしていない人々だ。
目指す村はこの坂の下。間違っていたら戻る気にならないほどの高低差があるので、道を確認したかったのだ。
昼間は畑やマーケットに出かけている人が多いので、村にはあまり人はいない。しかし、ちょうどいた女の子が英語ペラペラだったので色んな話をすることができた。
14時半、引き返し始めたところで、バイクで今から街に出かける家族に会った。3人乗りでサパに向かっていたのだが、急坂のところでは降りて歩く。
家の軒先で竹の子や山菜を干しているのが山岳民族らしいところだ。
畑から収穫物を持って歩いてくる女の子にも何人か会った。ただこの辺りは黒モン族の村なので、会うのは黒モン族の人ばかりである。
16時前にサパに戻り着いた。赤い頭巾の赤ザオ族の土産物売り。やはり、いろんな民族衣装が見れるマーケットはトレッキングと違う面白さがある。
赤ザオ族の女性が何やら刺繍をしている。よく観察しているとあちこちで休んでいるようにみえる人が、刺繍をしている。少しの合間でも手仕事で売り物を作っているのだろう。
ザイ族のおばさんからカラフルな五色のおこわを購入。
こちらのザイ族のおばさんからは葉っぱで包んで蒸した粽のようなメンザを購入。
ベトナムの伝統的な笠をかぶったおばさんからはソーセージやモツを購入。
そしてフランスパンのサンドイッチと豚の耳を購入。
市場で買った五種類の食べ物を持ち込んでビアホイの店へ。ビアホイ(生ビール)はピッチャーで注文し、つまみを食べるベトナムらしい夕食だ。
宿に戻ると宿の人やその友人が宴会をしていた。見慣れない蒸留酒を飲んでおり、少し頂く。何かを漬け込んだ薬用酒のような味だ。喜んでいたら、部屋で飲みなさいと多めに分けてくれた。
18時20分、まだ十分明るいので、ベランダで頂いた酒を楽しんだ。
2日連続の夜行列車で睡眠不足の上に、トレッキングまでしたので今日はクタクタだ。お酒も飲んで良い気分になり、早い時間に眠りにつく。