2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
 旅して » 2人の世界旅 »旅日記 » スーダン »
 旅して » 旅紀行 »旅日記 » 世界旅» スーダン »
スーダン>2011年03月10日(Thu)
★スーダン行き船→ワディハルファ
:: 旅1400日め : 世界旅219ヶ国め : 和人245ヶ国め : あづさ225ヶ国め ::

■旅して1400日め
旅をしているときは、曜日感覚さえ失いがちです。だから旅して何日めに当たるのかなどは全く気にかからないのですが、今こうして日記をつけてみると、この日は無事に旅して1400日めを迎えた日のようです。この100日間を思い起こすと、次のようなことが印象に沸いてきます。

・世界旅211ヶ国目にして初めてあづさが「住める、住みたい」と思った国がシンガポールだった。学び多き良い体験をさせてくれたウェーチェンに感謝。
・ブータン10日間の旅は楽しみをめいっぱい濃縮する旅になったが、和人の入院は、決して忘れられない思い出でもある。
・ネパールで、チベット仏教の憧れを最大限に膨らませ、
・インドで、ヒンドゥー教と仏教の聖地をめぐり、
・インドで、カレー修行三昧にあけくれ、
・モルディブ、スリランカで南アジアの旅をいったん終えたあと、
・今、再びアフリカに戻ってきた。

アラブ/イスラム諸国の政変激しい中、エジプト・スーダン、そして今から向かうエリトリアは今のところ大丈夫。アフリカの大地の旅へ再びやってきた。ここに来たことで得られなくなった経験もあるとは思う。だからこそ、アフリカに来たからこそ得られる経験をたくさん作って、良い思い出と共にアフリカを経ちたい。私はそのためにアフリカに戻ってきたのだと思っています。

ちなみにアフリカの後どこに行くのかは、まだ決められずにいます。

だからこそ、次の100日後、どこにいるのか、とても楽しみです。
それはきっと帰国の頃。
きっと様々な人生像について、2人で未来を語り合っている頃でしょう。


■砂の国スーダンに上陸
ナイル河にアスワンダムやアスワンハイダムが出来たことで、ダムの上流には水が豊富に貯められることになった。そうしてできたのが、今船でスーダンへ向かっている、豊富な水を湛えたナセル湖です。ダムが出来ると水に沈むことになる遺跡「アブシンベル神殿」は、ダム建設に伴い移築されました。そしてこれが世界で最初の世界遺産として認定されたことは有名な話です。

ナセル湖クルーズとも言えるこの船から、朝6時の、朝焼けに真っ赤に染まる美しいアブシンベル大神殿とアブシンベル小神殿が見えました。

スーダンに着く前に、船内で旅行許可証手続きなどを済ませることができました。そうしてお昼頃私たちは無事にスーダンの最初の町、ワディハルファWadi Halfaに到着。

泊まることに決めた宿も、この雰囲気!

スーダン

暑い砂漠。イメージしていた通りの、砂のスーダン!
憧れていたスーダンに来たことで、今日から何日間に亘るかも分からない、スーダンの旅が、いよいよ始まります。

私たちはエリトリアビザも既に取っているので、エジプト→スーダンとやってきて、次はエリトリア。そこまでは決まっています。でもエリトリアのあと、他のアフリカに行くか、ヨーロッパに行くか中央アジアか、東アジアか、まだ道が分かりません。イスラム諸国の政変の連続もあり、季節要素も含めて、道が決められないでいます。

でも、過日の住民投票により決定したスーダン南北分裂を受け、「北スーダンも訪れたい!」との思いからはるばるやってきた、アフリカの長旅です。貴重な体験をできることと期待して、精一杯アフリカを楽しみたいです。


スーダンを旅するにあたり、面倒なことがあります。レジストレーション(外国人登録)です。そもそも観光ビザ代として100USドルも払って来ているのに、また100ポンド(約40US$)も取られてしまうのですから、スーダンを旅行するにはお金がかかるということです。レジストレーションは入国後72時間以内に完了させなければならない規約で、それを利用して、アスワンAswanからここまで同行していた韓国人リュウ君は、「72時間以内にエチオピアへ抜ける」と言ってレジストレーションはしていませんでした。そういう旅行者が結構いるらしいことは知っています。

でも、私たちにその選択肢はない。アフリカを旅したくてアフリカに来ているのだから。

レジスト終了後は、ワディハルファの町を歩きました。砂の国スーダンの、これが最初の観光です。でもワディハルファは町と言うのも難しいほど、何もないところです。明日は朝から移動を開始して、スーダンらしい町へ向けて移動する予定。
本日の旅
行動 :ワディハルファ上陸、スーダン入国、ワディハルファ観光
朝食 :オレンジ、紅茶/船の中
昼食 :アエシ(パン)、ファスーリャ(インゲン豆のトマト煮)、ウェイカ(乾燥オクラのトマト煮)、ダマー(玉ねぎのトマト煮)、タマティム(トマトサラダ)/ワディハルファの食堂
夕食 :フール(煮豆)、タマティム、バサル(生玉ねぎ)、アエシ/ワディハルファの食堂
宿泊 :フンドゥークアシュラフ Ashraf Hotel
関連ページ
行程 行程  お金 お金  写真 写真  お宿 お宿  ご飯 ご飯  ≫2人の世界旅トップ
旅情報
1エジプトポンド=14.5円
1スーダンポンド=30.1円

*スーダンのレジストレーション
ワディハルファから入国したら、通常はワディハルファでレジストレーションを行う。入国後72時間以内に行う規則なので首都ハルツームに行ってからのレジストでも構わないが、小規模の町でやっておいたほうが、オフィス探しも煩雑にならずよいと思う。所要114スーダンディナール、1時間程度で終了。約3000~4000円となるレジストレーション代を払いたくないために72時間以内にエチオピアへ出国する人も少なくない。その場合はレジストしなくても違法にならない。