2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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エチオピア>2008年12月20日(Sat)
★ジンカ
:: 旅590日め : 世界旅86ヶ国め : 和人217ヶ国め : あづさ106ヶ国め ::

■ジンカの土曜日
昨日、トゥルミTurmiから無事に脱出できました。そして、トゥルミから一気にジンカJinkaに来たかった最も大きな理由が、今日がジンカの土曜マーケットにあたるからです。ジンカの町はムルシ族の集まるところとして知られていて、土曜マーケットに合わせてムルシ族もこの町にやってきます。

朝、マーケットプレイスに行きました。まだ人はあまり集まっておらず、これから昼にかけてマーケットらしき賑わいが作られていくようです。確かに歩いていると、どんどんとこの町が賑わっていく変化が分かります。

ムルシ族にもよくすれ違います。ちなみにエチオピアの民族地域で写真を撮る場合、大人1人2ブル、子供1ブル、赤ん坊を抱いた女性は3ブルというフォトルールが浸透しています。ムルシ族は結構お金にがめついと、マーケットの撮影に来ていた日本人カメラマンが言っていました。気をつけなければ。

ムルシ族についてちょっとお話しをしましょうか。

ムルシ族は、残存数5000人(数年前の統計ですので今はもっと少ないかもしれません)、地球から滅びゆく種族です。唇にお皿(リッププレート)をはめているのは成人女性の一部で、例えば日本人は目がぱっちりしている女性を美人と思うように、ムルシ族では唇のお皿が大きな女性が美人と思われるんです。

しかし近年、リッププレートをはめる習慣が政府から禁止されたらしく、「唇にお皿」という典型的なムルシ族は、ある一定の年代以上の女性でないと見られないようになってしまいました。唇にお皿をはめる人数を全体の1割と多めに見ても、地球上でたった500人の規模なのです。今はもっと少ないかもしれません。この民族に古代から伝わる風習と伝統を見られるのは、あと何年のことなのでしょうか。

ともあれ、「唇にお皿」のムルシ族となると、ある年代以上の女性限定なわけで、事実、中年おばちゃん達の「唇にお皿」姿も目立ちました。でもせっかく写真撮るなら、たれおっぱいよりぴちぴちおっぱいのほうがいいなーって和人に言われたので(爆)、それで今日は、ムルシ族が集まる「ムルシポイント」(勝手に命名、マーケットプレイスの南出口を出てすぐのあたりです)で「張ってた」あづさなのでした(*^.^*)

はーい、大好きな写真です(笑)

ムルシ族

お皿入れたままでも、笑うと可愛いよね♪

その後、明日のアルバミンチArbaminch行きバスも確認しました。エチオピアのバス移動は朝早いので、4時起きに備えて早めに就寝しました。
本日の旅
行動 :ジンカ観光
朝食 :インジェラ(テフ粉の酸っぱいクレープ)、ティブス(ヤギ肉の焼き肉にケベ(ヤギ肉バター)をかけたもの)、コーヒー/ジンカの食堂
昼食 :インジェラ、キットフォー(ヤギ肉の高級な部位を生のままたたいて油で和えたもの)、カッテージチーズ添え/ジンカの食堂
夕食 :インジェラ、ティブス、ケッケル(ヤギ肉と油の黄色い煮込み)/宿の食堂
宿泊 :カナアンゲストハウスKenean Guest House

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旅情報
1ブル=10.5円

*エチオピア時間について
6時を0時(12時)とするエチオピア時間と、6時は6時であるヨーロッパ時間が混在しているエチオピアでは、例えば「Eleven o'clock」が11時だったり5時だったりする。時間を尋ねるときなどは、「Is it Europian or Ethiopian?」、「Is it Morning or Evening?」の2点を必ず確認しよう。

*エチオピアの暦について
1年が13ヶ月あるエチオピアでは、例えば「12月17日」と書かれていた場合、周辺国の12月17日とは大きくかけ離れた日付を指すことがある。バスチケットを前もって買うときなど、日付が重要となる場所では、エチオピアの暦なのかヨーロッパの暦なのかを必ず確認しよう。