2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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ガボン>2008年04月03日(Thu)
リーブルビル→ビフン→ンジョレ→ラララ
:: 旅329日め : 世界旅59ヶ国め : 和人214ヶ国め : あづさ80ヶ国め ::

■赤道ギニアに向けて移動開始
リーブルビルLibrevilleに着いてからの丸3日は、大使館・航空会社・船会社めぐりで時間が過ぎていきました。

結局私たちは、サントメプリンシペへの飛行機チケットを買いませんでした。来週木曜日か金曜日にサントメ行きの船が出る予定で、今日が木曜日。この1週間の間に赤道ギニアの旅をすれば、スムースにサントメに行けると思ったからです。

赤道ギニアは小さな国なので、ガボンから入って横切って、またガボンに戻るようなルートで旅をしようと思います。だから、ガボンビザがマルチビザ(出入国回数無制限)であることは、本当に有難いことと思います。

まずココビーチCocobeachという小さな村へ行き、ここから船で赤道ギニアへ渡ろうと思います。多数の乗り合いバスが出るPK8(ペカユイット)に行き、ココビーチ行きの車を見つけ、朝食を摂ってから出発しました。ガボンのジャングル風景を走る中、途中の村で軽食を買ったりしながら、バスはどんどん進んでいきます。

・・・あれ?

頭上に見えた道しるべの案内板。舗装道路で道が良く、バスはスピードを出しているから一瞬しか見えませんでしたが、案内板には「Franceville」(フランスビル、ガボン南東部の町)の文字?

「なんで左折でフランスビルなの?」と、あづさは頭がこんがらかってきました。

しばらく走り、右折案内板に「Lambarene」(ランバレネ)の文字が見えたとき、このバスはコンゴ共和方面へ南下して走っていることを確信しました。

すぐさまドライバーに運転をやめさせ、ここで降りると交渉します。ドライバーは私たちをポリスに連れて行き、ここまでの料金を払えと要求しますが、私たちにはそれを払う義務なんてありませんよね。だって、「ココビーチ行き」であることを尋ねて、この車に乗っているのに、まるきり逆方向に連れられているのでは、お金を払うどころかリーブルビルに戻してほしいとさえ思いますよね。

喧々諤々の押し問答が続きます。結局、相手の要求額8000セーファーフランのうち6000セーファーフランを警察が支払うというとんでもない結果となり、一応は解決しましたが、気持ちは納得がいきません。嘘をついて儲けようとした奴らが、どうしてお金をもらえるのかが、まったく理解できないのです。

更に、まったく予定になかったビフンBifounで降りることになったため、目的地ココビーチとはとんでもなく離れてしまいました。

「ココビーチをやめて、オイエンOyemから赤道ギニアに入ったほうがいいんじゃない?」という和人の提案で、私たちはオイエン方向に向けてヒッチハイクを試み、ヒッチで連れて行ってもらったンジョレNjouleからラララLalara行き乗り合いバスで移動しました。

それぞれの待ち時間は長かったけれど、途中町に滞在してお散歩したと思えば、観光箇所が不意に増えることになるので気分は別に滅入るものでもありません。写真は結構長いこと車を探し、待ち続けたンジョレの町の中心部です。

ンジョレの町の中心部

ラララに到着したのは夜8時、暗い時間でした。

小さな村の1軒宿にはバーもあり、1品だけ食事も作ってありました。お腹がすいていたので、夕食にありつけて、ほっとしました。

本日の晩ごはん・・・下記をご覧下さい。うわお、さすがガボンジャングル、これぞアフリカー(^o^;;;
(しかし絶好の美味だった)

何かね、今日は嫌なこともあったけれど、逆にそのおかげで、いろいろなガボンの田舎町を見ることができました。極めつけはここラララのジャングル村に滞在できること。空は満天の星、緑の葉が擦れ合う音が大きく、中央部アフリカならではの雰囲気が好きになりました。もし朝から順調に予定のココビーチに行っていたら、帰路はここに立ち寄らなかったと思うので、これはとってもとっても嬉しい事なのです。

明日は赤道ギニアに入国する予定です。そこは、地球で1、2を争う「金クレ星」、賄賂要求と恐喝地獄の国です。さて、明日から数日間、「金クレ星人」(腐った軍人ポリスども)と戦いますか・・・
  ・・・ とほほ  わーい楽しいな(ToT)(泣)
本日の旅
行動 :リーブルビルからラララへ移動
朝食 :バゲットサンドイッチ(フォワ(レバー)煮込みゆで卵トマトレタスマヨネーズ辛ピマン)、バゲットサンドイッチ(ビアンデ(肉)煮込みゆで卵トマトレタスマヨネーズ辛ピマン)、ブイ(とうもろこし粉をお湯でダマダマに溶いたもの)/PK8の路上ごはん屋
昼食 :バトン(葉に巻かれたマニオクのもち状のもの)、エビの串焼き、鶏手羽の炭火焼き/乗り合いバスの中
夕食 :山ネコの煮込みレモングラス風味、バトン(葉に巻かれたマニオクのもち状のもの)/ラララのバー
宿泊 :オーベルジュラララAuberge Lalara

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旅情報
1セーファーフラン=0.25円

*リーブルビルからココビーチへの移動
市内からなら乗り合いタクシーなどでPK8(ペカユイット)へ行く。各方面への乗り合いバスが出ている。ここからココビーチまでは5000セーファーフラン。