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■旅して1300日め
旅をしているときは、曜日感覚さえ失いがちです。だから旅して何日めに当たるのかなどは全く気にかからないのですが、今こうして日記をつけてみると、この日は無事に旅して1300日めを迎えた日のようです。この100日間を思い起こすと、次のようなことが印象に沸いてきます。
・インドネシアってこんなに広いんだとつくづく思った。移動しても移動してもまだインドネシアにいる~
・マレーシアの旅を、半島だけでなくボルネオ島も旅ができた。連邦国家だからこそいろいろな地域を見られて楽しい
・意外に良かったのがフィリピン! 素朴な文化と人々と、これはいい!と思える美味しい料理との出会いの連続
・ベトナムに入ってから「その土地の食」ページの作成におそろしく時間がかかるようになった。東南アジアだけでなく世界でも屈指の「発音が難しい言語圏(ベトナム~カンボジア~ラオス~タイ)」に入り、食べたものの名前を知るだけでも本当に苦労する。単語の意味を調べるのも時間がかかる。食の多様性にもびびりつつそれでも挑んでいたあの日々
・自転車を借りて60kmを走って広大なアンコール遺跡群を1日で観光したカンボジア
・ミャンマービザが取れなくて予定崩壊し、ラオスに3日しかいられなかったことが後悔残る
・タイでミャンマービザが取れた。小野寺家と出会い、他国以上にタイへの理解意欲が沸いた
・東南アジアはどこに行っても大豪雨、民家の浸水被害などを無数に見て、日本も奄美大島などの被害ニュースを聞き、世界の異常気象を慮る
・半鎖国状態のミャンマーでの独特文化との邂逅。料理も観光も全部楽しかったな
・豪領ココス島で和人が世界の全部の国への訪問を達成した。夫婦通算で南極も入れて本当に全部かも。百聞は一見に如かず、これで知らない国はない、ゼロの国がない。ゼロと1は大きな違いだと思うと、これを土台に積み重ねていけるものの大きさに、未来が楽しみである
・シンガポールでは予想外の大満喫展開中。旅でのウェーチェンとの出会いに感謝
インドネシアから始まった東南アジア全13ヶ国のうち、やっとそのラストであるシンガポールに今来ています。東南アジアってもっとさくさくっと動けるかと思っていたら、100日ずっと東南アジアにいたなんて。でもこれでも旅はものすごく急ピッチなんです。12月にブータンに行かなければならなくて、その軸が不可動なので、東南アジアの日数を削って削って・・・例えばラオス3日、ベトナム4日、ココス3日、そんな具合です。毎日が相当忙しい100日間でありました。
また、「旅に出るのなら日本にないものをこの目で見たい」と心のどこかで思っているあづさにとって、東南アジアに来る前は、東南アジアの旅のプライオリティーがどこか低かった。「アジアに住んでいるんだから、アフリカでも中東でも南米でも、アジアじゃないところのほうが旅して楽しいのではないか、共通文化のあるところに行って日本人と似た顔立ちの人々を見ても、楽しみは(上記地域よりは)少ないのではないか」などと思っていたから。
でも違った。東南アジアを見て、アジアの中でも日本はやっぱり変わった国、独特な国なのだと思えている。だから東南アジア各国でそれぞれの国の文化や人々の生活、残された遺跡などを見て、楽しみ、忙しいながらも極めて充実した毎日を送っています。
さあ、今まさに東南アジア最後を飾る楽園シンガポール。
ともあれ、次の100日後、どこにいるのか、とても楽しみです。
■ホーカーズで美食
昨日はウェーチェンと旅会話に夜はホームパーティー(半ホスト)!
一昨日は63kmも自転車で走りシンガポールの大観光、夜まで飲み!
その前は夜行列車で移動してそのままシンガポールの観光も盛りだくさん!
その前は夕方フライトで移動してそのまま国際空港の床で野宿!
