旅して » 旅紀行 »旅日記 » 2022 欧州 北極圏から地中海まで »日記»

2022 欧州 北極圏から地中海まで

ノルウェー,オランダ,ドイツ,フランス,ルクセンブルグ,ベルギー,スペインの旅
日記:2022年09月24日(Sat)

4日目 -トロンハイム-モション

 昨夜買ったニシンの酢漬けが運べないため、暗い時間から起きて朝食にする。早朝、6時半にトロンハイム(トロンヘイム)着。気温は6度、暖かな場所から移動してきたので非常に寒く感じる。
 トロンハイムはノルウェー第3の都市であり、11世紀から13世紀にかけ、ノルウェー王国最初の首都として栄えた古都でもある。できれば一泊してゆっくり見たいところだが、90分の乗り継ぎ時間だけで観光し、次に進む計画だ。秋分の翌日なので6時半なら明るいと思っていたが、今日の日の出時刻は7時6分。6時半だとまだ暗い。
 列車を降りて、そのまま歩いて旧市街に向かう。明るくはなってきたが、街灯はまだ点いている。
22/09/24 13:38:58
 運河に面し、数世紀にわたって魚市場だった広場に建つモニュメントは、"Den siste viking" 「最後のヴァイキング」と名付けられている。
22/09/24 13:42:56
 最後のヴァイキングから南へ、ニーダロス大聖堂まで続くムンケガタ通りが、トロンハイムのメインストリートだ。スティフツゴーデン(Stiftsgården)は、18世紀に建てられた宮殿で、19世紀からは王宮として使用されている。北欧最大の木造建築物としても知られている。
22/09/24 13:45:42
 王宮の南にあるトルベットは、トロンハイムの中央広場に相当する。広場の中心に建つのは、オーラヴ1世のモニュメント。オーラヴ1世は、トロンハイムに都を築いて首都に定めたヴァイキングの王だ。
22/09/24 13:48:44
 広場の南にはトロンハイム地方裁判所がある。入口にはそれらしきレリーフが並んでいる。
22/09/24 13:52:44
 通りにはモニュメントがいくつもある。しかし、説明がノルウェー語だけのものが多く、何のモニュメントか分からないものが多い。トナカイのモニュメントなどは見ただけで分かるので、ほっとする。
22/09/24 13:53:58
 ムンケガタ通りの突き当りにあるニーダロス大聖堂は、12世紀に設立された大聖堂だ。過去には北ヨーロッパ中から信徒がやってくる重要な巡礼地として知られていた。
22/09/24 13:58:18
 ニーダロス大聖堂に面して建つ巨大な建物は、トーマスエンジェルの家。1767年に亡くなったトロンハイムの大商人トーマスエンジェルの意向で1770年に建てられた集合住宅で、裕福層の老婦人の為のもの。現在も高齢者向けアパートとして貸し出されている。
22/09/24 13:59:14
 ニデルバ川にかかるオールドタウン橋は、1681年に架けられた木製の跳ね橋だ。今は補強され、舗装されているので一見木製には見えないが、河原から見上げれば良く分かる。
22/09/24 14:03:48
 橋そのものも有名であるが、橋から見える川沿いの建物が本当に美しく見応えがある。これを見たくてトロンハイムに立ち寄ることを決めたほどなのだ。
22/09/24 14:02:16
 これらの建物はブリッゲンと呼ばれるが、もともとは埠頭を意味する言葉である。世界遺産に登録されたベルゲンにあるブリッゲンが有名だが、トロンハイムのブリッゲンも同様に価値ある素晴らしいものだ。
22/09/24 14:07:28
 約一時間歩いて駅に戻ってきた。旧市街と駅の間には運河があり、船がたくさん停泊している。着いた時は暗くて見えなかったが、ようやく明るくなり、周辺の様子が分かるようになった。
22/09/24 14:25:20
 駅構内にあった無人売店。
22/09/24 14:35:00
 無人売店の支払いはクレジットカード。バーコード読み取りレジマシンなどはなく、値札を見て自分で計算し、自分でカードを差し込み金額を打ち込むらしい。計算用の電卓もない。数字を間違えた時とかどうするの? 慣れない外国人には難しいシステムで、買い物し辛そう。
22/09/24 14:34:44
 トロンハイムから北に延びる鉄道は、北極圏にある都市ボードーまで続いている。ボードーまで行く列車は一日二本、朝の列車と夜行列車のみだ。途中のモション(Mosjøen)で下車するには夜行列車は使い辛いので、トロンハイム滞在が短くなるが朝の列車を選んだのだった。
22/09/24 14:37:42
 氷河地形の続く途中の景色が美しいことで知られることもあり、昼間の列車を選んでいる。
22/09/24 18:53:16
 ところが出発してすぐから腹の調子がおかしくなり、景色を楽しむ余裕はほぼなくなった。到着までの5時間半の間に10回以上トイレに通い詰めたのだ。昨夜と朝に食べた何かにあたったようだ。トロンハイムにいる間にならなくて良かったと思うしかない。
 13時20分、モション駅に到着。アディスアベバでホテルをデイユースしたものの、宿泊自体は、飛行機、飛行機、列車と続けてきた。ここでようやくのホテル宿泊である。睡眠不足の上に食あたりでボロボロの体調になってしまい、一刻も早く横になりたい。
 駅から歩いて約10分、宿は世界第3位のアルミ会社Alcoaのアルミ精錬所の前だった。ヨーロッパ最大級のアルミ精錬所だそう。ロゴと社名の下には何故かカラフルな自転車。最近の自転車にはアルミ製品もよく使われているのだろうか。
22/09/24 21:10:44
 食欲は全くなく、横になりたかったが、健康な妻がどうしてもランチに付いて来て欲しいという。仕方なく、一緒にレストランへ。
22/09/24 21:37:44
 いったんは席に着いたが、すぐにトイレへ。発熱も伴いレストランで待つも辛くなってきたので、妻がオーダーをしたところで先に帰らせてもらう。
 来る時と違う道でホテルに向かっているとヌールラン州各地の食事を出すフェスティバルをやっていた。ゆっくり見たいところだが、それどころではなくサーミ(ラップ人)のテントと炊事の写真を撮ったのみで宿に戻る。
22/09/24 21:40:40

 ここからは私がホテルで倒れている間に妻が撮った写真なので簡単な説明のみ。私が観光することはもう出来そうにないので、出来るだけ写真をとって来て欲しいと頼んでおり、色々歩いてきてくれた。
 ランチは、タラのオーブン焼き。焼きナスやイクラが付いている。
22/09/24 22:01:38
 モションはヴェフスンフィヨルドの最奥部にある町で、一応港もある。
22/09/24 22:19:34
 町の中心部。
22/09/24 22:21:34
 フィヨルドに架かる橋。
22/09/24 22:33:20
 町の対岸は急峻な山になっており、それを登る石段が繋がっている。このヘルゲラント階段は、ネパールから雇われたシェルパ山岳道路作業員によって手作業で作られた。
22/09/24 22:48:02
 この尾根からの展望が素晴らしく、出来れば登りたいと思っていたのだが・・・。
22/09/25 00:04:28
 屋根に苔の生えた家。
22/09/25 00:11:00
 この他、有名な公園や教会等を歩いて来たそう。

 夕食も食べられないから要らないと言っておいたが、妻は最後にスーパーで美味しそうなノルウェー料理を色々買って来ていた。しかし私はそれどころではない。明日の大移動の予約があるので、キャンセルせずに済むようひたすらおとなしく休むのみ。
« 3日目 -オスロ-