:: 旅1411日め : 世界旅219ヶ国め : 和人245ヶ国め : あづさ225ヶ国め ::
■スーダンの東の果て
「勝負の国境の前に、素晴らしい町に出会った。」
カッサラKassalaは、エキゾチックで素晴らしい町。朝ごはんを食べようと宿の外に出ると、広大な市場の一角に宿があるだけに、商店や、商品を路上に並べて売る人々の連続にぶつかります。そこで売られているものをみて、あづさは「わー、アフリカっぽーい!」と喜び、和人も「なんだか西アフリカに来ているみたいだ」と言います。どうも私たちの言う「アフリカっぽさ」とは、やはり「ブラックアフリカ」を連想するものであり、エジプトやスーダンなどアラブ圏らしいアラブ圏とは違う雰囲気をここで感じていました。
聞けばカッサラはハウサ族も多く居住する町とのこと、これで納得です。私たちはナイジェリアやニジェールなど(いずれも西アフリカ)でハウサ族の地域を旅してきました。商業に長け、交易に長けるハウサ族は、ナイジェリア・ニジェール方面からサウジアラビアまでをつなぐ民。彼らが、私たちに西アフリカを髣髴とさせるような物品を運び入れ、今のカッサラの町を作っているのかもしれません。
さて、相談した結果、今日はカトゥミヤKhatmiyaを観光することにしました。カッサラのシンボルマークのようなかっこいい山「トティーToteel山」へ登ってきました。
一枚岩のような山に登ると眼下には伝統集落が土壌に生えるきのこのように小さく見え、更に果てしなくアフリカの平原が広がります。山の麓にある土のモスクは素晴らしくかっこいい。巡礼の聖地であるようです。
カッサラに戻って、昨日コーヒーをごちそうしてくれたタハ兄さんの店を訪ねました。
エキゾチックなこの町にいる数々の民族について教わったこと:
主要民族は「バラアーメル族」。
その他、ラクダ飼いの民「アラシャイダ族」、こめかみに切り傷をつける「ビレン族」、頬に傷をつける「ビジャ族」。ビジャ族とは「バナーメル族」と「ハダンダワ族」を総じて指す。そして交易の民「ハウサ族」。
こういうのを教えてもらうと、この町に住まう人々と触れ合っていくのが、一層楽しみになっていきます。
本日の旅
行動 :カッサラ観光
朝食 :アエシ(パン)、カンモニア(内臓トマト煮)、アダス(豆ポタージュ)/カッサラの食堂
昼食 :フール(煮豆)、アエシ/カッサラの食堂
夕食 :フール、タマーティム(トマトサラダ)、バサル(玉ねぎ)、アエシ/カッサラの食堂
宿泊 :フンドゥークダルフール
旅情報
1ポンド=30.1円
*カトゥミヤの山登り
カッサラのアルモーガフアーンバスターミナルからミニバスで0.6ポンド、20分でカトゥミヤの村に着く。山はすぐそこにある。入場料0.5ポンド。少々値段は高いがドリンクや軽食を食べるところも幾つかある。