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■大晦日
今日は大晦日です。ソマリアのハルゲイサHargeisaは暑すぎず、寒くなく、過ごしやすい温暖な気候です。
朝起きたら和人がPCのコンセントを改造してくれていました。ケニアで買ったPCアダプターのミッキーマウス型(3ピン)の差し込み口を、日本風にメガネ型(2ピン)にしてくれたら、とても使いやすそうになりましたよ。
今日も歳末大洗濯の続きを始めました。今日の取り掛かりは2人分のくつ。そして、さあ今から大物バックパックかぁーと、よっしゃ気合を入れたところで・・・あらら・・・街は断水です。聞くと、水不足による計画断水なのだそうです。予定の時間どおり15時には水道から水が出てきました。遅くなってしまったけれど、夕方から大洗濯再開です。
今日は大晦日。気のせいか、街の兵士の配置も、昨日までよりすこぅし、多いような気がします。こうして軍が街を守っているのは、ハルゲイサらしい側面と思います。
あづさは夕方になってスーパーマーケットに行き、カッペリーニとお醤油を買いました。カッペリーニはイタリア料理店では冷製パスタを作るために使われる、3分ゆでの、細い細いスパゲティーです。ちょっと長くゆでると、丁度おそばくらいの太さになるんです。マダガスカルでユージくん(仮称)がくれた「ほんだし」を使って、今日は年越しそばを作りましょう。ちなみにユージくんは、マダガスカルのあとドイツのデュッセルドルフDusseldorfへ渡航しています。そう、ドイツの旅日記(≫
こちら)にも書きましたが、デュッセルドルフは日系企業や日本食屋がとても多いところなので、彼も今頃本格的年越しそばを食べているかもね(*^.^*)
しかしながらソマリアでは和の味を作るのも一苦労です。宿にはキッチンがないので、宿のおにーさんに炭を買ってきてもらってベランダで火を起こしました。カッペリーニは薄い醤油の中でゆでて和の風味を麺にしみこませます。汁はかつおだしと醤油をきちんと利かせての、お蕎麦やさん風の濃さを目指します。
やっぱりかつおぶしの風味は美味しいですね。ハルゲイサではスーパーで生鮮を売っていないので、ネギも手に入りませんでしが、一年の締めくくりに、美味しい年越しそば。それなりの情緒を作れたかなと思います。
写真は、ソマリアはハルゲイサの夜景です。宿の屋上から見た光景です。
寝る前に、部屋の片付けをし、今年の反省点や来年の抱負を語り合い、大晦日らしく過ごしました。
これを読んでくれた方に、今年1年の御礼と、来年もどうぞ宜しくとの想いを、ここに記載しておきます。本当にありがとうございました。
本日の旅
行動 :ハルゲイサ観光、歳末いろいろ
朝食 :スカール(じゃがいもとひき肉のソテーキャベツトマト玉ねぎ入り)、ローチ(ちぎったバゲットパンに甘いストレートティーと油をかけてしみこませたもの)、シャアディス(ミルクティー)/ハルゲイサの食堂
昼食 :バスト(スパゲティー)、スーゴ(じゃがいも入り肉どろどろソース)、ホダラ(トマト玉ねぎゆでにんじん輪切り青唐辛子のサラダ)/ハルゲイサの食堂
夕食 :年越しそば(カッペリーニ、ほんだし、醤油で作った)/ハルゲイサの食堂
宿泊 :カウニーンレストハウスKawniin Resthouse
旅情報
1シリング=0.0164円
*ハルゲイサの水事情
水の供給が追いついていないようで、政府がしばしば計画断水を行っていると聞いた。私たちの滞在時は、長いときで丸2日も水が出ないときがあった。水質は悪くないので、宿にいるときは積極的にボトルに水をためるなどしておくとよいと思う。