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■コンゴを北上します
昨日は、タンザニアのキゴマKigomaから船でコンゴ民主のカルンドゥKalunduに上陸し、ウビラUviraまでやってきました。
さて、もしこれより北が危険ならば、すぐここから針路を東に、ブルンジに抜けるべき。でも、様々な情報を照合し、まだ大丈夫だと判断し、今日はブカブBukavuまで移動することを決断しました。こういうときは、丹念に地元の人から情報を得るよう心がけています。
朝一番のブカブ行きバスは逃しちゃったけれど、次の便に、しかも運転席脇の2席に座ることができました。眺望は最高で、嬉しいです。
途中の村で昼食を摂ったり、ついでにバスが故障したりと、コンゴの山間部の移動は、不意に私たちに嬉しい観光要素を与えてくれました。バスはミトゥンバ山地をのろのろと走っていきます。
・・・その感激と感動と、ある種のときめきにも似た、心が沸き立つ感覚は、大きかった。
今までのアフリカと比較しても、人々の顔つき顔立ちが、違います。その顔立ちは、かつての“コンゴ王国”に関する書物から抱いていたこの国のイメージに大変似ていました(どことなく、キョロっとした顔立ちをしている、そんな表現しか今は思い浮かばないことをご容赦ください)。
そしてここはコンゴの山間部だけあり、何十人ものピグミーをみかけました。でも身長はさほど低くなく、おそらくヘテロ(ピグミーの遺伝子を少しもつ人々という意味。ピグミー遺伝子だけを受け継ぐ個体を表すホモと対比して使っています)なのでしょうけれど、そのような人々を見るだけでも、今までのアフリカ旅とは絶対違うものがあります。
山間部の道では、重たい荷物を運ぶ女性たちのたくましい力強さも印象的でした。
目的地まで何km、何十km歩くのでしょうか。シビアに生きる彼女たちの姿を見ると、自分ももっと頑張ろうと思わさせられます。
途中、乗り合いバスは故障により停車していました。山の中は肌寒いけれど、視界に広がる緑の魔境、コンゴの森。もう、そう思うだけで、なんだか「これぞ、旅」という気分も強まってくるから不思議です。
ブカブの街に到着し、宿探しは大変でしたが、無事に宿にも食事にもありつくことができました。
今日一日の感激と感動と、ある種のときめきにも似た、心沸き立つ感覚。
「コンゴ民主、ザイールに来たー!」とばかりに嬉しくなる、そんなウビラからブカブの道は、忘れられないほど、とってもとっても素敵な旅路でした。
本日の旅
行動 :ウビラからブカブへ移動
朝食 :バナナ、パン、コーヒー、ルイボスティー/宿
昼食 :Bugali(ブガリ、マニオクの粉で作ったもち状のもの、マニオクフフ)、Samaki(サマキ、なまずのトマト煮)/カマニョーラ村の食堂
夕食 :Sambusa(サンブーサ、いわゆるサモサ)、Mini Pizza(ミニピザ)、Potato Chips(フライドポテト)/ブカブのカフェ
宿泊 :ミシオンニャウェラMission Nyawera
旅情報
1コンゴフラン=0.2円
1USドル=111円
*ウビラからブカブの移動
ウビラの町のメインストリート沿いには、何ヶ所も乗り合いバス乗り場がある。人に尋ねて目的地への乗り場を探す。ただし多くの会社はルワンダ経由(つまりルワンダビザとコンゴ民主の再入国ビザが必要になる)なので、私たちのようにコンゴ民主シングルビザしか持っていない場合は、ルワンダを経由しない会社を選ぶことになる。所要6時間半、1人6USドル。