2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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ソマリア>2009年01月01日(Thu)
前日ハルゲイサ
翌日ハルゲイサ
ハルゲイサ
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■元旦
あけましておめでとうございます。新サイトとして駆け始めて2年が経ち、2人の世界旅を始めてからまもなく20ヶ月が経ちます。今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

今いるソマリアの次は、陸路で国境を越えてジブチへ行く予定です。ジブチではその次のエリトリアのビザを取る予定ですが、エリトリアビザは、不思議なことに、何曜日に申請しても受け取りは水曜日というシステムなのだそうです(水日という情報もあるけど詳細は行ってみないと分かりません)。つまり、あまり早く行く必要もないので、私たちは火曜日にビザ申請し水曜に受け取るように日程を考えてみました。そうすると、ここハルゲイサHargeisaでお正月の三が日を過ごせることになりました。

今日は元旦ですが、街を歩いても、いたって皆さん普通に過ごしています。でもソマリアにお正月の意識がないわけではないようです。昨夜宿の主人が「日付が変わったらニューイヤーダンスを踊りにいくんだ」なんて話をしてくれたくらいですから。ちなみにニューイヤーダンスがどのようなものかは、知ることができませんでした。昨夜は停電していたから、ダンスの音楽さえ聞こえてきませんでした(^^ゞ

今日は、ハルゲイサ市街地から離れるように歩いてみることにしました。枯れ川を越え、民家街へ。

前の日記にも書きましたが、ソマリ人はとても友好的で、私たち外国人に“興味津々”といった感じで声をかけてきます。民家街を歩いていると、老若男女、皆が、私たちの歩く後ろを着いてきて、次第にその数は増し・・・、まるでハーメルーンの笛吹き状態ですね。人が悪くないので良いのですが、流石に2人でのんびりと散策したいから、着いてきた人を“撒く”のは、ちょっと大変でした(笑)

人々から離れるのに使ったのは、「シャ屋」です。シャは日本語の茶と語源が一緒。ソマリアのシャは、「シャアディス」と呼ばれる甘いミルクティーが一般的です。でもシャ屋にしても食堂にしても、外で飲食をするのは、実に男性ばかりです。シャ屋は昼間の男性の社交場なのだと思います。シャを飲まずに、水だけ飲んで、周囲の客と話をする人も多いからです。

道を歩いていると、ソマリ人の伝統住居も見かけることができます。家を興味深そうに見ていたら、家の柵の中に入れてくれる人もいました。屋根の上に土を乗せて雑草を生やすのは、夏は涼しく冬は暖かくという知恵なのでしょうか。

写真は、ソマリランドの地図を握る力強い手のモニュメントです。ソマリランド独立という住民の悲願が伝わってきそうな感じがしませんか?

モニュメント

今日はお正月なので、散策もそこそこにして、明るいうちに宿に戻りました。急がず慌てずゆっくりと過ごしました。
本日の旅
行動 :ハルゲイサ観光、お正月
朝食 :ホダラ(トマト玉ねぎレタスゆでにんじんのサラダ)、ローリ(バゲットパン)、フル(つぶし豆ペーストの煮込みに油をかけたもの)、スカール(じゃがいもとひき肉のソテーキャベツトマト玉ねぎ入り)、シャアディス(ミルクティー)/ハルゲイサの食堂
昼食 :なし(おなかいっぱい)
夕食 :ローリ(バゲットパン)、バスト(ひき肉野菜トマトソーススパゲティー)、ステーキ(ラクダ肉の旨みいっぱい紙ステーキ)、マラック(肉のゆで汁スープ)、ホダラ(サラダ)、ベール(レバーと玉ねぎのソテー)、フライドポテト、/ハルゲイサの食堂
宿泊 :カウニーンレストハウスKawniin Resthouse

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旅情報
1シリング=0.0164円

*ハルゲイサでの女性の外出
イスラムの国なので、女性は肌を出さないというのが基本ですが、宿の人に話を聞くところでは、腕や髪が出ていてもそんなに気にならないけど、足は出さないほうがいいという話でした。観光に出るなら、長ズボンもしくはくるぶし丈スカートは必須です。もちろん肩が出る服も避けましょう。
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