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2022 欧州 北極圏から地中海まで
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ノルウェー,オランダ,ドイツ,フランス,ルクセンブルク,ベルギー,スペインの旅
29日目 バレンシア-マルセイユ空港(+ビトロル)-ジュネーブ-
朝7時を過ぎてもまだ真っ暗で、7時半頃起きだしてパッキングをする。
車を停めていた場所まで歩いて5分、そこから空港まで車で10分の予定だった。余裕をもって出発したつもりだが、朝の渋滞が予想外に酷い。結局、空港の駐車場に着いて車を返却したのは9時7分。契約は9時までなので何か言われるかと心配したが、何も言われず。請求金額のレシートも確認し、時間オーバーとされなかったことにほっとする。10分程度なら許容なのか。契約書は予約時間からになっていたが、借り出し時間も書いてあったのでそちらが優先されるのかもしれない。受付で待たされたので借り出し時間は9時20分くらいだったはず。今後の参考に確認しようかとも考えたが、藪蛇で、「じゃあ7分分計算します」なんて言われたら嫌なので、止めておいた。ともあれ、これで今回のレンタカー旅は3度とも問題なく終了でき、良かった。
飛行機の出発予定時間は11時45分、余裕があるので、ゆっくりと朝食をとる。といっても昨日のチーズとハムが残っていたので買ったのはクロワッサンのみ。
これから乗るのも先日と同じライアン航空なので、荷物制限が厳しい。帰国寸前だからといって荷物を増やすわけにはいかず、ショップは見ずに、搭乗ゲート付近でのんびり過ごす。しかし、遅延のアナウンスがないまま搭乗予定時間になっても搭乗は始まらない。出発予定時刻を過ぎたあたりでようやく搭乗開始。約30分の遅れで無事に離陸する。マルセイユまでは1時間半ほど。さしたるサービスのないフライトだが、混んではおらず快適だった。
13時40分にマルセイユ空港に到着する。ここで20時45分発のエチオピア航空に乗り換えだ。7時間あるのでマルセイユで見たいものがあれば行けない訳ではない。しかし、2人とも特に見たいものがある訳ではなく、妻の希望は大きなスーパーマーケットに行くこと。ここからは荷物の制限もないので、帰国後に世界の料理を作るための食材を色々買いたいらしい。空港に隣接するビトロル(Vitrolles)市にはいくつか大きなスーパーマーケットがあり、最も近いものなら歩いて20分ほどで行ける。しかし、レストランで昼食をとる可能性を考え、バスに乗るのなら同じ料金ということもあり、ビトロルの中心にあるスーパーマーケットに行くことにする。バスは先日も乗った最寄りの鉄道駅経由のものなので本数は多い。
スーパーでの買い物ついでに、ランチ用の食料も購入する。公園に移動し、ベンチでランチだ。お酒は機内で出るので飲み物はジュース。明日は、朝食が機内食とホテルのビュッフェ、昼もホテルのビュッフェ、夜はホテルのビュッフェに機内食と出される予定だ。今日のランチくらいは胃腸を休ませておこうと再びハムとチーズとパンとなる。パンはもちろんフランスパン。
ビトロルはさして見るものもなく、早目にバスで空港に戻った。エチオピア航空もウェブチェックインしてあるが、搭乗券を印刷していないのでカウンターに並ぶ。搭乗券はここでもらえたが、乗り換え時のホテルバウチャーは、時間がかかるようで、搭乗手続きのできるカウンターではなく、航空券を購入するオフィスに行くように案内される。ここから乗る人はすぐの乗り継ぎで、ホテルで休む必要がないのだろうか・・・、後から調べたところ、アフリカ方面へはすべて当日乗り継ぎが可能で、ホテルバウチャーがもらえるほど乗り継ぎが悪いのはアジア方面の便のみだった。オフィスの人もバウチャーの発行方法が分からないようで、延々と待たされた。暇なのでエチオピア航空のモバイルアプリを入れてみたところ、簡単にオンラインバウチャーを得ることができた。カウンターで見せたところ、それで行ってくれということになった。
飛行機は一時間半遅れの22時15分に出発した。ジュネーブ経由のアディスアベバ行き。成田ソウル間と違ってこの区間だけの乗客はいないので、ジュネーブまではガラガラで快適だ。その代わり、夕食サービスもドリンクサービスもなく、退屈なフライトが1時間続く。そしてジュネーブではさらに退屈な機内待機。ここで大勢が乗って来て満席となった。
23時53分にジュネーブ空港から離陸する。夕食が出たのは日付が変わった10月20日の1時半。待った分かなりの空腹だったので、ワイン2本を含め全部を美味しくいただいた。