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■氷河トレッキング
本当なら今日から運行するはずの、スカフタフェットルSkaftafell(今いるところ)→ランドマンナロイガルLandmannalaugarのバスは、運行延期中。昨日の日記にも書きましたが、内陸部は雪のため、しかもそのルートは何度も川を渡っていく山岳ルートであるので、納得はできます。でも、レイキャビクReykjavik→スカフタフェットル→内陸ルートでランドマンナロイガル→レイキャビクReykjavik、という周遊チケット(路線変更“不可”)を買っているので、いざ道が遮断されると、本当に困る・・・。
とりあえず、残された道は、「明日、来た道を戻ってレイキャビクに帰る」しかありません。キャンプサイトのレセプションのお姉さんは、「ヘトラHellaに行って別の道を行けばランドマンナロイガルに行けるわよ」と言いますが、ヘトラまで1日、そこから1日、と、ランドマンナロイガルに行くのに2日をかけるのは、6月17日のグリーンランド行きチケットを持っている私たちには不可です。
しかもね、アイスランド、バス代がすごく高いのですよ。もし、路線変更不可&払い戻し不可のチケットが使えずに、自力でレイキャビクに戻る羽目になったら、行きたいところに行けずに出費増だなんて、本当馬鹿みたいですよね。
仕方ないことかと悩みましたが、受付お兄さんに相談して、アイスランド語(←これ重要)で、バス運転手宛ての手紙(事情説明)を書いてもらいました。英語が大変によく通じるアイスランドですが、バス運転手は英語が通じないことが多いのです。
さて、今日やったこと。
状況はともあれ、今日も1日、大氷河のお膝元スカフタフェットルに居られることになったので、氷河を目指してロングトレッキングに出ました。行き先は幾つかある中、有名なパイプオルガンの滝(スバルティの滝)を経由して氷河の足元、モルスアールロンMorsarlonという氷河湖まで行くコースを選びました。
トレッキングコースは、とても歩きやすいものでした。林の中をうねうねと進んでいくのですが、上り下りが激しくないのが嬉しかった♪ 高緯度地帯らしき、例えば日本にいるのとは異なる植生が次々と目に入ってきますし、苔生す上をふわふわと歩いていくのも、不思議な感じがしますがなかなか気持ちいい。
終着地点は氷河湖です。氷河のすぐ際に、氷が融けた水がたまって氷河湖ができています。氷山も浮いています。その向こうに、氷河の断崖絶壁が見えます。
しかも! しかも! 時々、ドドーン、ピシピシッと(落雷の音をイメージしてください)、遠くのクラック音(氷河が割れる音)が聞こえてくるの!! そう、いろいろなトレッキングコースがある中で「クラック音が聞ける」と何かの説明に書いてあったからこそここを選んだのです。
その光景よりも、サウンドの良さ! 「地球って大きいなあ」と、自分の小ささをしみじみ感じるその音。なかなか他所ではできない体験は、忘れられません。
本日の旅
行動 :スカフタフェットル観光
朝食 :パンSkyr(スキール、アイスランドのヨーグルト)きゅうりReykhusid(レイクフシェス、魚のスモーク、今回はスモークサーモン)のオードブル/キャンプサイト
昼食 :卵ハムトマトレタスきゅうりのサンドイッチ、チーズハムトマトレタスきゅうりのサンドイッチ/氷河湖
夕食 :フォワグラブロック、パン、ビール、朝と同じオードブル/キャンプサイト
宿泊 :チャルズツワイディドキルキュバイヤルトゥーヴィースカフタフェットルシスティラTjaldsvaedid Kirkjubaer Ⅱ V.Skaftafellssysla
旅情報
1クローナ=0.78円
*スカフタフェットルのトレッキング
スカフタフェットルは氷河トレッキングのメッカなので、ガイドブックにはその説明も載っていると思う。もっていなくても、キャンプサイトに泊まれば無料で、そうでなければ1つ200クローナで、トレッキングマップをもらえる。同じ地図はインフォメーション横に大きく掲示されている。氷河を上から眺めるコース、氷融けの川沿いを歩くコース、氷河の際まで行くコースなど。