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■人々が優しい町
パイサンドゥPaysanduというところは、ツーリストが来る気配もなさそうな、見たところ普通の町です。南米を旅しているとハイライトめぐり(マチュピチュ、ナスカの地上絵、エンジェルフォール、イグアスの滝、アマゾン河、パタゴニアトレッキング、などなど)になりやすいから、たまにはこういう旅の仕方も良いよね」と思うことにして、のどかなウルグアイの町に滞在しています。
猛暑なので、暑い時間帯は一回食事に外に出ただけで、あとはずっと宿で扇風機の風に当たりながら過ごしていました。昼間行ったところは、お惣菜も販売している美味しいパナデリア(パン屋さん)です。「世界の料理」に興味をもち取材のように旅を続けているあづさですから、数々のお惣菜のうちウルグアイらしさ満載の料理を見ては、「どれを食べようかなあ」と悩んでしまいます。そんなあづさのところに、パナデリアの店長のおじいさんが寄ってきてくれ(めちゃ至近距離でこちらがビビるくらいでしたよ、笑)、作り方とか、材料などを細かく教えてくれたりもします。本当にパイサンドゥPaysanduの人々は優しいのだということが、今日もよーく分かります。
夕方はこの商店のおじさんのところへ行きました。おじさんは私たちの再訪問を喜んでくれ、大きなコーラのボトルを開けてくれました。写真の人が、昨日から「喋りの友」になっている商店のおじさんです^^
パナデリアで教わるウルグアイ料理の調理法はレストランばりに手をかけたものですが、一般市民のおじさんが教えてくれるウルグアイ料理の作り方は、家庭の料理 -つまり誰でもできるもの- そのもので、おじさんと料理のお話をすることは、スペイン語会話の点でもウルグアイ料理についても大変に勉強になります。
更に今いる宿はwifi(無線ラン)が入るので、もうじきに迫ってきている太平洋の旅について、旅計画を固めるための情報源にもなります。
こんな心地よい旅を体験したあとは、再び戻るアルゼンチンではハイライトめぐりになりますから(ブエノスアイレスBuenos Aires訪問とペリトモレノ氷河訪問とパタゴニアトレッキングを計画しています)、ウルグアイの旅ではそれらとは違った旅をするのもいい。だから、ここパイサンドゥならではの人との触れ合いを大事にしようと思っています。
本日の旅
行動 :パイサンドゥ滞在、旅準備、旅計画
朝食 :Matambre relleno(マタンブレレッシェーノ、牛バラ肉に野菜やゆで卵を巻いてオーブンで焼いてスライスしたもの)、Zapaccito de tronco(サパシートデトロンコ、くりぬいたウリにひき肉炒めとホワイトソースを詰めて粉チーズをかけてオーブンで焼いたもの)、サンドウィッチ(チーズハムトマト卵)、マテ茶/宿
昼食 :なし(朝昼合同)
夕食 :Civitos(チビートス、ステーキ挟みパン)、Pizza(ピサ、パン土台にトマトソースとたっぷりチーズのピザ)/パイサンドゥのカフェ
宿泊 :オテルコンコルディアHotel Concordia
旅情報
1ペソ=4.76円
*「LL」の発音
スペイン語圏では、例えば今日私たちが食べた「relleno」は、レッジェーノと呼ぶことが多いです。「LL」はジェ(時にリェともなる)と呼ぶものなのですが、アルゼンチン北部やウルグアイだと「シェ」の発音になったりします。「relleno」はレッシェーノといったように。聞き取りのときの参考にすると良いと思います。