2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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ガボン>2008年03月29日(Sat)
ンゴンゴ→ンデンデ→イールング→ランバレネ
:: 旅324日め : 世界旅59ヶ国め : 和人214ヶ国め : あづさ80ヶ国め ::

■ガボン入国、戦いの旅
今日は早起きです。早朝に出る車を見つけ、座席の予約を朝5時台に済ませました。

出国時にパスポートも返してもらえ、私たちは、世界旅59ヶ国めとなるガボンに入国しました。車でガボンを北上し、3時間ほどのところにあるンデンデNdendeの町が、パスポートに入国スタンプを押す場所です。しかしここでは、執拗な賄賂要求攻撃に遭い、しかも一歩もひかない意地悪な相手で・・・。「払え払えー、払うんじゃー、わぁーっはっはっはっは」・・・そんな豪快な嫌なヤツらですから、こちらがお願いしても何を言っても、「払わなければ通さないぞー、わぁーっはっはっはっは」・・・狂ってる。しかも国民所得の高いガボンでは、これまでの国よりも賄賂要求額が高く、先が思いやられます。

幸い、いったんイミグレオフィスを閉める時間帯(お昼時)にまで戦いを持ち込んだら、なんとかパスポートスタンプをもらうことができました。

ンデンデから移動し、今日の目的地はランバレネLambareneまで。ンデンデから出る車がスムースに見つかったのは良いのですが、その車は、事もあろうに途中で車軸が折れるという大故障に見舞われ、私たちは、炎天下、車から降ろされました。

本当に暑い日なので、同乗しているガボン人親子と一緒に、車が故障したところの近くにある川(イールングEloungou川)へ行き、水浴びをしました。川はジャングル風景で、水浴びをしていると、ジャングル気分でいっぱいになれます。ガボンは気温が高い上に湿度が80%にものぼり、不快指数がとても高く、歩いていても歩かなくても、汗がだらだら落ちる、そんな気候なので、冷たい水浴びをして汗を流すと生き返るようです。

風景が、良いよね♪

ジャングル川で水浴び

水浴びのあとは、イールング村の民家にお邪魔し、屋外のチェアで休息させてもらえました。「ガボンの田舎体験」や「ガボンローカル食の作り方見学」などができ、これは大変に良い時間でした。

さて、大故障をした車は、当然修理にも時間がかかります。どこをどうやって応急処置をしたのか分かりませんが、ともあれ走れるようになった車に乗って、午後3時、私たちは目的地ランバレネへ向かって再出発しました。

しかし、舗装されていない道は(平らですが)ガタガタする悪路だし、その上・・・アチャー、スコールが降ってきた(><)

私たちは荷台に乗っているので、このままでは荷物が濡れてしまいます。カメラやPC、DVD-Rなど、絶対に水から守らなければならないものもいっぱいあります。和人が荷物を抱き、あづさがビニールシートをつかみ、荷物が濡れないように踏ん張りました。でも自分の体はずぶ濡れです。車はスピードを出しているので、ビニールシートをつかむ手は筋肉がおかしくなりそうなほど力を入れ続けなければならず、和人も積み荷の上で体をひねるような苦痛の体勢を強いられ、雨足の強さは止む気配が無く、私たちは2人とも耐えるように荷物を守っていました。

雨は止みましたが、夜になってもまだまだ車は走り続けます。何十kmも進んで引き返したのは、事もあろうに道を間違えたから。また、伴走車が故障すると私たちの車も停車し、私たちの車が故障すると伴走車も停車するといったことを繰り返していたため、体をひねるような苦痛の体勢での移動は、夜2時まで続いたのでした。

今日も、いろんな意味で戦いの旅だった・・・。着いた町で安宿を探して、夕食をお腹に入れてシャワーを浴びたら、もう朝4時です。

カラダジュウイタイヨー(;_;)
本日の旅
行動 :ンゴンゴからランバレネへ移動、コンゴ共和出国、ガボン入国
朝食 :バトン(葉に巻かれたマニオクのもち状のもの)、シベット(怪しい獣の煮込み)/ガボン入国イミグレの前の路上
昼食 :なし(移動していた)
夕食 :バトン、オイルサーディンとトマトピューレのミックス、骨バリ焼き鳥マヨ塗り/宿
宿泊 :オーベルジュドゥラファルマシーAuberge de la Pharmacie

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旅情報
1セーファーフラン=0.25円

*ンデンデからランバレネへの移動
ンデンデ村のガールルティエール(バス乗り場)から乗り合い軽トラックや乗り合いバスが出ている。チケットオフィスではぼったくり料金を言ってくるので、交渉がんばろう。私たちはトラック荷台で1人7000セーファーフランだった。所要時間は最初7時間と教わったが、私たちは故障停車の繰り返しと道間違いのせいで14時間半かかった(涙)