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■ケニアの民家体験
昨日、空港でお話したJKの家に泊まっています。彼はジョセフなんとか・・・という名前なのですが、頭文字をとってJK(ジェーケー)って呼ばれているんです。なんと奥さんからも(^^;;
小さなマンションの狭い小さな家に暮らしていますが、テレビのある部屋には立派なソファセットがどん! とあります。JKのつながりで、後から何軒かケニア人の一般家庭にお邪魔することになりますが、これはケニアの中級家庭の一般家庭スタイルのようですね。家が狭くても立派なソファセットをどん! と置くことが。
今日は日曜日です。ナイロビNairobiでは、まず日本大使館に行きたいと考えているのですが、日曜日は当然休館日です。何で大使館かって、先日の日記(≫
こちら)に書いた和人の背中の化膿がひどくて(マダガスカル大使館で薬をもらったにもかかわらず・・・)、今やまるで、銃弾をくらったかのように、本当に見るにも耐えないひどさなのです。マダガスカル大使館では「これでは治らないかもしれないからそうなったら入院だよ」とまで言われ、そこから更に2週間の間、あづさが毎日薬を塗ってガーゼ(これももらった)をかぶせているのになかなか軽快しない。今となっては1日も早く大使館で医務官の先生に診てもらいたいのです。
でも! 今日は日曜日。しかも明日は祝日の月曜日です。大使館は明後日までお見送りしなければなりません。
さて、JKは、私たちのおもてなしをこめて、お姉さんや職場の同僚に声をかけてくれ、今日はお姉さんの家で、明日は職場の同僚の家で、ケニア家庭料理をごちそうしてくれることになりました。その間はずっとJKの家に泊めてもらえるとのことです。
正直なところ、45日間のインド洋諸国の旅から帰ってきて、旅の整理もしなければならないし、破損PCの修理や8年使ってそろそろお別れの気配のあるちびPCの買い替えなどもしたい。時間がもったいないという気持ちは大々的にあるのですが、旅に出てきているのだからその土地の家庭料理を味わえる機会も逃したくない。・・・と、葛藤はありますが、最も大事な大使館が今日と明日お休みということもあり、ご招待を受けることにしました。
今日は、JKの奥さんが作る朝ごはんを食べたあと、JKとローカルなバーへ。旅行者がまず絶対に来ないと言っていい、庶民の住宅地でのローカルバーはなかなか楽しかったです。次にJKのお姉さんの家庭にお邪魔し、食堂のとは一味違う「ギゼリ」(豆やコーンの入ったマッシュポテト)を食べ、夜はJKの奥さんの手料理のウガリ(とうもろこし粉を炊いたもの)&カビジ(キャベツソテー・・・この作り方はめちゃ旨い)などなど。
民家滞在の不便な点もあります。ナイロビ住宅地は水供給事情が悪いようです。ほぼ断水しっぱなしのマンションなので、トイレを流す水も限られ、シャワーがなかなか浴びられません。JKの奥さんは「非常にストレスがたまる家」と言いますが、それは確かにその通りだと思います。滞在した私たちも不便からストレスを感じるほどです。
ケニアの民家体験は、ケニアの庶民暮らしの良いところも悪いところも見ることができたのではないでしょうか。
写真は、そんないろいろな問題点も感じることができた、住宅地ウモジャ地区です。
本日の旅
行動 :ケニア一般家庭体験
朝食 :ウージ(麦の粉やとうもろこし粉で作るくず湯状のもの)、マンダジ(揚げパン)、バナナ/JKんち
昼食 :ギゼリ(豆コーンにんじんじゃがいも玉ねぎをマッシュしたもの)、チャイ(甘いミルクティー)/JKのお姉さんち
夕食 :ウガリ(とうもろこし粉を炊いたもの)、カビジ&スピナチ(キャベツと青菜の千切りをスチームソテーしたもの)、パイナップル/JKんち
宿泊 :JKんち
旅情報
1USドル=111円
1ケニアシリング=1.3円
*ケニアの安安ビール
ケニアでは、瓶ビールが80~100シリングくらい(500mL)。なのにバーではジョッキ20シリングで飲むビールがある。ぬるいしあまり美味しくないし、何故かストローで飲む習慣が根づく、庶民派ビールである。地元では「セネタ」というが、最近アメリカ大統領に選出されたオバマ氏のお父さんがケニアのセネタ出身であることから、「オバマ」とも呼ばれてそのビールは親しまれていた。