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2020 マカロネシア&UK
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カナリア諸島、マデイラ諸島、アゾレス諸島、ブリテン島
17日目 ポンタデルガダ-ポンタデルガダ空港-ポルト空港-ポルト
ポンタデルガダは乗り継ぎなので一泊のみ。出発のフライトは8時45分発だ。国内線とはいえ、8時には空港に着きたいところ。7時過ぎに宿を出て、一応空港バスのバスストップへ。確実ならば空港バスに乗るつもりだったが、バス停には時刻表がない。空港までは4キロだ。すぐに歩きだせばちょうど良い時間なので、バスを待たずに歩き始める。早朝から牛が街中の草地に出て来ていた。
ポルトまでは国内線だが2時間以上かかる。時差もあるので到着は昼前となる。朝食をとらずに来たので、軽い食事が出てホッとした。
ポルトの空港から市内へは市バスを使った。地下鉄の方が早いが、予約してある宿が地下鉄の駅から少し遠く、バスの方が歩く距離が短いのだ。
ポルトはポルトガル第2の都市で、都市圏人口160万人の大都市。久しぶりに来た大都会である。
バスを降りたのはボンスセッソ市場の前。しかし市場といっても、今は全体が食堂街に改装されている。ちょうど昼食時で、活気があって楽しいところだ。どの店も美味しそうだし、そう高くはなく、私は食べる気満々で店を見ていたが、妻がすべて拒否。えっと思ったら、運転の荒い市バスに1時間近く乗って酔ったのだという。仕方なし。
近くの見どころであるモウジーニョ広場に立ち寄る。9世紀にアフリカで戦ったポルトガルの兵士、ジョアキンアウグストモウジーニョデアルバカーキを称える記念塔が中央にそびえている。
広場に面して音楽の家という名の新しいコンサートホールがある。中が見学できるはずなのに閉まっていた。ポルトガルで新型コロナ感染者が初めて見つかったのがちょうど1週間前で、場所はポルトである。一週間でポルトガルの延べ感染者数は39人にまで増えた。うち27人がポルトとあって、今日から一部の公共施設が閉まっているのだ。
宿に入れるのが15時からなので、それまで近くのカフェで待機。昼食をとっていなかったのでコーヒーだけでなく軽い食事もとる。
宿は広いマンションの一部を宿にしている民泊のようなところ。客室は6部屋ほどで、持ち主家族もここに住んでいる。非常にきれいにしており、客用のリビングやキッチンも素晴らしい。
荷物を置いた後、街の中心部まで観光に出る予定だが、妻は宿が気に入ってしまい、宿を楽しみたいという。買出しだけ付き合えば食事を作っていてくれるというので一人で観光に出るつもりで、二人で近くのスーパーへ。しかし、大きな燻製肉とワイン2本を自分で選んだ時点で、さっさと食べたくなってしまった。結局、一緒に宿に戻り、ベランダで夕日を見ながら飲みだしてしまった。
ワインは、甘くてアルコール度数の高いポルトと未熟で緑の濃いブドウから作る微炭酸の緑ワイン、どちらもこの土地ならではのワインである。食事には緑ワインがあって、美味しくいただく。ポルトワインはデザートワイン、食後にパソコン作業しながらゆっくりといただく。