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2020 マカロネシア&UK

カナリア諸島、マデイラ諸島、アゾレス諸島、ブリテン島
日記:2020年03月13日(Fri)

20日目 チョーダトン-ストーンヘンジ-エーヴベリー-ポーターン-キンメリッジ-ダードルドア-ソルタッシュ

 朝食は宿で、昨夜の残り。たくさん残っており、お腹いっぱいだ。
 まずは英国で一番有名な観光地の一つであるストーンヘンジを見学する。先史時代の巨石サークルで、巨石好きの私にとっては見逃がせない場所だ。世界的観光地だけあって今は色々規制されている。まず、駐車場やバス停はストーンサークルのある場所からかなり離れた場所に作られている。そこからは入場料に含まれたバスに乗らねばならない規則だ。おまけにストーンサークルの周りには柵があり、立ち入れないようになってる。全体の写真を撮るには人ごみが写らなくて良いが、やはり巨石の遺跡は触れる場所で見上げたい。10数年前にもここを訪れている妻によると、以前は柵などなかったそう。
20/03/13 19:25:20
 柵で囲うと見学時間が短くなり、これだけではバカ高い入場料に見合わない。しかし、その代わり当時の集落を復元したり、石を運ぶ方法の実物大模型を作ったりしており、これはこれでおもしろい。新しい付設博物館も十分に楽しめるものだ。
20/03/13 20:01:00
 ストーンヘンジは「ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群」として世界遺産登録されており、この地方一帯には巨石の遺跡が数多く残っている。ストーンヘンジは見応えはあったがゆっくり見ることが出来なかったフラストレーションが残ったので、訪れるかどうか迷っていたエーヴベリーに立ち寄ることにする。
 この辺りの村は伝統家屋が多く、のんびりしてみたいところだ。中でもアップアヴォン村は見事な茅葺き屋根の建物が並んでおり、思わず車を停めた。
20/03/13 21:04:02
 エーヴベリーも中心部にはストーンサークルがあるが、その手前から列石の街道が延びている。ストーンヘンジの人ごみが嘘のようにこちらは人が少なく、遠くに歩く人が見えるだけ。少し距離はあるが妻が車を回してくれるというので、遺跡を独占し楽しんだ。
20/03/13 21:32:22
 中心部のストーンサークルは2重のサークルだが大き過ぎて、写真にはとらえ辛い。ストーンヘンジのように複雑ではないが、こちらは巨石を見上げながらゆっくり歩け、大満足。
20/03/13 21:48:46
 エーヴベリーで昼食時になるが、遺跡周辺の観光客で賑わうレストランを避け、少し進む。30分ほど走ったポターン村のパブに入る。何度も改装されきれいではあるが、15世紀の建物で、古い太い柱がいくつかあり、趣きのあるパブだ。昼食時が終わり、客はビールを飲んでいるおじさんひとり。
20/03/13 22:40:10
 注文したのは、ジャケットポテト、エビカクテル乗せ。イギリスの料理に期待していなかったが、意外に美味しい。
20/03/13 22:55:00
 もう一品がステーキパイのエールソース。こちらも意外に美味しい。英国は外食費が高く、2品だけで3000円近くするが、また食べても良いなと思える味でホッとした。
20/03/13 23:02:54
 ポターン村も茅葺き屋根が多く、おもしろそうなところだ。時間に余裕があれば泊まりたいところだが、先に進む。
20/03/13 23:34:08
 2時間ほど南に進むと海が近くなる。それまで平らな地形だったのに、海に近づくとアップダウンの多い丘陵地帯となり、羊がたくさんいる。
20/03/14 01:26:58
 16時半にドーセット州のキンメリッジ海岸に到着した。この辺りから西にかけての海岸は、「ドーセットと東デヴォンの海岸」として世界遺産登録されている。別名ジュラシック・コースト(恐竜海岸)として知られるこの海岸部には中生代にあたる三畳紀、ジュラ紀、白亜紀にできた地層を見ることが出来る。化石もたくさん見つかることで知られている。
20/03/14 01:43:50
 地層の崖がきれいに見えるキンンメリッジから少し進むとダードルドアに着く。ジュラ紀の石灰石で出来た天然の大穴だ。ジュラシックコーストの見どころとしてはこちらの方が有名だ。
20/03/14 02:31:30
 ダードルドアの逆側にあるマンオワー湾は、固い地層の岩石列が湾を囲み、おもしろい地形となっている。
20/03/14 02:38:52
 さらにいくつかの景点をチェックしていたが、時間が遅くなり、天気も悪くなってきたので、諦めて進むことにする。途中から土砂降りの雨になった。最初はエクセターの街で泊まろうかと思っていたが、雨だと宿に早く着いても仕方ないと先に進む。車の中で宿を探すが、意外に当日の夜ではネット予約できない場所が多い。結局、プリマスの先のソルタッシュに宿を決め、豪雨の中を進む。到着は20時半。パブの2階でうるさかったが、意外に良い部屋で助かった。宿近くのスーパーで買出しし、部屋で夕食をとる。
20/03/14 06:11:48
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