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■月が乙女を引き付けた
「憧れのシギリヤSigiriyaへ」
あづさは東京で働いていた頃から、スリランカへ行くことは旅先の視野に入っていて、旅の資料などを見ては「シギリヤの壁画の美しさ」に魅了されていました。海外旅行好きの友人がこぞってスリランカに行っては「シギリヤ良かったわ~」と言うもので、あづさも絶対そこは行かなければと心膨らませていたものです。
シギリヤ。
聳え立つ岩山の上に、かつて王の都がありました。王宮は1500年も前になくなり、岩山は森の中で眠っていた。そして近世になり驚くほど美しい壁画が発見され、今は多くの観光客を魅了する地となっています。
朝から長引く雨で外出できませんでしたが、やっと昼になり、雨が収まりました。厚い雲が依然空を覆っていますがそれでもシギリヤに行くべく -何が私を引き付けるのだか- バスに乗りました。小雨が降る、あまりコンディションの良くない観光ですが、岩山を目指し、登っていくと、屋根つき螺旋階段に出ます。その階段を登ったところでその壁画が目に飛び込んで、それまでの苦労など一瞬で吹き飛んでしまいました。
ただ絵があるだけではない
地上遥か高い「天空の壁」に
今もつやつやした美しさを湛える壁画があることに
心を奪われてしまった
「フレスコ画」という技法。その名は「フレッシュ(新鮮)」と語源が同じです。描かれた絵が新鮮なうちに漆喰で表面を覆って、色合いが新鮮なままに長期保存できるようにしたものを指します。オレンジ色や水色、緑色、赤など、鮮やかな色が1500年も残っているだなんて、驚愕に値します。まるで天女のような、流れる指先1つの美しさまでが、感動を与えてくれます。
シギリヤに来て良かった。心から大満足しました。その思いから王宮などは「ついでの観光」となるわけですが、階段を登って岩山の頂上に出ると、王宮が遺跡となって残っている場所に到達することができます。
今も目をつむるとその美しい絵が目に浮かぶ。
月が乙女を引き付け、空に面した岩の壁は、私を引き付けた。
本日の旅
行動 :シギリヤ観光
朝食 :パティス(じゃがいもカレーを小麦粉の皮に包んで揚げたもの)、エラワルロティ(野菜炒めを小麦粉の皮に包んで三角包みにして焼いたもの)、マールバニス(魚と野菜のカレー入り丸パン)、ロールズ(じゃがいも野菜カレー入り小麦粉の皮春巻き風揚げ)、キリッテ(ミルクティー)/ダンブッラのカフェ
昼食 :なし(朝昼合同)
夕食 :ポルサンボル(ココナッツ削りのチリ炒め)、コトゥロティ(刻み小麦粉の皮焼きを使って焼き飯風調理)、ククルマスホディ(チキンカレーの汁部分)、バット(ごはん)、リース(ねぎカレー)、アンナーシサラドゥ(パイナップル玉ねぎにんじん唐辛子サラダ)/ダンブッラの食堂
宿泊 :スジャータロッジSUJATHA LODGE
旅情報
1ルピー=0.76円
*シギリヤへの行き方
ダンブッラからバスで25ルピー、1時間弱。入場料は25USドルまたは2825ルピー。他の観光地との共通入場券は50USドル。