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2020 マカロネシア&UK
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日記»
カナリア諸島、マデイラ諸島、アゾレス諸島、ブリテン島
9日目 ポソ-モガン-アガエテ-サンタマリア-ラスパルマス-ポソ
初日のウサギスープがまだあるので、朝はリゾットにして食べた。今日は島を時計回りに一周をすることにする。島の東半分には海岸沿いに高速道路が開通したので、宿のあるポゾから高速道路の終点であるモガンまではあっという間だ。島の西半分には海沿いの道はなく、昨日のような山越えの道となる。
高速道を降り、5分くらい走ったところに風車があり、その先がモガンの町だ。モガンにガソリンスタンドがあると思っていたが、モガン唯一のガソリンスタンドは高速道路のインター付近だという。地図を見るとこの先ずっとガソリンスタンドはない。仕方なくガソリンを入れるために引き返したので、この風車の前は3度も通ることとなる。
山道をさらに1時間ほど走ると、緑のきれいな岩肌が見えてくる。ロスアスレホスデヴェネグエラ(ヴェネグエラのタイル)と呼ばれる岩壁だ。様々な金属の影響で緑や黄、赤のきれいな岩壁になっている。
さらに20分ほど進み、峠を越えるとようやく海とラアルデア村が見えた。
ラアルデア村まで降り、昼食のレストランを探す。村の中心部にはいくつか食べる場所はあるが、これといった店がなく、港近くの海鮮レストランに入った。メニューにはいくつかの魚があったが、村で獲れたばかりだというのはブレカだけだという。ニシキダイという和名もあるが、地中海から大西洋のこの辺りまでに住むタイの仲間だ。付け合せのジャガイモはテネリフェでも食べた塩漬けで、これも美味しかった。
ラアルデアビーチは港のすぐそばにあり、水はすごく澄んでいる。
すぐ近くの高台には先史時代の墳墓もある。
ラアルデアからは再び高速道路がある。しかし、この辺りは急峻な断崖絶壁の続いており、高速道路はほとんどトンネルになっている。せっかくなので断崖の上に続く旧道を進み、景色を堪能する。
遅くなったので、アガエテから高速道路に入る。そして、マレンテで高速道路を出て、ヴァレロン洞窟を目指す。約800年前から穀物倉庫に使われていた洞窟である。残念ながら月曜休館の博物館で中には入れず。谷を隔てた先に回って遠くから眺めたのみ。写真中央部のくぼみに見えるのが洞穴。
再び高速道路に入り、午後4時頃にカナリア諸島最大の都市ラスパルマスに到着する。15世紀からカナリア諸島の中心として栄えてきた大都市だ。
この街の最大の見どころコロンブスの家は旧市街の中心部、市場と大聖堂の中間くらいにある。コロンブスの家といっても実際に彼の家だった訳でなはない。15世紀末、この建物はカナリア諸島初代総督の館であり、コロンブスがアメリカ発見の旅の途中で立ち寄り、ここに滞在したことから、この名がついている。
もう一つ有名なのがカナリア諸島大聖堂。15世紀末に建築が始まった巨大大聖堂である。
旧市街をプラプラと散策、最後は聖アグスチン教会の前を通って駐車場に戻る。
ラスパルマスからは高速を使って、空港を通り過ぎ、宿に向かう。ビーチで有名な海岸に近い宿に泊まったので、泳ぐには肌寒い季節なので静かかなと思って訪れたら、駐車場がかなり込んでいて、あれ?
この時期はウインドサーフィンで人気のビーチだったのだ。大勢の人々がウインドサーフィンを楽しんでいる。
本日も宿で夕食をとる。スペイン最後の夜なのでワインで乾杯!