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■サントメプリンシペへ向けて航海
私たちが次に向かう国は、アフリカがくぼんだあたりにある島国、サントメプリンシペです。
何日も何日もサントメ行きの船を探して、ガボンのリーブルビルLibrevilleで足止めをくらい2週間、ようやく昨夜出航することができ、本当に安堵感を覚えました。もう、これ以上、裏切られるのは嫌だったからね。
夜の間も波は穏やかだったようで、朝起きても、心配していた気分の悪さはありませんでした。でも調子に乗ってベッドマットから降りて船から大海原を見ていたら、揺れで少々気分が悪くなっちゃった(^^ゞ
そういうわけで、船内では大人しく過ごさなくちゃね。なんたって、小さな小さな船だから、ちょっとの波でも大きく揺れるのです。
夕方になり、西日の方向に、島国サントメプリンシペが見えてきました。
青い海が、とってもきれいだった。
サントメ港には夜7時前(ガボン時間の夜8時前)に到着しました。
船員たちは他所に泊まるのか下船していきますが、1人が「今日はもうイミグレーションがしまっているから、ここに泊まってもいいよ」と言ってくれました。宿代が高いサントメで、しかもこの時間から宿探しをするのは大変なことだから、この船で寝かせてもらえるのは有難いです。
入国手続きをしていないので港からは出られませんが、港内ポリスを尋ねると、そこには“ポリス内バー”がありました。わお。
ユーロで支払い、ドブラで釣り銭をもらえたから、明日のちょっとしたお金を作ることもできました。
私たちは、地元産ビールで早速乾杯しました。ガボンでの出航待ち滞在から今日で3夜め、シャワーも浴びられないから汗臭いけれど、きっと明日になれば良い宿も見つかるでしょう。
さて私たちは、何に乾杯をしたでしょう?
1)無事に出航でき、船旅を、事故なく終えたこと
2)目の前にビールがあると何となく乾杯したくなる(笑)
3)辛く苦しい中央部アフリカの辛く苦しい地域を抜けられたこと
どれも正解なのですが、今一番気持ちが強いのは、
2 、おっと違うぞ、3です。
ここまでくれば、腐りポリスの恐喝カツアゲや、理不尽な権力行使で移動すら遮られることの連続日々は、もう、まずないでしょう。ある意味ディープなブラックアフリカとのお別れに、なぜだろう、名残惜しい気持ちもありますが、がらりと変わるこれからの旅の転換点に立ったと思うと、気持ちは今とても前向きなのです。
ほんと、頑張ったね。ありがとう!
そんなわけで、乾杯~! ガンバッタネー(#^^)/□☆□\(^^*)オツカレサン
明日は土曜日で、ビザ取り(徒労に終わるかアンゴラビザ!?)もできないから、週末はカニでも食べに行きますか!
本日の旅
行動 :サントメプリンシペに向けて海の上、サントメプリンシペ到着(入国手続きは明日)
朝食 :パン、ビスケット、コーヒー/船の中
昼食 :ライス、チキンのトマト煮乗せ、干しあんず/船の中
夕食 :トマト炊き込みライス、チキンの素揚げ乗せ/船の中
宿泊 :ボロ貨物船Windstar
旅情報
1サントメプリンシペドブラ=0.007円
*サントメプリンシペへ船で入国
港にあるイミグレーションオフィスは24時間オープンではないため、到着時刻が遅いと港を出るのが翌朝になる(新しいオフィス事務所を作っていたから、今後は改善されるのかな?)。また入国時に泊まる宿を聞かれるため、回答できる準備をしていこう。
なお、ガボンとは1時間時差があるため、時計を1時間戻す。