流石に体は疲労が満載。だ・け・ど、
・・・やることがいっぱいある~。のです。
本当ならば、今日シンガポールを出国する予定でした。ホントホント! だって小さな島だし、3泊あれば観光十分って思っていたんだもの!! なのに、ウェーチェンやその友人トニー、更に友人の皆様のおかげでシンガポリアンライフが楽しくて楽しくて、ウェーチェンの豪華マンション滞在もセレブっぽくて最高だし、しかも明後日は、なんとそのトニーの主催する「シンガポール美食めぐりツアー」に私たちが招待してもらえることになり・・・、
「今日からのマレーシア観光を削りに削ってシンガポールで可能な限り延泊する!」と、論を待たずに2人の意見が一致したのでした(笑)
ちなみに「シンガポール美食めぐりツアー」とは、美食の宝庫シンガポールの名物料理の数々を、6時間かけておよそ40品目ほど食べ歩くという、まさにあづさ向けのツアー!! これに参加させてもらえるのですから、幸せそのものです(あづさの幸せって結局メシなのか? ←自問、答えは反語にてよろしく)
今日やりたいことといえば、これはウェーチェンのマンションに到着したそのときからやっていることですが、「彼が持っている世界中のガイドブックのうち、これから必要になりそうな部分をどんどんデジカメで写真に撮る」ことです。かなり時間がかかる作業です。
5秒に1回シャッター設定にしていても、1分で結局7、8ページしか写真が撮れない~。
あづさは外出もしました。用事は「えにっき用の上質無罫ノートを買いに行く」ことでした。日本でいえばつばめノート、フランスのクレールフォンテーヌ並みのいいノートが欲しいけれど、途上国だとなかなか買えないんです。今使っているノートでは明らかに旅の最後までページがもたないので、「紀伊国屋」のあるシンガポールに期待してここまでやってきました。今使っているものと同じメーカーのものは買えませんでしたが、紙質に納得のいくものを買えてほっとしました。1冊1200円するノートなので和人にあきられましたが(苦笑)、大事に使います。
日中は自宅での仕事が忙しいウェーチェンが夕方来てくれました。友人が車を出してくれて「一押しホーカーズ」に連れていってくれるというのです♪
「ホーカーズ」。
言葉の起源は「客家(ハッカ)」。
客家(客家人)は中国の少数民族。でも漢と同化しているので中国政府は少数民族として認定していない人々のこと。もともと中国中部(今の西安等)をオリジンとする人々が各地へ移住しても、どこに行っても客人扱いされるため客家と呼ばれました。東南アジアには特にマレーシアやシンガポールなどに華人が多く、そのうち1/3を占めるのが客家人と言われています。シンガポールにおいて客家人は、最初は路上屋台で食べ物を売っていましたが、政府のキープクリーン政策により路上販売を禁止され、かわりに固定された場所に集められることになりました。それが今のホーカーズで、シンガポールのいろいろな場所にホーカーズが設けられています。ハッカがホーカー、発音似てますね。
長くなりましたが、つまりはホーカーズとは美味しい物を食べられる場所ってこと♪ イイネー(*^o^*)
中国系シンガポール料理もマレー系料理もプラナカン料理も! 今日も美味しいものを、しかもウェーチェンの友人おじさんのおごりでたくさんいただいてしまいました。本当にありがとうございます。勉強になる食にまつわる話も聞かせてくれ、本当にごちそうさまでした!
本日の旅
行動 :シンガポールショッピング、ホーカーズ
朝食 :カフェオレ/ウェーチェンのマンション
昼食 :トムヤンインスタントラーメン、ザーサイ/ウェーチェンのマンション
夕食 :オタ(魚すりみのチリ味ペースト)、ハウティエン(カキの卵とじ焼き)、キャロットケイク(大根餅の醤油炒め)、サテ(豚肉羊肉鶏肉の串焼き)、ケトゥパ(押しライス)、生玉ねぎ、生きゅうり、Mee goreng(ミーゴレン、小麦麺醤油ソース炒め)、Hokkien mee(ホッケンミー、小麦麺と米麺ブレンドのイカエビ炒め)、ヤンルータン(羊肉漢方スープ)、ンゴヒヤン(五香、豚肉内臓肉などの焼き春巻き)、デザート5種)/シンガポール島の食堂
宿泊 :ウェーチェンのマンション
旅情報
1ドル=70.2円
*シンガポールで日本の書籍を買う
オーチャードロードOrchard Rdにある紀伊国屋に行きました。文庫も漫画も雑誌もハードカバーもたくさんあってすごかった!全部ビニールがけされていて立ち読みはできません。日本製の文具も売られています。同名の地下鉄駅より徒歩3分。
http://www.kinokuniya.com.sg