2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
 旅して » 2人の世界旅 »旅日記 » スリナム »
 旅して » 旅紀行 »旅日記 » 世界旅» スリナム »
スリナム>2009年11月26日(Thu)
パラマリボ
:: 旅931日め : 世界旅168国め : 和人235ヶ国め : あづさ184ヶ国め ::

■ここはアジア? パラマリボ
昨夜遅くに南米に入りました。玄関口に選んだのはスリナムの首都パラマリボParamariboです。空港で目覚める朝。まずやることはスリナムドルを手に入れることです。でも空港のATMはビザカードが使えず、空港からしばらく歩いたところで商店に両替をお願いしても難しい。そう、ここはオランダ語が公用語、そしてタキタキ語というローカル言語が使われる国なので、英語やスペイン語が通じにくいんです。

やっと、その商店の前に停車していたタクシー運転手(英語が話せます)にお願いして、手持ちのUSドルをスリナムドルに替えることができました。

空港からパラマリボの市街地へは50kmも離れています。ずっとバス停でバスが来るのを待っていましたが、なかなかバスは来ません。ヒッチハイクに応じてくれたおじさんはパラマリボ生まれパラマリボ育ちの生粋のパラマリボ人、英語も上手ですしいい人でした。パラマリボはガイドブックに載っている宿代が安くないのですが、おじさんは自宅近所の安いゲストハウスに連れて行ってくれました。

本当なら、できるだけ早くブラジルビザの申請にとりかかりたいんですけど、両替に苦労し、空港から街が遠いことから、宿に荷物を置いたのが12時前となってしまったのでは、今日ブラジル大使館へ行くのは無理そうです。

ゲストハウスの近くにある中国人経営の衣料品店で再びUSドルをスリナムドルに両替してもらいました。パラマリボでは中国人商店で両替すると良いレートでスリナムドルを手に入れられるのです。

さあ、パラマリボの街観光にでかけましょう♪

パラマリボはスリナムの海の玄関口。南米の北海岸のスリナム川河口に位置しています。ほぼ3世紀にわたってオランダに支配され、その歴史の中でオランダ人は街の区画整理のための運河を建設しました。見たところ、その運河は、用水路がちょっと大きくなったような? 街の規模に比して全然映えないものですが、運河のある橋のところには、ユネスコの世界遺産の札が掲げられていました。この札が、「ここから内側が世界遺産登録地域」というしるしです。

オランダ人が発展させた街の景観も素敵です。家の基礎部分や屋根は赤が多いのですが、建材には白と黒が多様されていて、モノトーンの落ち着いた街に見えます。もちろん再建なり再塗装された建物が多いのですが、中心地から少し住宅地のほうに離れると、ペンキのすこしはげたような、赴きある古いモノトーン家屋も多く残っています。

スリナム

マルクト(市場)も活気があります。スリナム川のほとりではおじさんたちがビールを飲んでいる光景がよく見られます。私たちも、歩いて疲れたので、地元産ビール1Lビンを注文しました♪

街の中心部はショップがずらりと並ぶのですが、驚くほど、そのショップは中国人の店だらけ! サンドイッチ屋も中国人、レストランも中国人、雑貨屋や衣料品店、ブランドショップ、宝飾店・・・見れば見るほど中国人だらけです。それに匹敵するくらい、ジャワ人(インドネシア系住人)も多く、ここは、見事に、アジア。だって歩いていて私たち浮かないもん。歩いていて「チャイナー!」って冷やかしの声、かけられないもん!

まだスリナム実質初日ですから、まだあまりこの国のことは分かりませんが、とりあえず、スリナムの食の入門編として、しっかりとインドネシア料理は押さえておきました!(^_^)V
本日の旅
行動 :パラマリボ観光
朝食 :なし(忙しかった)
昼食 :Bamie(バミ、太黄色麺炒め、鶏の甘辛煮とインゲンソテー乗せ)、Nasie(ナシ、にんにく醤油風味旨焼き飯、鶏甘辛煮とインゲンソテー甘酢きゅうり揚げバナナ乗せ)/パラマリボの食堂
夕食 :にんにく入りチキンコンソメスープ、ラム酒ストレート、ミルクティー/宿
宿泊 :ゲストハウスサライシャGuest house SARAISHA
関連ページ
行程 行程  お金 お金  写真 写真  お宿 お宿  ご飯 ご飯  ≫2人の世界旅トップ
旅情報
1スリナムドル=34.1円

*スリナムでの両替
両替商で1ドルを2.7~2.75スリナムドルで両替している中、中国人商店では、1ドルを2.85スリナムドルで両替してくれる。複数箇所で両替したが、結構簡単に2.85を提示してくれた。なお、私たちが見たATMはすべてマスターカードのみ受付、ビザカードは使えなかった。