:: 旅334日め : 世界旅60ヶ国め : 和人214ヶ国め : あづさ81ヶ国め ::
■火曜日の移動
今日は火曜日です。ガボンのリーブルビルLibrevilleからサントメプリンシペ行きの船は、木曜日か金曜日に出るという船会社の話だったので、今日できればガボンまで行き、明日リーブルビルでチケットを購入したいと思っています。
バタで乗り合いバスを見つけたとき、バス会社の人に「右もアフリカ人、左もアフリカ人にして、君たちは中央に座りなさい、ポリスに見つかりにくいようにしなさい」とアドバイスをくれました。実際そのようにしたのですが、黒人の中の日本人が目立たないわけはなく(苦笑)、検問のときはやっぱり声をかけられてしまいます。それでもバタから南下する道は、これまでの赤道ギニアと違って、少ぅし、検問は楽に思えました。
バスは新しい道を走っていきます。小さな村をつなぐよう、新しく土壌を整備していました。まだ舗装されていない未完成の道なのですが、それはすなわち地図にない道ということで、今どんなところを走っているのだろうとわくわくします。
途中ンザンガムNsanguam村でポリスチェックがあり、ここの賄賂要求はしつこかったのですが、和人が頑張ってくれてなんとかクリア。
午後3時前に、バスは終点のアカライヨンAcalayongに到着しました。
「出国スタンプくださーい」と、イミグレポリスをたずねる私たち。
「今はここじゃないよ」と、一蹴する回答。
・・・ガーン・・・
ちなみにここは、大河の河口で湾がへこんでいるところで、北側の岸(赤道ギニア側)にはアカライヨンとコゴCogoという港町、南側の岸(ガボン側)にはココビーチCocobeachという港町があります。現在では、アカライヨン→ココビーチの船が廃止されているので、アカライヨン→コゴ(出国手続き)→ココビーチというように、船を2回乗らないとガボンにいけないのだそうです。
コゴには、丸木舟にモーターをつけただけのもので移動するのだそうです。写真は、出入国手続き所としてのかつての賑わいを失った、ひなびたアカライヨン村です。
20分の船旅は楽しかったのですが、コゴに着いたら、もう今日はココビーチへの船は出ないと言われ・・・まいったなぁ、今日も赤道ギニアから脱出できませんでした。
泊まった宿は、海に面したバーレストランの一室です。海から突き出る柱が部屋を支えるのですから、部屋の窓から眼下を見ると海。まさに水上コテージといったお部屋でした。オンボロ宿なので、優雅な気分にはなれませんが、それでも海の上に泊まるというのは、風も気持ちよくてよいものです(*^-^*)
明日は、朝からポリスに行って出国手続きをしよう。
戦いに勝って、明日こそガボンに戻ろう。
本日の旅
行動 :バタからコゴへ移動、コゴ観光
朝食 :ウイニー(米粉をお湯に溶いてダマダマにしたもの、レモンと砂糖入り)/中央市場、ヨカ(マニオクをもち状にして葉で包んだもの)、アボカド、黒オリーブ、/宿
昼食 :カルネ(大きな骨付き肉の煮込み)、パン/ンザンガムの食堂
夕食 :コティース(豚リブとイモの葉の煮込み)、ヨカ、パン/宿のレストラン
宿泊 :オテルバーレスタウランテブエナエストレーリアHotel Bar Reataurante Buena Estrella
旅情報
1セーファーフラン=0.25円
*ガボンのココビーチへの出国
ガイドブックには、アカライヨンからココビーチ、コゴからココビーチへ船が出ていると記載されているが、現在では前者は廃止されている。つまり、バタからガボンに抜ける場合は、アカライヨン行きのバスに乗る必要がない。バタからコゴへの直行バスもあるので、こちらをおすすめする。