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2022 欧州 北極圏から地中海まで
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ノルウェー,オランダ,ドイツ,フランス,ルクセンブルク,ベルギー,スペインの旅
10日目 ホルムスタッド
午前中はどこにも出かけず、リビングでのんびりと過ごす。ランチは昨夜とおなじフォリコール味がなじんでさらにおいしくなっている。
天気が良いので午後はさすがに近所を散歩することにする。写真は泊まっている家。
家を出て300メートルで海に出る。一番近いバス停は来る時に降りた場所だが、明日朝出る時のバス停は違う路線なので少し歩かねばならない。特に散歩をする場所も決めていなかったので海沿いにバス乗り場方向に歩く。民家も少ない地域で、バス停は目印もない場所だった。あまりに乗り継ぎの時間が悪いのでヒッチハイクも考えていたが、交通量は少なく、ヒッチハイクはあまり期待できそうにない。
海辺に降りてみる。水は澄んでいて、ワカメのような海藻があるが、波がほとんどなく、まるで湖のようだ。もっともここはフィヨルドなので海であることは間違いない。
いったん家に戻り一休みしているとホストのおじさんが近くの丘からの景色を勧めてくれたので登りに行く。オーロラを見に夜中来ても良いかなと思っていたが、途中道を外れると湿地のようになっており、とてもではないが夜に来たくはない場所だ。見晴らしはまずまず。予報通り今日は雲一つなく、オーロラを見るのが楽しみになる。
夕食後、21時過ぎからホストのおじさんがヘラジカを見れるポイントに車で連れて行ってくれ、しばらく待つが現れず。その代わり、オーロラが出て来た。レーヌでは緑色だけだったが、ここでは赤いのも出ている。予報通り地磁気の動きが強いためか、オーロラはどんどんと形を変え、見飽きない。しかし、屋外なので寒い。我々の持っている服を見て、それでは寒すぎるとおじさんが防寒着を貸してくれているのだが、それでも結構冷えてしまった。オーロラはまだ出ているがいったん家に戻り、体を温める。
家のベランダからだと屋根や木が少し邪魔になるが、ここからでも十分に見える。体が冷える前に屋内に戻り、暖房に当たれるので、風邪をひく心配もなくオーロラを楽しめる。
これだけ見ればもう満足と思って私は先に寝たが、妻は朝4時まで起きていたそう。