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■ワディハルファからスーダン南下
朝7時にバスターミナルへ行きましたが、あるのはほとんどが首都ハルツームKhartoumへ向かうバスばかり。私たちの今日の目的地はドンゴラDongolaです。ハルツーム行きバスに乗ってドンゴラで途中下車すると、ドンゴラ行きのバスよりも値段が高くなるので、乗るバスを決めないでいました。
砂漠の国の朝は冷え込みますね。でも流石は熱い紅茶を飲む文化があるアラブ圏。早朝からバスターミナルの敷地内にはおばさんたちの出す茶屋が賑わっています。ドンゴラ行きのバスはないかと待っていたら、あるおじさんはスーダン朝食定番のドーナツを、茶屋のおばさんは熱い紅茶を、別のおじさんはおかわり用の紅茶を、みんな親切すぎるくらいにごちそうしてくれるのです。
この、人の優しさが、旅人にスーダンが人気である大きな理由です。「人の優しさ」に出会うには、忙しい旅をしていてはダメね。自分たちもそこにゆっくりいないとね。
さあ! ドンゴラへ行く10人乗りのミニバスが見つかりました。もう11時近いけれど、ドンゴラまではそう時間がかからないので大丈夫。私たち2人以外は、全員スーダンアラブの衣装である白いガラベーヤを来ているおじさんたちばかりで、見ていて本当にかっこいいです。
上の写真は途中のファルカという砂漠の町でのランチ休憩です。砂漠を突っ切るように南北に真っ直ぐ伸びる道がかっこいい。片側には砂漠が広がり、もう片側にはオアシスの村風景が広がる、素敵なところです。テント式の小さな食堂で、「何を食べようかなー、何があるかなー」と悩んでいると、おじさんたちが招いてくれ、私たちにアエシ(スーダンのパン)やおかずをどんどんと分けてくれました。次の休憩地点ではジャバナ(コーヒー)をふるまってくれます。更にドンゴラに着くとき、私たちは「アルロードホテル」というところへ行こう思っていることを伝えると、おじさんたちは勝手にラクシャ(自動三輪車タクシー)を呼んでお金を出して私たちをラクシャに押し込むの! 今日出会ったおじさんたちが格別に優しいのかもしれないのですが、今日の7時間の移動だけで、スーダンの人の良さを、またいっぱい実感してしまったのでした。
ちなみに、「ドンゴラの町に住むおじさんたちが格別に優しい」のは、ある程度本当だと思います。私たちは後日首都ハルツームへ行きますが、首都の人はこのような優しさを見せなかった。
やっぱり田舎町はいいですね。
人が素朴で優しくて、すがすがしく旅が出来るから、好きです。
今日の総勢10人のミニバス移動は、スーダンの出だし好調!とばかりに良い思い出となりました。
本日の旅
行動 :ワディハルファからドンゴラへ移動
朝食 :ゼラビア(揚げパン)、カフェ(コーヒー)/ワディハルファの路上ごはん屋
昼食 :ベール(卵焼き)、タマティム(トマトサラダ)、アドゥス(レンズマメポタージュ)、アエシ(パン)/ファルカの食堂
夕食 :アエシ、フール(煮豆)/ドンゴラの食堂
宿泊 :フンドゥークアルロード Al Load Hotel
旅情報
1ポンド=30.1円
*ワディハルファからドンゴラへの移動
私たちはドンゴラ直行のミニバスを使った。1人50ポンド、所要7時間。途中食事休憩あり。ドンゴラのスークシャビーバスターミナルに到着する。