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2022 欧州 北極圏から地中海まで
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ノルウェー,オランダ,ドイツ,フランス,ルクセンブルク,ベルギー,スペインの旅
26日目 パルマ
朝食は初日に買って残っていたマヨネーズをパンに塗って食べる。旅行中にマヨネーズを買うことなどほとんどないが、マジョルカ島がマヨネーズの起源という説があるのでと妻が選んだのだった。よく知られている起源は隣のメノルカ島起源説で、そこからフランス人が持ち帰り、世界に広めたという18世紀の話である。しかし、それより早い段階でスペインの料理本には何度も紹介されており、正しい起源は分からないが、14世紀には存在したらしい。
今日は郊外にあるベルベル城を訪れる。日曜日の朝は静かで街を歩いている人は非常に少ない。店もほとんどが閉まっていた。住宅地を抜けると丘があり、林の中を縦横に道が続いている。散歩するに適しているのか、地元民らしき人々が何組も歩いていた。
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標高112メートルの丘の頂上にあるベルベル城は、1311年に建てられたもの。欧州では珍しい円形の城となっている。
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建物内部の博物館は期待以上に広く、見るのにすごく時間がかかる。観光客が大勢来ているが、中が広いのでそれほどの混雑感はない。
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城から見える360度のパノラマは素晴らしく、この景色が「美しい景色」を意味するベルベル(Bellver)という名の語源となっている。
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昨日訪れたパルマ大聖堂を望遠を使って拡大してみた。ここまで直線距離で2.5キロある。停泊しているヨットの数もものすごく多い。
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昼になって丘を降り、昼食場所を探す。開いているレストランや商店は少なく、目的地に向かって歩くだけでは見つからない。グーグルマップで現在営業中の店を検索し、ようやくパン屋にたどり着いた。ここで肉の詰まったエンパナーダなどを購入する。ちなみに今まで知っていたエンパナーダは、写真のような半円形だったが、ここではこれをコロカイと呼び、エンパナーダは写真右端の円形のもの。
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ヨットハーバーに面したベンチで昼食にする。その後はそのまま海沿いの散歩道を歩いて、旧市街へ。
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海洋博物館とマジョルカ博物館を見学する。マジョルカ博物館は見応えがあった。日曜日は博物館が無料ということで、もっと博物館めぐりをする計画だったが、ここで時間切れ。日曜日の博物館は閉まるのが早いのだ。
日曜日でも開いているスーパーをこれも検索で探し当てて、夕食の買い出しをする。
昼が軽かったこともあり、宿に戻ったらすぐに準備をし、明るいうちから夕食を食べ、サングリアを飲み、寝てしまう。