2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
 旅して » 2人の世界旅 »旅日記 » イエメン »
 旅して » 旅紀行 »旅日記 » 世界旅» イエメン »
イエメン>2009年01月13日(Tue)
サナア
:: 旅614日め : 世界旅89ヶ国め : 和人217ヶ国め : あづさ109ヶ国め ::

■バスチケットが買えない・・・
昨日、イエメンの首都サナアSana'aに到着しました。ガイドブックも地図も持っていませんでしたが、ボランティアでイエメンに来ている人が地図のコピーをくれ、まずはある程度の地理が分かりました。

昨日チェックインした宿は世界遺産サナアの旧市街の一番の見どころである「イエメン門」(バーブアルイエメン)の目の前で、立地も楽しむことができました。

イエメン門

でも少々お高めなので、今日は朝から宿のお引越しをすることにしました。お引越しした先の宿は日本人も多く泊まるところのようです。私たちがチェックインするとき、日本人男性1人、日本人女性1人がいました。女性の方は綾香さん(仮称)、前もイエメンに来たことがあり、旅行会社の人とも親しく、地元イエメン人にも友人がいるそうです。

私たちが荷物を移している間に、綾香さんは自分のエアチケットを探しにいくというので、私たちがイエメンから他国へ行く場合のフライト料金などを聞いてきてくれました。

あづさがネットカフェを探して(いろいろと調べ物をしたいのです)町をうろうろしていると、あれれまた日本人? と思う人が白人旅行者と路上でお話ししていました。彼女たちは韓国人で、なんとなんと、英語ガイドブック「Lonely Planet」(通称ロンプラ)のアラビア半島版を持っているのです。急遽中東へと旅路を変えざるを得ず、手元に何も持っていない私たちには喉から手が出る宝物です。ハーさんバンさんの2人とは、ロンプラを借りるために、夜彼女たちの泊まる宿へ行く約束をしました。

さて、綾香さんの友人のイエメン人男性が、私たちのバスチケット購入を手伝ってくれるというので、3人でバス会社が並ぶ地域へと行きました。イエメンはサナア郊外で地元部族による外国人誘拐が相次いでいて、バス会社は外国人にチケット販売を拒否することで有名です。

外国人じゃなければチケット買えるかも? なんて淡い期待と共に、イエメン人を前面に立てて交渉してもらっても、結果はすべてダメでした。私たちはサユーンSay'unかムカラAl-Mukallaを経由して、どうしても東の隣国オマーンに行きたい・・・でもそれらの路線に関し、すべてのバス会社がチケットを売ってくれなかったのです。

「サナアからシャルジャSharjahへ飛ぶしかないかなぁ・・・」と、イエメン国内がふさがれてしまうと、ちょっと弱気な発想になったりも。
(※UAE(アラブ首長国連邦)の首長国の一であるシャルジャはエアアラビアという格安航空会社の飛行機が離発着するところです)

夜は、ハーさんバンさんがいる宿を訪ねました。和人が彼女たちの旅行相談に乗り、また彼女たちのイエメン旅行談を聞いている合間に、あづさが中東諸国のガイドブックをコピーしました。行きたいと思っているガルフ諸国(オマーン、UAE、カタール、バーレーン、クウェート)の情報が、これでしっかり手に入りました。これが今日一番嬉しかったことです。
本日の旅
行動 :サナア観光、旅準備、旅計画
朝食 :なし(宿探しをしていた)
昼食 :ホブス(アラブの薄パン)、サルタ(石鍋にごはんとひき肉ソテーと野菜のトマト煮を入れて強熱し上にきゅうりペーストを乗せたもの)、マラック(ターメリック入り肉のゆで汁スープ)/サナアの食堂
夕食 :ルーティ(パン)、フール(豆トマトオニオンジャガイモ香草ネギ煮)、シャイハリブ(甘いミルクティー)/サナアの食堂
宿泊 :マナハツーリズムホテルManakha Tourism Hotel

関連ページ
行程 行程  お金 お金  写真 写真  お宿 お宿  ご飯 ご飯  ≫2人の世界旅トップ

旅情報
1リアル=0.47円

*サナアの安宿
サナアには、旧市街の内部および旧市街近郊に宿がいくつもある。旧市街内部の宿は、外の宿よりも高額だった。また旧市街の外にある宿のうち日本人が多く泊まるのは、1)マナハホテル(タフリール広場南)と、2)アルナスルホテル(タフリール広場東)。料金はどっこい(部屋にもよるがアルナスルのほうが高い傾向にある)、情報ノートはどちらも充実(書く人が違うので内容は異なる)。マナハはイエメン建築が楽しめ、アルナスルは伝統造りでないきれいなホテル。従業員はどっちも親切。