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2020 マカロネシア&UK
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カナリア諸島、マデイラ諸島、アゾレス諸島、ブリテン島
32日目 フォークストン-ロンドンヒースロー空港-
朝5時に起床。ホテルの窓から朝焼けのドーバー海峡が見える。残っていたオレンジジュースを飲んだだけでチェックアウトし、すぐに出発する。
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ヒースロー空港までは160キロ、約2時間で到着した。しかし、レンタカー返却場所が分からず、行ったり来たり。ハーツで借りていたのだが、ターミナル4のハーツはレンタカー会社の集まっている場所ではなく、ヒルトンホテルの駐車場がオフィスなのだ。レンタカー返却場所の看板頼りに空港内を進むとヒルトンの脇を通るが、ヒルトンの駐車場側に入れず苦労した。そして駐車場の入口で、車を停める。駐車場に車が停まっておらず、奥に見えているオフィスも開いているようには見えないのだ。有料駐車場なので返却場所が違っていれば出る時にお金がかかる。仕方なく、入り口に車を残し、歩いてオフィスに確認に行くと張り紙が・・・。
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返却場所を変えるなら電話かメールしてくれ! 何のために連絡先を伝えているのやら。早めに来ているから良かったが、ギリギリに来ていれば乗り遅れる可能性もあるのに! しかもこの文章だとバス停2番付近で車を返せそうだが、実際は違った。そこに停まっていた送迎バスに誘導されて、8キロも離れたメインオフィスに返しに行くことになるとは・・・。メインオフィスの場所なら地図で分かる。連絡もらっていれば簡単に行けたし、張り紙にメインオフィスと書いておけば、バス停の2番を探す必要もなかった。全く何を考えているのやら。
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何はともあれ、無事に車の返却は終了。本日の走行距離は180キロ、空港内で20キロもウロウロさせられたのだ。イギリスは2週間弱で3262キロの走行。マカロネシアの島々を合わせると4350キロを走ったレンタカーの旅も無事に終了。年末のサウジアラビアと合わせると9670キロも走っている。マイカーの年間走行距離を軽く超えている。よく走ったものだ。
通常時なら込んでいるだろうヒースロー空港も今日はガランとしている。店も閉まっている方が多いが、スーパーが開いていたので無事にポンドのコインは使い切る。
昨日のウェブチェックインで窓側2席が取れていたのでそれほど混んでいないかと思ったら、飛行機は満席に近い。ロックダウンで仕事が出来なくなるまで粘っていたビジネスマンが多いという予想に反し、若い人が多く、明らかに学生の卒業旅行らしき人もいて驚く。
離陸し、配られた入国関係の書類に初めて見る紙がある。これだけだ配られるとネット上にあげられていた自粛要請の紙だけでなく、新たに申告書とのタイトルの紙が追加されたのだ。虚偽の申告をすれば罰せられますよとの文言が加えられており、これが自粛要請に従ってもらうための新たな対策だ。
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英国航空の機内サービスに期待をしていたが、コロナ対策のためにランチサービスはこれだけ。酒はないし、そもそも量が足りない。仕方はないが、さびしい。
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ともあれこれで日本に帰れる。家まで帰れるかどうかはまだ分からないので不安は残るが一安心である。