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■ヨーロッパに再び
列車に乗ったのは深夜3時台。丑三つ時でもイスラエルでは活気よく列車が運行されています。日が変わって日曜日になったばかりの深夜は、ジューイッシュ(ユダヤ人)のホリデイ明けだから、朝5時には空港に行っていなければならない私たちにとっては好都合でした。
(※土曜日の日没までが安息日で、土曜の日没より一週間が始まります)
イスラエルの空港での出国検査は大変に厳しいと聞いていたのに、あれれ? 荷物をX線に通しておしまいです。かなり早めに空港に向かったのに、拍子抜けしちゃった。
1時間弱のフライトで、キプロスのラルナカLarnakaに到着しました。キプロスはトルコの南に位置する島国で、もともとトルコ系住民とギリシャ系住民が混住していた歴史からも、ヨーロッパもしくはアジアのどちらに属するのか意見の割れる国。でもこの旅行のたった5年前に欧州連合(EU)入りを果たしたことより、今ではヨーロッパの国とすべきところでしょう。
今日のキプロス入りが4月12日、出国は19日にギリシャへ飛ぶ航空券を確約しているので、キプロスに1週間滞在することが決まっています。
さて、今日から泊まる宿もいいところですよ!
キプロスはイギリスなどからのリゾート客がやってくるところで、リゾート系高級宿が多いのが特徴です。逆に言うと、バックパッカーが集いやすい安宿はありません。
チェックインした部屋は、ベッド3つ、広い部屋にバルコニーもキッチンも冷蔵庫もバスタブもついて強力に無線ランが入るお部屋です。サウナやプールも利用できます。正規価格だったらどのくらいするんだろう・・・? ですが、事前にネットで予約したら格安で泊まることができました。きれいなとこでしょ。
そんな素敵な宿ですから、先週迎えた結婚2周年のお祝いにはぴったりです。ゆっくり飲みながら、ベッドでごろんとしながらリラックス。外は、心地よいお日様の光がいっぱいで、ほんと、気持ちいいの!
部屋から出ることなく、のびのびと気持ちいい時間を過ごしました。
昨夜は2時間くらいしか寝られなかったので、寝不足も解消できました。
本日の旅
行動 :テルアビブからラルナカへ移動、イスラエル出国、キプロス入国、ラルナカ滞在
朝食 :キャラメルチョコレート、オレンジジュース/テルアビブの空港
昼食 :イスラエルスウィート赤ワイン、Koulouri(クルーリ、硬い円盤状ゴマパン)、dolmadokia(ドルマドキア、酸っぱいごはんのブドウ葉包み)、オリーブ、焼きなすとトマトのペースト、ナスのトマト煮/宿
夕食 :クルーリ、焼きなすとトマトのペースト、紅茶、ワイン/宿
宿泊 :ラルコアパートメンツLarco Apartments
旅情報
1イスラエルシェケル=24.8円
1ユーロ=146.5円
*イスラエルの出国検査
私たちはテルアビブの空港から空路で出国した。出国検査はつぶさな荷物検査という噂(かつての事実)だったが、実際は、「その荷物はずっとあなたが持っていましたね?」というようなよくある口頭質問に、荷物のX線検査だけだった。
蛇足だが、このときのX線検査機はおそろしかった。X線に通された荷物は勢いよく浮き上がりながら機械から放り出され、床にたたきつけられるように落下する。預け荷物には相当の衝撃が加わるので、用心しておいてください。