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■北アイルランドへ移動
北アイルランドは、英国を構成する4つの行政区の1つです。他の3つはいずれもグレートブリテン島に存在しますが、北アイルランドはアイルランド島に存在します。
(※ここで言うアイルランド島はアイルランド共和国と英国北アイルランドを含む島を指しますが、本来の呼び方は島をつけずアイルランドです。しかしアイルランドと記載すると島ではなくアイルランド共和国と解釈されやすいため、誤解釈を防ぐ目的でアイルランド島と記述しました)
エジンバラを出たのは早朝でした。グラスゴー、ストランラーと乗り継ぐのですが、通しで1枚のチケットを買えたのでラクチンです。でも日曜日というだけで、移動は本当に大変です。朝のバスの本数は少なく、バスターミナルまで移動するのにも異様に時間がかかっちゃいました(ーー;
そんなこんなでしたがバスは定刻どおりエジンバラを出発しました。グラスゴーで別のバスに乗り換えて、港町ストランラーへ。ここからはステナラインStena Lineという豪華な巨大フェリーに乗ります。2時間弱の短い船旅ですが、居心地も良い船で、キャンディーサービスも嬉しかったな♪
■ベルファスト到着
北アイルランドのキャピタル(中心都市)であるベルファストBerfastに到着しました。ここに来た最大の目的は、世界遺産ジャイアンツコーズウェーGiant's Causeway。さて、少しでもジャイアンツコーズウェーに近づこうかと思い、バスターミナルでバスと列車の時刻表をもらいますが、どうも日曜日のこの時間では、ジャイアンツコーズウェーの最寄の町にうまくいける方法が見つかりません。今日は日曜日なので、通常よりも運行本数が少ないから仕方がないです。そんなわけで2人で相談して、今日はベルファストに泊まることにしました。
ベルファストではガイドブックに載っているホステルにチェックインしました。久しぶりのホステル泊、つまり長く続いたテント泊のあとだから、羽を伸ばして過ごせそうです。でも本当は、インターネット無料という点も今日ホステル泊を選んだポイントの1つ。次なる国マン島Isle of Manへの移動など、オンライン上で予約しなければならないものもあるからです。
マン、アイルランド、ガンジー、ジャージー、そしてフランス。当面5ヶ国分の交通手段をどんどんと調べていきます。日によって当然運賃が異なるので、あらゆるスケジュールと料金を調べて、それを難解なパズルのように組み合わせて、安く、短く、無駄なく移動できる方法を決めていく作業。気が遠くなるような膨大な時間につきっきりの作業。こんなすごいこと、和人にしかできません。
一方であづさは、超~久々のキッチン作業にうきうき(なんで「超~」かというと、北欧のキャンプサイトは全部キッチンつきだったのに英国のキャンプサイトはキッチンがないところが圧倒的に多かったためです)。
私たちは旅の間、少なくとも現時点では、日本食を欲していません。チーズ、ハム、パン、野菜、パスタといったヨーロッパの基本食が私たちの基本食にもなるわけですが、“その土地の食”を見つけ、探し、楽しむことも大いに心掛けてきました。あづさの主婦の知恵、和人の旅の知恵ならではの、味・調理法・食材の組み合わせや、2人が見つけるその土地ならではの食材の数々も、食が飽きない秘訣なのかなと思います。
でも今日ばかりは気分が違います。ノルウェーのホステルで韓国人が置いていってくれた「鶏の照り焼きの素」をやっと使うときが来た! と、今日はお米と鶏肉をいっぱい買って、大・大・大ご馳走と決めてスーパーで買出し。
メインは、じゃじゃーん♪「鶏の照り焼き丼」、そして鶏肉を少し取り分けてじゃがいもと一緒に炊いて作った肉じゃが。きゅうりを使って漬け物も忘れずに作りましょう。今日は胃袋が「懐かしい」って言ってるね(*^-^*)
本日の旅
行動 :エジンバラからベルファストへ移動。英国→マン→アイルランドの船をオンライン予約。
朝食 :レーズンパン、チーズきゅうりマッシュルームのカナッペ、アイシングがけフィンガーバンズ/キャンプサイト
昼食 :朝と同じ/移動のバスの中
夕食 :鶏の照り焼き丼、マッシュルームも同時に照り焼きに。肉じゃが、きゅうりの浅漬け、ごはんもりもり/ホステル
宿泊 :ベルファストパレスBerfast Palace
旅情報
1ポンド=245円
*スコットランドから北アイルランドの移動
方法はいろいろある。船も何社かある。私たちは、シティリンクのバス会社が出している、エジンバラ→北アイルランド(バス3路線+フェリー1区間)を23ポンドで移動した。ステナラインの豪華フェリー部分だけでも約20ポンドするため、フェリーを挟んでこの値段は、はっきり言って安い。ちなみにグラスゴーから乗っても同じ料金。
http://www.citylink.co.uk
http://www.stenaline.co.uk
なお、フェリーに乗る前にパスポートチェックと荷物X線検査があり、国内移動なのにかなり大掛かりだった。