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2022 欧州 北極圏から地中海まで
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ノルウェー,オランダ,ドイツ,フランス,ルクセンブルク,ベルギー,スペインの旅
11日目 ホルムスタッド-ソートラン-ローディンゲン-ハーシュタ
泊まっているホルムスタッドを土曜日に出るバスは午後の遅い時間のみ。時間が惜しいので朝からヒッチハイクしようかと思っていたが、ホストのおじさんが出勤ついででソートランの街まで送ってくれることになり、助かった。8時半に出発し、20分ほどでソートランのバスターミナルに到着する。ここからのバスも土曜日は本数が少なく、始発が10時20分である。ターミナルで待つつもりが、建物自体が開いていない。仕方ないので少し散歩、海の見える場所に座れる場所があったので、そこで時間つぶしをする。10時になってショッピングセンターやバスターミナルが開いた。ショッピングセンターのトイレが無料で助かる。
10時20分のバスで出発する。街を抜けるとバスは橋を渡り、ラング島からヒン島に入った。ヒン島はスバールバル諸島を除けばノルウェー最大の島であり、島内でヌールラン県とトロムス県に分かれている。バスはフィヨルドの海岸部を走り、U字谷の峠を越え、氷河湖の縁を走り、再び次のフィヨルド、さらに次の峠と氷河地形をひた走る。
港町であるローディンゲンに11時15分到着。スーパーマーケットは土曜日で閉まっていたが、酒屋は開いていた。ノルウェーでは酒類が非常に高く、ほとんど飲んでいないが、見る分には世界中の酒が並んでおり楽しい。
埠頭のベンチで昼食をとった後、街を散歩する。自転車のモニュメントがかっこ良い。
土曜日のためか、人が少なく、静かな港町だ。
お茶目なモニュメントも良い感じだ。ビーチでバーベキューをしている人々も楽しそう。のんびりとした街だった。
13時の街でトロムス県の街ハーシュタに向かう。人口2万人のハーシュタは、ノルウェーの北極圏ではトロムソ、ボードーに次いで3番目の都市だ。ボードーは港に着いただけなので、今回の旅ではトロンハイム以来、1週間ぶりの都市だ。人口規模から大したことはないだろうと思っていたが、郊外から大きなショッピングセンターがあり、車は渋滞している。久しぶりの街だーと思いながらの到着となった。
ここでも宿泊はAirbnbで見つけたホームステイ。きれいな家で快適だ。近くに大きなショッピングセンターがあり、買い出しに行く。ノルウェーに来てから入った一番大きなスーパーで色々と見て回った。
夕食は、パスタとヘラジカのサラミや魚のプディング。ノルウェー名物の魚プディングってどんな味だろうと思って食べたら、カマボコだった。
休暇で軍隊から戻っていたホストの息子さんと色々話をする。初めて日本人と話をするそうで彼は興味津々だ。お母さんは観光ガイドをしており、日本人のお客さんも時々担当するという。観光地でもないのに日本人が来るのかなと思って質問すると、日本人はオーロラツアーで来るとの答え。
私は昨夜のオーロラで満足していたし、街で周辺が明るいのでオーロラに期待せず寝てしまったが、妻は遅くまでオーロラを待っていた。しかし、残念ながら出なかったそうである。