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■シュバイツァー病院へ
ランバレネLambareneで楽しみにしていたことの筆頭が、Hopital Schweitzer(オピタルシュブゼール、シュバイツァー病院)を訪問することでした。シュバイツァー博士は有名なのであまり言及することもないかと思いますが、簡単に言うと、アフリカでの医療に貢献してノーベル平和賞を受賞した偉大な人(1875-1965)です。
地元の人に行き方を教えてもらい、乗り合いタクシーに乗って、清楚なたたずまいの病院に到着しました。診察待合室には、患者を見守るかのように建てられた、シュバイツァー博士の像がありました。今もここはボランティアで無料医療を提供しているのだそうです。ホント、素晴らしいところですね。
■太陽に最も近づいた日
お昼ごろ、首都リーブルビルLibrevilleへ移動する車が見つかりました。ランバレネまでは道が悪かったのに、ランバレネからリーブルビルは素晴らしく快適な舗装道路が続いていました。
ところで、ガボンは赤道直下の国です。赤道はランバレネより少し北を通っています。「赤道は赤道ギニアを通るんじゃないの?」とも思われそうですが、赤道は赤道ギニア上を通っていないので、名前に偽りあり!と声を大きく伝えたい(笑)
さてあづさは炎天下の下、走るトラックの荷台の上で、和人にこんなことを言いました。
「ねえねえ、今日はほとんど春分の日でしょ(1)。車が出たのが11時半だから12時なら大体赤道上にいるんだよね(2)。でね、12時だと太陽が南中するから(3)太陽が真上に来るでしょ(4)。でねでね、春分の日で真上ってことは、太陽が一番大地に近くなるってことじゃない?(5) もうすぐ12時。影がなくなるのが楽しみなんだー!!」
(1:10日遅れ、2:地図で見た、3:ガボン中部はGMT+1の子午線から少し西に位置する、4:赤道上からなら、赤道上の太陽でかつ高度が最も高い場合、頭上に位置する、5:赤道上からなら、回帰線上の太陽は遠く赤道上の太陽は当然近い)
つまりね、何が言いたいのかというと、「今日の12時、自分は赤道の上にいて、かつ太陽に最も近づく!!」ということです。こんなに何要素も重なる事象に出会えるなんて、一生で1度でもできたら嬉しい体験です。それも一因となって、今日は灼熱の太陽が、いつも以上に熱く肌に突き刺さることを実感しました。
また、そのタイミングを迎える12時ごろには、車や木々、民家など、車からいっぱい写真を撮りました。赤道上の真上の太陽は、期待通り物体に影を作りませんでした。写真は、和人が手を振ると「キャー♪」と手を振りかえしてくれる、ノリノリのガボンガールズ(笑)
世界旅のどこかで“赤道体験”をしたいと思っていただけに、今日はとても満足です♪
リーブルビルには夕方に無事到着しました。今日は日曜日だから、明日から早速、ビザ取り三昧の開始となります。
本日の旅
行動 :ランバレネからリーブルビルへ移動
朝食 :レバーダイス煮込みゆで卵トマトマヨネーズ辛ピマンバゲットのサンドイッチ、ビアンドハッシュ(ひき肉煮込み)ゆで卵トマト小さな豆とオニオン煮込みマヨネーズ辛ピマンバゲットのサンドイッチ/ランバレネの路上ごはん屋
昼食 :バナナ/乗り合いトラックの上
夕食 :ビアンドハッシュ(辛味肉団子煮、自然に味が出たスープ)、アピエドブフ(牛足骨付き皮ゼラチン煮、辛味ある香味葉入りスープ)、バゲット、ビール/リーブルビルのバー
宿泊 :スールドゥリマキュルメゾンエミリドゥヴィルナーブSoeurs de L'Immaculel Maison Emilie de Villeneuve
旅情報
1セーファーフラン=0.25円
*シュバイツァー病院の行き方
ランバレネの町の中心(マルシェ近く)からなら乗り合いタクシーで片道200セーファーフラン、バーやモーテルが集まる側の中心からなら300セーファーフラン。ドライバーには「オピタルシュブゼール(Hopital Schweitzer)」と伝える。シュバイツァーはドイツ語なので、フランス語圏のガボンではシュブゼール(もしくはシュウィゼール)と言わないとまず通じない。病院へは入場無料だが、有料で写真展示ミュージアムにも入れるらしい。