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2020 マカロネシア&UK
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カナリア諸島、マデイラ諸島、アゾレス諸島、ブリテン島
7日目 ララグーナ-テネリフェ北空港-グランカナリア空港-ポソ
テネリフェ島の最終日。当初予定は、世界遺産の街ララグーナ観光の日だが、昨日済ませている。15時の国内線での出発なので、時間はあるが、午前中はのんびり宿で過ごす。街の端ではあるが、宿の向かい側は世界遺産の建物であり、ベランダから見える建物の多くが世界遺産登録されているものだ。
昼前に宿を出る。テネリフェ北空港は歩いてでも行ける距離にあり、まっすぐ行くと早過ぎる。少しだけ遠回りし、高台から街を見下ろす。
街の中心部はララグーナとサンタクルスを結ぶトラムが走っている。新しいトラムで、一度乗ってみたいと思っていたが、これも乗らずじまい。
3時間前に空港到着。レンタカーの返却は、車のチェックもなく、あっけない。保険をフルで掛けたので、傷などがあっても同じことなのだろうが、ガソリンも口頭で満タンというだけで済んでしまったのはびっくり。時間が余っている時に限ってスムーズである。空港で昼食をとるつもりで早目に空港に来たが、小さな空港で軽食しかない。外に出るのも面倒なので手持ちの食糧で済ませる。
カナリア諸島は、スペインを構成する17の自治州の一つであり、テネリフェ島のサンタクルスとグランカナリア島のラスパルマスの2都市が、共同州都となっている。おもな島は7つあり、ラス・パルマス県とサンタ・クルス・デ・テネリフェ県のいずれかに属している。人口は、テネリフェ島が92万、グランカナリア島が85万と拮抗し、他の島々を圧倒している。観光客数もこの2島が拮抗し、他の島々を圧倒している。カナリア諸島を訪問するなら、メインの2島は見ておきたいと考え、本日はテネリフェ島からグランカナリア島に移動する。距離は約100キロ、プロペラ機でも30分の距離だ。
離陸後すぐに、グランカナリア島が見えてくる。あっという間にカナリア諸島最大の都市ラスパルマスの上空だ。
グランカナリアでもレンタカーを借りることにする。カーニバルで込んでいたテネリフェと違って、こちらは並ぶこともなく、スムーズに受付を済ます。しかし、車の場所が分からず、結局時間がかかる。
空港から宿までは高速道路を走ってあっという間だ。キッチン付きの宿で、キッチンの備品はまずまずだ。小さな集落にある宿で周辺にはレストランも店もないが、数キロ先には大きなショッピングセンターがある。こういう時に車は便利だ。飲みたい気分だったので、スーパーで買出しし、夕食は宿でとることにする。
巨大なスーパーで吟味し、いくつかの食糧を選んだ後で、ウサギを一匹丸々売っているのを見つけた。ウサギはレストランで食べたことしかない。量が多すぎるので迷ったが、これでシンプルな味付けをしたものを食べてみたくなる。選んでいたものの大半をキャンセルし、ウサギを購入する。
夕食は、ウサギなどをつまみに、カナリア産のワイン。同宿でキッチンに出て来たのは、ウクライナ人、カナリア生まれのスペイン人、エストニア人、ドイツ人と多彩で、皆と話をしながら楽しいひと時を過ごした。