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■他の首長国へ行こう!
今いる国は「アラブ首長国連邦」と言います。分解すると「アラブの首長国の連邦」となります。首長(しゅちょう)はイスラムでいう君主の1つで、首長国はそれによる君主制国家。つまりは1人の人が支配する体制ですから、共和国の反対語みたいなもんです。そしてアラブ首長国連邦は、7つの首長国から構成される連邦国家、というわけです。ちなみにエミレーツ航空の名前は日本でも有名ですよね。エミレーツは首長国という意味の英単語です。
さて、ここが7つの首長国をもつ国ならば? 今日は他の首長国へ行ってみましょうか!
今滞在しているのはドバイDubai首長国。地図を見て、ガイドブックから他の首長国の記述を読んで、あづさは「アジュマンAjmanに行きたいなあ」って和人に言いました。和人は「何でそんな何もないところに~(苦笑)」なんて言いますけど(笑)
ドバイが巨大な経済大国なので、対極的なところに行ってみたら対比が面白いかなって思ったんですよね。そんなわけで、まずはシャルジャSharjah首長国でバスを乗り継いで、アジュマンへ。
ここはもと漁村で、現在も7首長国のうち最も小さくて貧しい国らしいんですけど、それでも、さすがはUAEの一部ですから、なかなかの規模と思いました。バス車窓から見たアジュマンの第一印象は、きれいに整備された町、船の往来と共に活気ある港、意外にたくさん見られる建築進行中のビルディング群、といった感じです。
到着したのがお昼過ぎだったので、労働者は休憩時間に入り、ミュージアムは昼休み時間帯となってしまったので、いざ自分たちの足で歩き始めた頃は、町は閑散としてしまいました。フィッシュスーク(魚市場)は閉鎖または移転の様子で、ガイドブックの地図に載っている場所には見当たりませんでした。
ご飯を食べたり、のんびりと町をお散歩したり、海を見に行ったりして、アジュマン観光はほのぼのと終了です。
バスに乗って次の首長国シャルジャへ。歴史的遺物も多く残され、観光できるところです。「Heritage Area」(ヘリテージエリア、歴史地域)には、フォートや歴史ミュージアム、UAEで最も古いスーク(アルアルサスークAl-Arsa Souq)などがありました。文章ではなんとも上手く書けないのですが、UAEの古い建築は何ともスタイリッシュ。アイボリーカラーと夕暮れの空との色合いがとってもマッチしていて、「風の塔」(空気を高いところから取り込んで座位の人々に自然と冷たくなった風を送る、天然クーラーのような役割をもつ塔)のような伝統的なものがとても美しく見えました。
ベジタブルスーク(野菜市場)を散策してからバスに乗り、ドバイへ。
今日は、1日で3つの首長国を見ることができました。
明日はこの国の最終日です。めいっぱい楽しみましょう♪
本日の旅
行動 :アジュマン首長国観光、シャルジャ首長国観光、ドバイ首長国観光
朝食 :なし(なんとなく)/
昼食 :ハプラン(えびせんべいみたいなもの)、アチャール(レモンの唐辛子マリネ)、ポリアル(ナスのココナッツ和え)、ごはん、魚のカレー、オクラのカレー、トマトとレモンのカレー、魚の唐揚げ/アジュマンの食堂
夕食 :ホブス(アラブの薄パン)、ダール(レンズ豆のターメリック煮)、サブジ(ほうれんそう玉ねぎオクラの煮込み)/ドバイの食堂
宿泊 :アルミタリアゲストハウスAL MITHALIAH GUEST HOUSE
旅情報
1ディルハム=25.1円
*ドバイからシャルジャへの移動
ドバイクリークのアブラ(水上タクシー)乗り場、「サブハSabkhaアブラステーション」を北に行き、右手郵便局をすぎて右に行ったところにバス乗り場がある。シャルジャまで1人5ディルハム、所要50分。
*シャルジャからアジュマンへの移動
上記のようにドバイからシャルジャに着くバスターミナルからアジュマン行きバスが出ている。1人3ディルハム、所要30分。