2人の世界旅 日々の記録

■頑張ることはできる・２
ただいまドバイDubai、「次の道」を模索中。大きな視野は中央アジアとアフリカなのですが、中央アジアへ行くには時期が早すぎるため（夏にならないと寒くて旅ができない）、アフリカを優先して考えています。

でも、朝一番にサウジアラビア航空へ。写真の時計塔が目印。時計塔からオフィスが見えます。



組み合わせとなる２つの航空券が「２４時間以上７２時間以内の乗り継ぎ」で、なおかつ渡航地への直行便がないなどの要件を満たせば「トランジットビザ」が発給してもらえる可能性が出てきますが、でも、そのトランジットビザの要件に合う航空券は見つかりません。

パキスタン領事館。
昨日の約束どおり、領事面接。でもＵＡＥでは日本人旅行者はパキスタンビザ取得不可能と言われました。空港アライバルビザが取れる国籍一覧を調べてくれましたが、そのリストに日本はありませんでした。


「ドバイがだめならアブダビAbudabiの大使館めぐり」も視野に入れています。本屋でアブダビの地図を見ますが、しかしここでもエリトリア大使館を見つけることができません。


今私たちは「難関国」への挑戦をはじめています。

「難関国」には大きく２つあると思います。１つは、ビザが取れない国。２つめは、情勢が悪くて危険な国。

先日日記にも書いたように、今イスラム教を主体とする国の情勢が非常に悪くなっています（チュニジアやエジプトではすでに政府陥落も）。最新の情勢を知っておきたくて、日本領事館にも行きました。

でも、遭えてここで苦言吐かせてもらいますが！！（告げ口してくれてもいいです）、出てきた担当者、馬鹿！　「エジプトには今行かれないほうが・・・今も日没から朝まで外出禁止ですし」・・・ウソつきー、夜間外出禁止令は一週間以上前に２０時～朝６時に緩和されて、３日前に夜０時～朝６時に緩和されている。しかも「日没から朝まで」と規定されたことはここんとこ一度もない！嘘つき！　しかもあづさが「最近ガルフはどうなりましたか、カタールとかバーレーンとか・・・」と質問すると「ここＵＡＥもそうですけれど、カタールもバーレーンも問題ないですよ」ですとな。これで、何を相槌しなくても、あづさも和人も２人同時に「この人本当駄目！馬鹿！」が分かったので、「ありがとうございましたー」と言って撤退することを早々に決めました。何故ならば、バーレーンでもすでに死者を伴う反政府デモは始まっており、すでに内戦突入への予断を許さない状況になっているからです。死者も出ている暴動に対してあの呑気な回答はないでしょ。


日本大使館／領事館はどうも旅行者を下に見る傾向がありまして、でもその傾向を作ったのはこれまでの旅行者ではないかと、あづさは思っています。

日本大使館の「旅行者を下に見る傾向」を助長させるのは嫌なので、私たちは日本大使館を訪問するときはいつも、（和人は）ひげをそり、襟つきの服を着ています。政府の機関に訪問するのだから当然ですし、館内でも社会人として恥ずかしくない言動を心がけています。何も知らずに「教えてくださーい」みたいに訪れたことはありませんし、何を伺うにしても調べて調べて調べた上で、しかし誤りや古さがありがちなインターネット情報の不安から、日本大使館を訪れているだけ。

でも、残念なことに、日本大使館という政府関連の役所に行くにもかかわらず、サンダルぺったぺったとか、ひげつらとか、Ｔシャツ１枚の汚い格好とか、まともでない外見で日本大使館に来る人がいるのも本当です。それもまた馬鹿者だ。軽蔑しちゃいますよね。

私も含めて、長く旅行している人は「社会不適合者」に見られがちです。「まともに働けないから海外に出てるんだろ」みたいな意見を持つ人は残念ですがたくさんいます。そんな長期旅行者が、政府関連の役所に似つかわしくない格好で出向けば、一層、旅行者全体が馬鹿にされても仕方なくなってしまう。

「私たちはそんなアウトローじゃない」　そう思える人がこれを読んでくれたら、手持ちの荷物の中で、できることを心がけましょうよ。身綺麗にして、せめて襟のある服を持ち、靴を履いて、旅人であっても「社会人として」日本大使館と接していきませんか。旅行者の地位向上のために、「旅行者ってだらしないな」と思われないために、旅行者の側から頑張っていきましょうよ。