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■今日も古都めぐり
今日は古都ジョグジャカルタYogyakarta(通称ジョグジャYogya)の市内観光をしましょう♪ 行ったところはまずクラトンKraton、王宮です。今も人が住んでいるところですが、一部観光客にも公開されています。大広間(ゴールデンパビリオン)あり、その周囲のショーウィンドウケースの中には伝統文化を紹介する展示物があり、博物館のように機能しています。近くにはもう一つの王宮(タマンサリパレス)があるのでそちらにも行きました。
市内を歩くだけでも楽しい。ツーリスト向けの高値商売をする人々が多い宿周辺を出たほうが楽しい。古都では歩けば歩くほど様々な見所が目に入ってきますから、楽しいです。でも午後はあえてお出かけをやめて、部屋で休憩しました。夜はワヤンクリWayan Kulitという伝統芸能の影絵を見に行くので、昼間のうちに少し体を休めておこうと思ったからです。
夜になり、ソノブドヨSono-Budoyo博物館に行きました。ここは有名な影絵の会場で、来ているのはほとんど外国人でした。開演前はガムランの素晴らしい響き音の楽曲を聴き、ソロSoloでワヤンオランを見たとき同様、うっとりと聴き惚れていました。
この影絵のすごいところは、登場人物のセリフを言うのも、ナレーションも、金属板の人形を動かすのも、戦闘アタックの効果音を出すのも、BGMガムランを除きすべて1人でやっていることです。金属板の人形を左右に揺らしながら「カチャーン、チャン、チャーン」という音がするのはてっきり他の誰かがやっているのだろうと(動かすほうは人形で両手が塞がっているので)思っていたら、なんとあぐらをかいた右足の先で金属プレートを操って音を出していたのです。驚きました。完成度の高さに、感動しました。これがたった200円で鑑賞できるのだから、素晴らしいです! このような影絵が発達したのも、きっとここが古都だから。伝統文化との邂逅は、いつも心に感動を起こしてくれます。
以下、覚え書き。いただいた英語説明を訳しました。
第6章 Trigangga lokking for his father Ⅰ ~トリガンガ、父を探して~
シーン1:アレンカ王国にて
登場人物:ラーワナ、ブクビスムカスラ、インドラジット、プロンタニ・ブクビスムカスラ、トリガンガ。
トリガンガの養兄弟はトリガンガをラマと戦わせて欲しいとラーワナに懇願した。トリガンガは実父を探している。彼はハノマンの息子だがトリガンガはそれを知らない。トリガンガはブクビスムカスラにラーワナが父だと思い込まされていたのだ。ブクビスムカスラはトリガンガがラマと戦えばラマをやっつけられると思った。
シーン2:パンチャワチ王国にて
登場人物:ラマ、ラクスマナ、ウィビサナ、ハノマン。
ラマ、ラクスマナ、ウィビサナは不意に襲われたときの対策について話し合いをしていた。ウィビサナは、ラマとラクサマナが隠れ家に逃げればハノマンが守ってくれると提案した。しかしそうするもハノマンが油断している隙にトリガンガが来てラマとラクスマナをさらってしまう。ハノマンはトリガンガを追い、2人の戦いとなった。どこからともなく、グルーの使者であるバタラナラダが現れ、言った。「争うのをやめなさい、あなた達は父と息子なのだから」と。
本日の旅
行動 :ジョグジャカルタ観光
朝食 :Soto Ayam(ごはん春雨に鶏肉香菜カレースープをかけたもの)/ジョグジャカルタの路上ごはん屋
昼食 :Mie Cap(ミーチャプ、ゆで春菊のような野菜ともやし入り焼きそば)/宿
夕食 :Nasi Gudeg(ナシグドゥ、ジャックルフルーツのココナッツピーナッツカレー)、Bebek Goreng(ベベックゴレン、アヒルフライ、ごはん、レバー煮)/ジョグジャカルタの路上ごはん屋
宿泊 :チャテリーナホームステイChaterina HOME STAY
旅情報
1ルピア=0.01円
*ワヤンクリ
影絵の劇。ジョグジャのソノブドヨSono-Budoyo博物館で毎晩8時から行われている。20000ルピア。1つのストーリーが8章に分かれていて、毎日1章ずつ演じられる。インドネシア語が分かれば全部見に行くと楽しい。英語で簡単ストーリーを書いたコピーをもらえるので概要は分かる。